日本語で話しなさい。
ぶらりと夜のロンドンを散歩する事になった、俺とユラユラ軍団(メンドイから纏める)。
「いい夜ですねぇ。」
いや?曇って暗いけど?
「こんな夜には、何かが起こりそうですねぇ。」
なんつー怖い事言うんだよ。まったく!って、あれ?
「ちょっと、黒子!!あれ、あの人。」
俺は、橋の欄干に立つ人を見つけてしまったのだ。
「あれって、まさかのアレか!?」
「おやぁ、そうみたいですよ?行ってみましょうか。」
俺は、急いでその人に駆け寄る。
が、問題があった。
「黒子、どーしよ。英語話せないけど。」
大丈夫。と、頷くと黒子は・・・。
「そこのあなた、日本語で話しなさい!」
は?流石にその社長権限(社外も有効)での命令は、無理なんじゃ・・・。
「邪魔しないでください。」
うそぉん。日本語になったよ、あの人。しかも、丁寧!!
黒子の声、聞こえてないでしょ?
「さぁ、美樹ちゃん。特別出張で、お仕事しましょうねぇ〜。」
しゃーないな。と、いつもの説明(割愛)して、死神さん・・。
はた。と思い出す。
「死神さん、そこにいんじゃん。」
と、後ろを振り返りつつ指差す。
「この辺の担当死神さんを、呼ぶんですよぉ。」
いや。俺、この辺の死神さん知らねーし。
「いつもと同じで、大丈夫ですよ〜。たぶん。」
黒子、小さめに言った、たぶんも聞こえたからな?
無責任社長、黒子。流石だ。
えーい、どうにでもなれーばりに、呼んでみた。
「おーい。死神さぁーーん!」
うひょ。ロンドンの死神さんの勝ち〜。
キラキラ、プラス薔薇背負ってましたー。
ロン毛の金髪靡かせて、手にまで薔薇持ってるよ。
「君に出逢わせてくれた、神に感謝します。」
いや?たぶん神じゃなくて、黒子な?
そうじゃなくて、あんたキモイよ。俺の手を取るな。
「そんな事より、アレ。よろしく!」
って、事でとっととトンズラしたかったのに、死神ぃーずに止められた。
なんで?
理由は簡単。見たかったから。
・・・勝手に見てれば、いんじゃね?俺、いなくてもいんじゃね?
「まーまー、せっかくですから、見学していきましょうよ。」
社会見学の一環ですよぉ。後学のためにねぇ。と、黒子。
死神見学しても、参考になるとは思えない。いや、ならんだろ。
仕方なしに見学決定!
俺ら一同は、金キラ薔薇死神をちょっと離れて見学する事になった。




