拗ねちゃってますね。
ワイのワイので一週間。
ロンドンで過ごした日々は・・・半分、忘れたい。
ユラユラ軍団、置いてきたかったよ。マジで。
御一行は、チョーご機嫌。
父母は、すっかり騙され黒子に俺を任せたよ。
目を覚ませ。俺の親!!
「私に任せてくださいよぉ~。」
なんて、黒子め、あんまし調子に乗ってんなよ?
なにはともあれ、無事帰国。
まあ、帰りの飛行機もアレでしたが・・・。
ガチャリ。
と、久々にマンションの玄関を開ける。
すると、上がり框にちょこーーーんと座る、コン発見!
危ないぞ?間違って、踏んじゃいそうよ?
しかし、まあ、ちょこんと座るその姿。
可愛いな。お前。
にへらと頬を緩ませつつ、俺はコンに話しかける。
「コン!ただいま。お出迎え?」
って、あれ?なんかほっぺが膨らんでる?
おい、コン?と、つんつんしてみるが、プイッとそっぽを向かれてしまう。
・・・これはもしや。
「あらぁ、拗ねちゃってますねぇ。」
ああ、やっぱりか。
いや、でもポロっとあっちに落ちてくりゃ良かったんじゃん?
「あ~、ごめんね?コン。」
「・・・。」
んーー。じゃあ、奥の手だ!
「油揚げ好きなだけ買ってやるから、な?」
これでどーだ!!狐(もどきだけど。)には、油揚げ!!
「許す。」
あ、好きなんだ。油揚げ。
ひとまず、良かった・・・のか?
何故に俺が、気を使わにゃならんのよ。
油揚げでご機嫌直したコンを肩に乗せ、リビングへ向かう。
はふぅ。
と、ソファーに座って、一休み・・・のはずが。
「奥ゆかしい君にピッタリの部屋だね。」
ふわりと薔薇の香りとともに、阿呆な声が聞こえてきた。
気のせいだ。うん。きっと、俺疲れてるんだよね?
「どうしたんだい?」
うはーーーーー。気のせいじゃねぇ。
なんで、お前が憑いて来た!?
「離れがたくて、憑いてきちゃった。」
・・・。
黒子、消滅れ。




