能力のある世界で 異世界融合編
世界融合編
姿を認識できない何者かが本を読みながら話しかけてくる
?[皆さんこんにちは、早速ですが、質問をさせてもらいます。皆さんは秩序というものを知っているでしょうか 秩序もといルールとは、どの国どの村にもあり なくなることが絶対にないといえるほどのものです。
まぁ流石に皆さん知ってますよね。馬鹿にしすぎました。謝罪します すみません 話を戻して、もしそんな秩序が…ルールが…ほぼないような状態になったら?秩序が消えたら?あなたたちはどういう行動をしますか?
おっと自己紹介を忘れていましたね 私の名前は、そうですね うーん…ラスト・エンドとでも名乗っておきましょうか …………話を戻しましてきっと秩序が消えたらあなた達は、私が思いつかないようなことをやってのけるのでしょうね。人間の可能性は無限大ですからね。さてこの物語は、様々な世界が融合し能力 魔法 スキルなどの物が存在し様々なルールが混在し互いが互いを打ち消し合いルールが消えてしまった世界の物語です。そしてそんな世界で元凶を倒そうとする勇者たちの物語でもあります。…………話は変わりますがこの世界には能力があります。皆さんは能力を持っていませんからどういうものかわからないと思いますが例えば火を吐いたり空間を切り取ったりと普通の人間にはできないようなことができるようになる力のことです。
そんな世界でも魔法のような条件が揃っていれば誰でも使えるようなものはなかった。それなのにあの日そんな常識がぶち壊されてしまった
そしてあの日彼は、親友を失ってしまった
その後彼がどういう行動をするか気になるでしょう?
なら見てみましょうか…彼の物語を………]
[ふぅ今日も何事もなく大学が終わったな]
[家に帰ったら何しようか?]
死生ここで自己紹介をしよう。俺の名前は、死生 生きよ
ただの人間だ そんな事はいいんだ。俺の能力を教えようか 俺の能力は、コピー
なんでも八割の力をコピーできる。
そうまさしく最強だ
ただコピー出来るのは、六個までで二個まででしか同時使用は出来ない その代わり時間制限や使用条件はない
てか、なんで俺はこんな事を考えているんだ?
死生[ん?なんだあれ?]
彼の見た先には、自分の家の近くにある森のようなところに角の生えたウサギが入っていった
死生[見たことないウサギだったな 新種か? 追いかけてみるか]
追いかけた先に居たのは…
角の生えたウサギの大群とオークであった
死生[オ オーク!? な なんで? 異世界にいるような魔物が…誰かが能力で遊んでるのか? とりあえず逃げよう]
そう後ろに足を伸ばした瞬間
パキッ
後ろに合った木の枝を踏んでしまった
オーク[誰だ?]
喋るオークか
オーク[少し様子を見てくる]
まずい 走るか
能力 コピー 強化 速度 二
その瞬間とてつもない速さで死生はその場から消える
ここで能力 強化 の説明をしよう!
この能力の力は至極単純ありとあらゆる物を強化できるのだ
能力強化自体は強化できないぞそしてこの能力は死生が今コピーしている能力のうちの一つだ
死生[なんとか逃げれたか]
そう思ったとき上から風切り音が聞こえる
死生は上を向いた
オーク[逃げれると思うなよ小僧]
!?
上からオークが木を振りかぶり降ってきた
マズっ
能力 コピー 強化 身体 三
ギリギリで左に避ける
死生[危ねえ ギリギリだったぞ]
オーク[よく避けたな小僧 褒めてやろう それでお前はこれからどうする? 逃げるかそれとも戦うか?]
死生[その前に名前を聞いてもいいか? 最後に話す相手かもしれないしな]
そういう彼には、タラリと冷や汗が流れている
オーク[俺の名前か?俺の名前は、プエルコウス・レエクス これからよろしくな小僧 それでお前は結局戦うのか?]
