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ヴィアール辺境伯領編 20話 「竜祭り」

人知れず巨悪が滅びた所で竜祭りに戻りましょう、アイツ等は最初から存在しなかった、気にしないで行きますよ。


本来なら誓いのキスの時から竜祭りがスタートする予定でしたが結婚式が始まってすぐ三龍王の虹色の霧の奇跡に合わせて始まってしまいました。


立て続けの非現実な出来事に参列者も呆然としています。


「はにゃ~~?」

新婦シーナも唖然としたままです、とりあえずその開いた口を閉じましょう!

淑女がなんですか?!はしたない!


竜達の出番を邪魔しない様に三龍王は虹色の霧を消すと空は雲一つ無い青空が広がっていた。


神秘の美しさから大自然の美しさに変わる中で演奏が本番に入る。


ピーヒョロロロロ♪クエー♪ピィーヒョロロロロ♪キュイイイーン♪

歌が上手い飛竜が楽団の演奏に合わせて上空を旋回しながら歌い樹竜と岩竜と土竜が合いの手を入れてます。


参列者には竜の鳴き声を始めて聞く者も多く、その歌の上手さに驚いている。


「お母様、お母様、わたし竜を飼いたい」

「かわいいです。かいたいです。あかあさま」

そんな事を言いだす娘達にめっちゃ困った表情の伯爵夫人の姿が面白い。


娘達よ竜はたくさん食べるから飼うのは大変だぞ?

基本的に竜を飼うのはダメだが龍種側が認めた人物なら特例で許可が出る


知能は普通に人間並みにあるので飼うと言う感覚なら愛想を尽かされるだけだが。

この機会に龍種に連なる竜達は基本的には人間に危害を加えないと理解して貰えると良いと思う。


人間がテリトリーを荒らしたり幼竜を攫ったりするから怒るだけなのだ。


しかし純粋な魔物の「竜」との区別も難しいのも事実だ、ほとんど見た目で判断出来ない。

これは移住して来た元の世界の違いだから凄く難しい問題なのだ。


「火竜」は理性が少なく人を襲う魔物だが「琰竜」は龍種に連なる竜種で理性的で知識に長けた別の存在なのだ。


地琰龍ノイミュンスターと同族の竜種で火山の火口に生息して居るので人間と交わる機会がほとんど無い種族なので誤解が多い。


一通り楽曲が進み、

「それでは、最後に新郎新婦の誓いの口付けを」

枢機卿ケルンはこの流れに思い切り乗っかるつもりだ。


「えっ?!」


「ええ?!」


なんで二人共、顔を赤くしてビックリしてんねん!


「えっ?口付けって・・・ここで?」

いきなり挙動不審になるガイエスブルク、だからなんでやねん!


「きっ・・・キス・・・ですか?」

もしかして・・・二人共、誓いのキスの事知らなかった?


そんなまさか・・・いやこの二人ならあり得る!

「マジかお前ら」的な表情のケルン枢機卿、そりゃそうなるわな。


「進行の時間と披露宴があるからお前等早く「キッス」をせい!」と大先輩の地籐龍ケルンの圧が凄い、ちなみにケルンは樹龍さんでした。


追い込まれて、人前でキスなどした事ない二人は壊れたブリキのおもちゃの様に

ギギギギィーとキスの体制になり、


「チュッ」


とめっちゃぎこちない違いのキスをした、見てる方が恥ずかしい!!


「きゃーーー♪♪♪♪」

予想外にめっちゃ初々しい二人のキスに大興奮のアリーセ。


アリーセの歓声に釣られて、

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

と会場が拍手に包まれた。


「これにて御二人は正式な夫婦となりました!」

これで結婚式は終わった。


え?早い?結婚式で誓いとキス以外に何があると?

日本の結婚式が余計な付属品が多すぎるんですよ!何ですか?ゴンドラって?


「「やっと私の出番ね!シルヴァーナ様!お願いね!」」

満を持して会場の空に風の大精霊シルフィーナが竜の姿で現れた。


「は~い、任せて。樹竜ちゃん達、お願いね~」


「キュイーンキュイイイーン!」樹竜達が次々と色取り取りの花を咲かす。


「そ~れ~、行きますわよ~シルフィーナ」今日は随分楽しそうなシルヴァーナ、どこか子供っぽい。


樹竜達が咲かした花を花びらに変えて上空に巻き上げる。


「よし!いくよー!旋風!」


本来なら攻撃魔法の旋風を威力を抑えて四方八方に流れる風にして花びらを会場全体に撒き散らして花びらの雪を降らせた。


「おおー!」「綺麗ですわー」「こんなの初めて見ましたわ!」

あちこちから歓声が上がる。


「ほへ~??」また間抜けな声を上げるシーナ。


そんな中を海龍の楽団を乗せた100体の飛竜が見事な編隊飛行で上空を旋回する。

それに続けて雷竜が身体をスパークさせてアクロバット飛行をする。


「ふむ、良く訓練されておる」

竜達の飛行は天龍王アメデのお目がねにかなった様子だ。


「わたくしも久しぶりに飛ぼうかしら?」

体長80mの海龍王アメリアが飛ぶと大変な騒動になりそうだ。


「やめておきない」

つかさず地龍王クライルスハイムが嗜める。


「ふははははは!!マミーよ某も付き合おうではないか!」

《だから!呼ばれもせんのに勝手に出て来んなぁーーー!!!

アークトルネード・ブラストーーー!!!》


「あっはーーーーーーン??!」


こうして海星龍ジャコブは、また出オチで滅びた・・・

コイツらはイリスさんに任せておこう。


つか変態の回復が早えよ・・・

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