お髭が気になります。
見た瞬間に閃いたよ。俺。
この人、絶対あれだ。画家。
ちょこーんと頭に乗ったベレー帽。鼻の下には・・・・。
ダリも真っ青!カイゼル髭。毛先がくるんと渦を巻く。
一昔前の画家って、イメージがぴたりとくるよ。
答えは?
「私は・・・。」
うん、うん。
「私は、Webプロデューサーなんです!!」
うっそ。マジで?
アナクロな顔して、デジ人間でしたか(吃驚)!!
いや、バカにしてる訳じゃないけどさ、何故にベレー帽?
もっとさ、憧れさせて?
まあ、それはいいとして、なんで自殺?
「私は・・・」
ダリおっさんは、悔しそうな顔して言い募ろうとしていた。
・・・のに、黒子がね。
「お髭が気になりますね。引っ張ってみましょうか?」
とか言うからさ。思わず、やりたいと思っちゃったよ。
巻き毛の髭の毛の先に黒子が手を伸ばす。(おっさんには見えてない。)
「私には・・・」
おっさんの話は、そっちのけ。
そーーーーっと、引っ張る。
髭が伸びきったところで、手を離す!!
くるん。
紙笛ばりに、くるんと戻る。
ひぃやぁあああ。おもしろーーーい。
黒子、も一回!!
黒子が髭先を摘む。引っ張る。そして・・・離す。
くるん。
ぶは。勢いよく丸まり過ぎて、さっきよりひと巻き多いよ。
けらけら笑ってたら、じとーっと睨まれちゃった。
(髭引っ張られてんのも気付いてない。)
あ、ごめん。
「ま、ああ、ええーーと・・・、続きをどうぞ?」
気を取り直して、話しだすダリおっさん。
「私は、結婚がしたいんです!!!!!!」
ん、すれば?
「私は、こう言っちゃなんですが、金は腐るほど持ってるんですよ。」
腐ってしまえばいい。(結構マジ。)
「なのに、モテないなんて~!!」
んーーー、とりあえず、ダリ髭止めたら?つでに如何にも画家風のワインレッドのベレー帽も。
「私、考えて、努力したんですよ。」
お、そうかい。いい事だよね。
で?なにを?
「キャバクラに連日通いまっくたんですよ!!」
・・・・努力なのか?それは。
「なのに、レイナちゃんに結婚申し込んだのに、鼻で笑われたんですよ!!!
一千万もつぎ込んだのに!!私は、騙されたんだ!あんなに優しく微笑んでくれてたのに!!」
・・・・うん、接客だしね。
ああ、ダリおっさん、よくいる勘違いしちゃった系ね。(残念だね。)
「あらぁ、騙されちゃったんですねぇ。悪女ですねぇ~。」
おこちゃまには、難しいよね。そこんトコロ。
だから、自分で考えて?
入れ込むのもいいけど、程々にね?
んじゃま、ウチのホスト・・・もとい、死神さんを紹介するよ。
優しいよ?たぶん。