死生[それはもちろん逃げるに決まってる 友人が心配なんでね]
死生がそういった瞬間死生は消えていた
プエルコウス[友が心配で…か デスキル本当にお前の目的は…未来は…あれでよかったのかよ…人類は、お前が思ってるほど腐っちゃいないぜ まだな]
死生[何が起こってるんだ? 至る所にさっきのオークみたいな魔物が居やがる これじゃ家にも帰れない まぁとりあえず今は友人が居る方向に向かってるけどあいつ全然動いてないな 大丈夫か? まぁこんなこともあろうかと友人にGPSを仕込んどいてよかったな]
彼は、走っている途中様々な魔物を見た さっきのようなオークからスケルトンにゾンビ ゴブリンもいた
ゴゴゴゴゴ
死生[うおっ地面から世界樹が生えてきやがった]
世界樹は高さ何万メートルもあると思えるほど大きかったそして世界樹が友人の所に行くための最短ルートを塞いでしまった
死生[どうしようか?遠回りしないといけなくなっちまった。 う〜ん もういいや電話して集合場所決めるか]
プルプルプル プルプルプルと、その時ちょうど友人の神ノ運命から電話がかかってきた
神ノ[よぉ死生 ニュースは見たか?]
死生[お前がニュースの話題を出すとはびっくりしたよ 正直どこぞの情報局を見るよりお前が自分で調べたほうが正しい情報がすぐわかるだろ]
神ノ[それはそうだが まぁそんなことは置いといてその様子だとお前ニュース見てないだろ 仕方ねぇな〜 俺がニュースの情報を教えてやるよ えぇとな この世界に俺等が俗に言う異世界の物や生物が来ちゃってるらしいんだよ まぁそれだけならまだ問題はねぇんだが魔法やスキルはもちろん ステータスボードなんかも来てしまってるらしいこのままじゃ世界は崩壊するかもしれない 一応勇者やエルフ何かの味方になりそうな奴らも着てるらしいがそれと比例して魔王や魔族も来ているらしい]
死生[それってまずくないか?てっそんなことより神ノはなんでその場から動いていないんだ?]
神ノ[ん?あぁ実はな 魔物の軍団に囲まれてるんだ。もしかしたら死ぬかもしれない]
死生[は? え ちょ ちょっと待ってろ今助けに行くからな]
神ノ[いや〜大丈夫だよ絶対にバレないから それに俺は強いからな ん? なんだ お前ら やめろ来るなやめろー]
死生[神ノ? 神ノ! くそ電話が切れた すぐ助けに行かなきゃ あのオークレベルが大量にいるとなったらさすがに神ノでも無理かもしれない 急げ俺]
能力 コピー 強化 速度 MAX十さらに能力 コピー 無操作 モード無効化]
その瞬間死生は、光速すら超えたスピードで走った
死生 間に合え 間に合え 間に合え!
死生[神ノ!]
グサッ
死生[神…ノ?]
そこには腹をいま貫かれた神ノの姿があった
死生[お…おい大丈夫か? 神ノ?]
神ノ[これで大丈夫だったら俺は、バケモンだよ死生]
死生[ま…まだ大丈夫だ 確かコピーで回復の能力があ…あれ おかしいな 使えない なんで…そんな… 死ぬのか神ノ? 俺が遅かったせいだ ごめん ごめん神ノ]
神ノ[おいおいそんな顔…すん…なよ はぁはぁ 俺まで悲しくなっちまう まぁもう俺の出る幕じゃ…グフ…ないってことだな 俺は先に天国にいるよ 達者でな 死生]
死生[そんな 嘘…だろ どうして 許さない許さない許さない許さない 誰だ 誰がこんな事をした絶対に許さない]
彼は、その時久しぶりに涙を流したそして俺は、その場に簡易的な墓を作ってやった
それから少しして
?[あなたが死生 生きよさんですか?]
死生[誰だ…俺は今お前と話してやれるほど情緒が安定してないぞ]
そう言いながら後ろを振り向くとそこには、神々しい光を放つ黒髪の女神がいた あと後ろにも9人くらいの神たちがいた
?[それは困りますね。私は、あなたに少しお願いがあってきたんですけど]
死生[断る 俺は、もう生きていたくない]
?[もしこの事件の首謀者を殺せると言ったら?]
死生[ホントか! 誰だ 一体誰がこんなことをしたんだ!]
?[この事件の首謀者は、デスキル・トゥ・コロンという男です。 今は、この世界で魔王をしていて異世界の生物やこの世界の住人を配下にしているとか そして物凄い力を持っているとか]
死生[……それで、そいつをどうしてほしいんだ?]
