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058⚫️まるで古代神話’ガンダーラ’のような理想郷
「ほう・・・これは素晴らしい工夫だ。」
到着したアーレンたちの’とっておき’を前に、リョウマは感嘆の声を漏らした。
「我々の体系とは異なる知恵が詰まっている。見事なものだ。・・・して、長旅で疲れた皆さまの衣食住は、万全に整っているだろうな?」
「はっ。ただ、我が公国は質実剛健、質素勤勉、見かけより中身重視ですの、南の方々の目にどう映るか・・・。」
「構わん。見栄をはらず、心を尽くして饗せ。それが我らの流儀だ。」
「これはおもしろい!このボタン一つで灯りがともるぞ!」
「技術長、こっちは捻るだけで水が!」
「こうやると、お湯が出ます! アッチチ!」
「どうなってるんでしょうねえ?」
「おそらくだな・・・多分、こういう理屈で、ここをこうやってだな・・・。」
家族・親族たちは料理に夢中だが、
技術屋たちは食事も忘れ、設備に張り付いて議論を戦わせている。
ここでは、どんな夢も叶いそうだ。
新天地は、彼ら彼女らにとって解き明かすべき謎と、
新たな創造への興奮に満ちた、
まるで古代神話’ガンダーラ’のような、知的興奮の理想郷、ユートピアであった。




