ヴィアール辺境伯領編 22話 「とうもろこし」
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拍手と歓声の中、お色直しが終わった新郎新婦が入場して来た。
笑顔で入場して来た新郎新婦だが三龍王の姿を見て新婦のシーナはめっちゃビックリした顔になる。
そのシーナの顔を見て新郎のガイエスブルクが驚く。
確かにシーナとガイエスブルクは控え室での出来事を知らない。
が、その後の虹の霧での魔力で気がつくだろう?普通は?と言う表情だ。
「お前、気づいてなかったの?」
「全然」
「そうか」
そんなシーナの表情を見て海龍王アメリアが人差し指を口に当てウインクをする。
「わたくし達の事は放っておきなさい」と言ってるのだ。
絶世の美女のウインクをまともに見てしまった男女数人が気絶してしまう。
「どうした?大丈夫か?」と寄って来た人々が見た気絶した者を見ると、幸せそうに気絶していた。
なんだか良く分からんがとりあえず医務室へ搬送された。
海龍王アメリアの魅惑のウインクの直撃を受けたはずのガイエスブルクは別に大丈夫だった。
お前シーナの事が好き過ぎだろ!
しかしシーナが気絶してしまった?!いや!お前の方が倒れるんかい?!
しっかりとガイエスブルクが抱き寄せたので誰も気づく事は無かったのだが。
ハッ!とすぐにシーナは意識を取り戻して、
「アメリア様が綺麗過ぎて一瞬意識が飛びました・・・」
「そうか」
「地龍君は大丈夫だったのですか?」
「ん?そう言えば別になんとも・・・毎日お前を見ているからな」
それは「アメリアより魅力的なシーナを毎日見ているから大丈夫」と言う事ですな。
ご馳走さまです。そのまま爆死して下さいね。
「そっ・・・そうですか・・・」
言葉の意味を理解したシーナの顔は真っ赤かだ。
今晩の初夜の大サービスは確定ですな地龍君、やったね良かったね!
そう言えばラーナが居ないと思ってたら国王ヤニックと王妃ファニーの真ん中に座って、焼きとうもろこし貪っていた。
「ほれ!ふほいおいひいれふ」王女様が食べながら喋るんじゃありません!
シーナじゃあるまいし!
でも魚醤を塗った焼きとうもろこしって美味いよね。
「はしたない!」と怒られると思ったらヤニックもファニーも同じ様に焼きとうもろこしを貪り食べていた。
しかもファニーは3本目だった・・・そりゃ叱れんわな。
ちなみに「とうもろこし」はリール領の特産品だそうな。
人間の食用ではなく「鶏」用の飼料としてだが、
しかし調理法によってここまで美味くなるとは思わず参列者もビックリだ。
「こんなに美味とは・・・勿体無い事をしてましたな」
「そうですな、鶏には別の餌を探さないと・・・」
ああ?!鶏さんの好物が人間に奪われる!
この日を境に「コーン」を使った料理が王国で爆発的に普及するのだった。
なんでこの世界で「コーン」が人間に普及してなかったと言うと、
「だって・・・なんか黄色いじゃん?」との、しょ~もない理由だった。
そりゃ「とうもろこし」は黄色いわ!
「黄色いとうもろこし!と言えば我の出番!・・・」
《アークトルネード・ブラストー!!!》
「あっはーーーーん??!!!」
お前は、とうもろこしで何をする気だったんじゃい?!
ちょっと気になるじゃねえか!
「アメリア・・・お主の息子がまた・・・」
「だから言わないでっての!アメデ!」
「とうもろこし、一つだけでこんな得体の知れない話しを書ける作者さんが気色悪いです!」
「完結までの大事な1話を使ってこんな意味の無い話しを書くのが信じられん」
いや・・・今日、都内の喫茶店で昼飯で「コーンピラフ」を頼んだら「マジでコーンしか入ってねぇじゃんか!」と言うネタを入手したので書きました。
「だから「コーンピラフ」だろ?」
いや!そうなんですけどね!でも鶏じゃ無いんですから!
「鶏とコーンピラフに謝って下さい!」
あ・・・はい、ごめんなさい。
話しがまとまった様子なので霊視イリスさんお願いします。
《全然話しが進まんから、とっとと退散して二度と出て来んな!
アークトルネード・ブラストーーーー!!!》
あっはーーーーーんんん???!!!
こうして「コーンピラフ」野郎は滅びたのだった・・・