?[話が速くて助かります〜まぁその前に自己紹介をしましょうか そっちのほうが関わりやすくなりますしね コホン えぇ私の名前はヘカテ 異世界の女神です
それでですね〜 そのデスキル・トゥ・コロンを勇者みたいに倒して欲しいんです。]
死生[異世界の勇者様達がいるじゃないか そいつらに任せればいいんじゃないか?]
ヘカテ[それがですね もう何十もの世界の生物や物が来ているんですよ この世界に だから他の世界の魔王たちも来ているんですよ。さすがに勇者様たちだけじゃ厳しくてですね〜 だから協力して欲しいんですよ。お願いできますかね?]
死生[…………わかった 協力しよう]
ヘカテ[ありがとうございます死生様]
死生[それで一つ質問なんだが後ろにいる神たちは何者なんだ?]
ヘカテ[あぁ彼ら彼女たちは私と死生様とは違う世界の神です ほらさっき言ったじゃないですか もう何十と異世界が来ているってそれですよそれ]
死生[なるほど それにしても能力だけで魔王達というより魔王軍を倒せとは言わないよな 能力だけだと流石にきついぞ?]
ヘカテ[まぁそうですね 別世界の魔王達は、魔王同士で協力しようとしてますし流石に能力だけだと厳しいと思うので加護を与えようと思います]
死生[加護?]
ヘカテ[はい 加護です私たち十人の女神の加護をあなたに与えようと思います。ラッキーですね 普通一個もらえるのも奇跡レベルなのに]
死生[そうかい ありがたくもらうよ それで加護をもらうにはどうすればいいんだ?]
ヘカテ[私達の名前を知っていればOKです。それじゃあ私以外の神の自己紹介をえぇと右の子から]
?[はい!私はアルレシアです。目と髪が緑色なのでそれで覚えてもらえれば]
ヘカテ[それじゃあ次!]
?[私はフレンダと申します 頭に鳥と花があるのでそれで覚えてくれればと思います]
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死生[えぇと右からアルレシア フレンダ レシナ フレッド ゼレッド モンドス プロディトラ キスデル フロスか よろしくな それで俺はどんな加護がもらえるんだ]
ヘカテ[まぁそれはもらってからのお楽しみということで それではもう渡したので 良き人生を〜 あと今ここにいない他の神々にもあったらよろしく伝えといてください]
そう言いながらヘカテ達は、天に飛んでいったと思ったらヘカテが戻ってきた
ヘカテ[あっそうそう 絶対にこのあとすぐにここに来てください]
そう言い紙に書かれた地図を渡してきた
死生[これは?]
ヘカテ[まぁ行ってみればわかりますそれでは]
ヘカテは飛んでいった
死生[行ってみるか 能力 速度強化 五]
しゅん
走って数分
死生[それにしても酷い有様だな 死体だらけだ 俺は、神ノの仕事の関係で死体は見慣れているけど普通の人だったらだいぶきついぞ]
それからさらに数分後
死生[ここか それにしても異世界にあるお城っぽいな〜 あっ!衛兵がいる。話しかけてみるか あの〜ここに来てと女神様に言われてきたんですけど]
衛兵[あぁ!あなたがが聖女様が言っていた どうぞこちらに]
死生[今からどこに行くんですか?]
衛兵[王様のところに行くんですがその前に身なりを整えないとですね]
死生[そうですか]
死生[……]
衛兵[……]
死生[えぇとあなたのことはなんて呼べばいいんでしょうか?]
衛兵[あぁ私のことはライアンとお呼びください]
死生[わかりました]
ガチャ
ライアン[ここで身なりを整えたら私に声をかけてください 服の着方などがわからないのであれば私に聞いてくれればお答えいたします]
死生[ありがとうございます]
そこから数秒後
死生[来方がわからないな こんな服着たことないから あのどうやって着ればいいんですか?]
衛兵[えぇとですね ここをこうして…]
しゃきしゃきしゅわんしゅわん
しゃきん
ライアン[おぉ完璧ですね どこかの王族かと思いましたよ]
死生[ハハハ ライアンさんのおかげですよ]
ライアン[それと謁見の間に行くまでの間礼儀作法をお教えしますので絶対に覚えてくださいね]
死生[わ…わかりました]
部屋を出て歩き出してから数分
ライアン[それではこの扉を通って右に曲がった先にある扉が謁見の間ですので]
死生[ライアンさんは来ないんですか?]
