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ヴィアール辺境伯領編 24話 「初夜と飲み会」

「参列者の皆様方、本日は私達の為にお集まり下さって本当にありがとうございました。

これから私達は夫婦として常に寄り添ってリール領の発展の為に手を取り合い進んで参ります」


夕焼けが1日の終わりを告げようとする中、新郎のガイエスブルク子爵が披露宴の終わりの挨拶を始める。


披露宴パーティーは6時間に渡り行われると言う、この国では前例が無いほどの長時間だったが途中退席が1人もいなかった楽しい物となった。


普通は1時間ほど新郎新婦が参列者に挨拶回りをして終了だそうな。

と言うか4000名全員と挨拶なんて出来るかい!


どちらかと言うと他の参列者との交流が目的だった者の方が多かった為にむしろ披露宴では新郎新婦は放置気味だったとも言える。


この後は個別で色々と難しい話しの交流が行われるのだが子爵の新郎新婦には関係無いのだ。


だって爵位はヴィアール辺境伯の分家の子爵だしね。


そう考えるとシーナとガイエスブルクは責任があまり無い丁度良い地位に落ち着いたのだ。


戦いで情緒不安定だったシーナの精神的回復と言う目標も達成出来たのだった。


見送りも無事に済ませて寝所でようやくひと段落の2人・・・

他にはいつの間にか誰も居ない。


「結婚しちゃいましたね~」


「そうだな」


「今更ですが私なんかと結婚しちゃって後悔してません?」


「ん?全然」


これから初夜の2人の邪魔は厳禁なので樹龍アリーセですら立ち入り禁止なのだ。

なので朝からの大騒ぎが嘘の様に静かだ。


ちなみに三龍王は他の龍種の面々と特別席で飲み会なんだそうな。


「大変ですけど私は子供が欲しいです!」


「大丈夫か?俺は当然付き合うけど」


「はい!」


龍種の子作りは並々ならぬ覚悟が必要だがシーナとガイエスブルクは既に覚悟を決めていた様子だ。


「私は女の子でも男の子でもどちらでも良いですが地龍君は?」


「・・・・・・最初は女の子が良いかな?」


「女の子ですね!頑張ります!」


いや・・・

龍種なら頑張ったら子供の性別はどうにか出来る物なのか?

と思ったらどうにもならんらしい、先ず子供が出来るかどうか?から始まる。


高位魔法生命体なのでそう簡単に子供は出来ないのだ。

エレンとブリックリンの運がたまたま良かっただけで子供が出来る普通の可能性はずっと低い。


天蒼龍シーナが天舞龍リールを身籠るまでに3000年も掛かったほどに低いのだ。


「2人で頑張ろうな」


「はい!」


おっと、2人の雰囲気が良くなって来ましたね。


ここから先はナレーションもお邪魔虫になるので撤退する事にしましょう。

そうですね、三龍王の飲み会を覗いて見ましょうか。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


場面が変わり三龍王達の飲み会会場


「プハー」

酒豪の海龍王アメリアの飲むピッチが早い!


「相変わらず良く飲むのぅ」

呆れ顔の地龍王クライルスハイムだがクライルスハイムの飲むスピードも早い!


「お主達・・・酒が勿体無いでは無いか・・・」

天龍王アメデは味わって飲むタイプらしくチビチビと飲んでいる。


「ふむ、この「焼きとうもろこし」とは美味い物じゃのぅ」

地琰龍ノイミュンスターは食べながら飲む派だ。


「私は海鮮焼きかな?」

天舞龍リールは飲むより食い気だ、海龍の男性が焼いた後からドンドンとリールの皿に海鮮焼きを放り込む。


子供のドレスデンとアリスとアリーセは飲み会には参加しないでアンドレと一緒に竜達と遊びまくっている。子供は元気だね!


「いやぁ、朝から何も食って無くて・・・腹減っちゃって」

国王ヤニックはもの凄いスピードでバーベキューを腹に放り込んでいる。


「あなた・・・」

すっかりと勇者時代に戻ってしまったヤニックを見て唖然としている王妃ファニー。


神である三龍王を前にファニーは飲み食いなど出来ないのにヤニックは地龍王クライルスハイム前で堂々と食べまくっているからだ。


「それよりお父様と地龍王様がお知り合いだと言う事に驚きました」

成人したラーナもヤニックの隣りに座り今回の飲み会に参加している。

だがお酒はあまり好きで無い様子で紅茶を飲んでいる。


「ん?ああ・・・人魔大戦の時に色々とお世話になってね」


「人魔大戦・・・とは一体なんなのですか?」

ほとんどの人間は全く知らない人間と魔族との戦い・・・

意を決してファニーはヤニックに今までの疑問を質問をして見る。


「人魔大戦か?

ふむ、そうかアレは普通の人間には秘匿とされておったか・・・

そうじゃな・・・あれは代理戦争と言うべき物じゃったな」


意外にもファニーの質問に答えたのは地龍王クライルスハイムだった。

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