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魔法世界の解説者 最終話 「片腕の王女が辿り着いた世界」

シーナとガイエスブルクの結婚式から3ヶ月経ったリール子爵領。


ガキィーーーーーン!ガキィーーーーーン!


今日もシーナ子爵夫人は鉄道用の陸橋建設に精を出す。


「奥さまー?!おやめ下さいまし!!」1週間前に雇った新しい侍女の悲鳴に、


「大丈夫ですよ~!慣れてますから!」

高さ50m陸橋の天辺のボルトを締めながら侍女に手を振るシーナ夫人。


ガキィーーーーーン!

「シーナ、こんなモンか?」

シーナ夫人の目の前で歪み直しの楔を打ち込むガイエスブルク子爵。


「んー?もう一発お願いします!」


「あいよ!」ガキィーーーーーン!ガキィーーーーーン!

今日も鉄槌の叩く音が山岳部に木霊する。


さすがの地龍と言えど山岳部に鉄道を敷設するのは容易な事では無い。

数年越しの大事業になるだろう。


記念すべき鉄橋の第一号はシーナとガイエスブルクの夫婦のみで建てるつもりだ。

いや!初の夫婦の共同作業ってこれかい!


まあ確かに「作業」だね!


他の作業員は第二、第三の鉄橋の土台作りと路線の基礎作りを頑張っている。


経験が浅い作業員達もこれから技術を取得して行く事だろう。


そして・・・


「てえーい!」ニョキニョキニョキ

森の奥深い人気が無い場所で樹龍アリーセは鉄道の枕木を作る事にめっちゃ集中していた。


これで129本目だ。


目標本数がとりあえず15万本と目眩がする本数だが・・・


「これ修行に最適です!」と喜ぶアリーセ。

数年後にヴィグル帝国の王族へ嫁ぐ為の花嫁修行はイマイチ進んで無い様子だ。


視察を終えたアンドレ皇子は帝国に帰り勉強を再開している。




ガキィーーーーーン!


「ふう・・・こんな物ですね!」

第一号の鉄橋の大組が完成して満足そうなシーナ夫人。


作業がひと段落して鉄橋の天辺から寄り添いながらリール子爵領を眺める子爵夫婦。


いや!確かに絶景だと思うけど高さ50mで幅25cmの鉄骨の上って、

どんなシチュエーションだよ?!怖い怖い!


断じてロマンティックでは無い!人によっては恐怖で気を失う状況で・・・


「綺麗な領地ですね~」


「そうだな、スカンディッチとは違う景色だよな」


と職人夫婦が何か雰囲気を出しておりますよ!


「色々とありましたが私は今凄く幸せです!」


「高さ50mの所に立っているのが?」


「違いますよぉ!」


「冗談だって」


そう言って笑い合う2人・・・もう好きにしてチョ。


「これからリール子爵領を地龍君と一緒にガンガン発展させて行きますよ!」


「ああ、そうだな!」


・・・・・・・・・・



・・・・・・




・・・・




シーナ・フォン・ピアツェンツェア。


ピアツェンツェア王国王家の長女として産まれ、産まれつき片腕が無かったのと、

王家の過去の因縁と佞臣達により王家より捨てられてしまう。


その為に母親の王妃ファニーと地琰龍ノイミュンスターの手により「地龍王の山」の麓の街、スカンディッチ伯爵領で幼少期を過ごす。


地龍王クライルスハイムより「ユグドラシルの瞳」の片方を受け継ぎ地龍王の眷属、娘となる。


肉体を共用していた、霊樹ユグドラシルと同一化した事で死ぬ運命を覆して未来を勝ち取ると未来に向けて歩き出す。


紆余曲折を経て愛する男性と共に山だらけのリール子爵領へ辿り着く。


彼女の目の前には雄大な山岳部が広がっている。


ここが片腕の王女が辿り着いた世界だ。


そして彼女の未来はこれからもまだまだ続いて行くのだ・・・




最後まで魔法世界の解説者を読んで下さって本当にありがとうございました^^


回収しきれて無い伏線などはいずれ外伝や番外編などで回収する予定です^^)/


とりあえず続編の作品の準備を進めてます。

いつから開始するかは全くの未定です^^


先にイリスが主役の物語から開始すると思います^^


その時はまた読んで下さると嬉しいです^^)/

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