ライアン[私は別件の仕事がありますのですみません]
死生[いえいえ謝らないでください 忙しいのに服を着るのを手伝ってもらっただけで十分ですから これ以上求めるのはワガママですから]
ライアン[そう言ってもらえるとありがたいです。それでは、頑張ってください死生様]
ガチャ
王座の間
王様の前まで歩く
サッ
死生はかしこまった姿で膝をつく
王様[そうかしこまらないでくれ 死生殿 一応自己紹介をしておこう わしの名前はロルドニア ロルドニア陛下とよんでくれ]
死生[そうは行きませんよ ロルドニア陛下]
ロルドニア陛下[ふむ…まぁそれもそうか とっそんな事は良いのだよ。本題に入ろう 死生殿には、勇者になってもらいたいのだよ]
死生[勇者…ですか?]
ロルドニア陛下[あぁそうだ 今の現状はわかっておるな 死生殿]
死生[ええ様々な世界が混ざり合い世界が危険な状態です]
ロルドニア陛下[もう女神様から聞いたと思うがこの事件の首謀者は、デスキル・トゥ・コロンという男だ とても狡猾な男だ正直勇者や我々だけでは力不足は否めない そこで女神様に認められた死生殿なら とっ言うことなのじゃ]
死生[そういうことならわかりました 勇者の任 承りました。]
ロルドニア陛下[お前が勇者ということは極秘にしておくから自分から言わないと気づかれないと思うのじゃ あと仲間を一人見繕ってきた 入れ]
?[はい!]
魔法使いのような服を着た 二十四歳位の男の人が入ってきた
ロルドニア陛下[死生殿に自己紹介を]
?[えー私は、ルキウス・マールグレットです この国で大賢者をしております 死生さん よろしくお願いしますね]
死生[はい!よろしくお願いします]
ロルドニア陛下[仲良くなれそうで良かったわい]
ブヲン
その瞬間空に真っ黒い画面が映し出された
?[えー聞こえているかな?]
ロルドニア陛下[!?この声は!?]
?[私はみん〜な大好きデスキル・トゥ・コロンさんで〜す えぇとですね こうやって世界が融合するだけじゃつまらない だから今交わっている世界全てを今からちょうど百年後に爆破します! その証拠にそこから多分世界樹が見えるでしょアレ…爆破しちゃいま〜す そ〜れ]
ポチ
ドカドカドカーン
死生[な!?]
デスキル[はい!これが証拠 だからまぁ俺をすぐに倒しに来ないとみんな死んじゃうぞ♡ てっ事でそれだけだからバイバイ …………あぁそれともうこの世界には、ルールなんてあってないようなものだから皆好きに暴れちゃって犯罪者以外の生物の能力は、一時間無効化しとくから じゃ 次はほんとにバイバイ]
真っ黒の画面がは変わって刑務所
警察[お前たちやめろ 刑をのばされたいのか]
囚人[刑をのばす?無理に決まってんだろ だってお前たちは今ここで死ぬんだからな ギャハハハハ]
画面は戻り
しゅん
ロルドニア陛下[まずいのう とりあえず一時間後に出発したほうがよさそうじゃの]
ルキウス[そうですね 百年もありますから 一時間なんて誤差に過ぎないでしょう 死生さんもそれでよろしいですか?]
死生[そうだな 能力が使えないのは、さすがに困るからな]
ロルドニア陛下[その間に旅に必要なものを用意させるからそれまでは、暫し待っておれ]
死生[わかりました]
一時間十分後
ロルドニア陛下[ほれ 準備できたぞ]
死生[ありがとうございます えっとこのバッグは?]
ロルドニア陛下[なんじゃアイテムバックを知らんのか このバッグはな異空間と繋がっていてな なんでもいくらでも入るんじゃよ。とりあえず武器やら食料やらを入れさせてもらったからそれで一ヶ月は、何もしなくても大丈夫だろう 金も入れたしな]
死生[ありがとうございます。ロルドニア陛下 それじゃあ行ってきます 色々とありがとうございました それでは]
これはまだ序章に過ぎなかった 死生はこの裏で起きている巨大な計画をまだ…知る由もなかった
最後に説明 今回出てきた王様は、魔法が火 水 土 風 雷の世界のロルドニア国の王様です
第一章異世界融合編終了