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うそつき

作者: 蘭菊

作者病んでます。お気をつけて。

 どんなに努力したって、がんばったって、認めてくれないんじゃやっている価値なんてない。どうせ結果がすべて、結果がすべて。努力をみてるたって実際は何も見てない。自分がどんなに苦しんでいるか、自分がどんなに悲しんでいるか、親だって、先生だって、友達だって気づいてくれない。言わないから悪い? いえないんだからしょうがないじゃない。


 なんで自分がこんなにも苦しめられないといけないの? 自分だけが、自分だけが。

 何が世界平等だ。どこが平等なんだ。頭の悪い奴、運動の出来ない奴、手先が器用じゃない奴。金を持っていない奴、不幸しかない奴、愛情をもらったことのない奴。これが全部揃った奴を幸せと呼べるのか? 呼べるものなら呼んでみろ。罪を感じろ。不幸になれ。


 死にたい。――生きたい。

 

 苦しい、助けて、自分に価値なんてあるの? 自分に生きる権利なんてあるの?


 助けてくれるって言ったじゃん。最後まで味方って言ったじゃん。


 ……うそつき。

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