表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/134

幻夢の銀仮面編 1話 「シーナの目覚め」










シーナとユグドラシルは進化の眠りの2年10ヶ月の間ずっと夢の中で話しをしていた、


「えー!お父様って二代めの地龍王なんですか?」


「ええ、そうですわ、初代の地龍王の名はベルリンです、クライルスハイムは彼の子供になりますね、始まりの地龍の1人でしたわ、遠い昔過ぎて、わたくしの記憶も朧げですがベルリンの事は覚えています」


「と言う事は私のお爺様?!」これはシーナもビックリだ。


「うふふふ、そう言う事になりますねぇ」とユグドラシルは楽しそうだ。


知識欲が強いシーナにとって相棒のユグドラシルは最高のパートナーだ、ユグドラシルも時間の許す限りシーナに色々と授業をしている。


時間が許す限りとは熟睡中は夢を見る事が出来ないので会話も出来ないと言う訳だ、1日の会話出来る時間は平均で2時間くらいで貴重な時間になる


この頃になると目覚めの為に熟睡時間も増えるので丸々2日会話出来ないなんて事も多い、なぜ時間のカウントが分かと言うと、地龍王クライルスハイムの特別な魔道具の効果らしい。


しかし1日2時間の授業はシーナの成長を著しく推進してシーナの魔力は進化前と比べ3倍以上にまで高まっている、実践にはまだまだ修行が必要だが。


加えてユグドラシルと言う世界最高の教師ときたので知識量も半端な物ではない、目が覚めた後の事を考えると末恐ろしい限りだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ふ・・えへへ・・・うふふ」・・・「また寝言いってるわ」とシーナの頬を指でツンツンと突っつくエレン。


シーナはユグドラシルと肉体を共有しているので寝言も2人分話すと言う離れ技をやってのけるのだ。


「・・・」エレンはシーナの横に座るとシーナの頬を両手でビョーンと引っ張ると、「い・・・やいれふぅ・・・へへんひゃん」と更に寝言を言うシーナ。


最初の頃はシーナの体に悪影響を心配して余り触らなかったが魔力が安定した今は結構こうしてイタズラしている、単純に寝坊をしているだけだから。


「もう、お寝坊さん、早く起きなさいよね」

シーナが眠りについて2年と10ヶ月が経っていた、ガイエスブルクは2ヶ月前に眠りから覚めたがシーナと一緒でないと眠りの部屋から出る気はないので兄のブリックリンと修行場で修行三昧の生活を送っている。


「寝ている乙女の部屋に男性は入れさせません」とエレンが言うのでガイエスブルクはこの部屋に入らない、結構シーナとガイエスブルクは一緒に寝てた気もするが。


シーナはかなりの寂しがり屋なので寝る時は誰かが犠牲になるのだ、まぁ95%はエレンなのだが、成人後はガイエスブルクと寝るのは禁止にしようと思っている。


寂しがり屋に甘えん坊なのは母親のピアツェンツェア王家の王妃ファニーの血を濃く受け継いだ影響だろう、ファニーが遊びに来ている時はシーナを簡単には離さないのだ、シーナも嫌がるどころか喜ぶので流石は母娘と言った感じだ。


エレンがシーナの頬を手でスリスリしてるとシーナの体が反応した「あら?」とエレンがシーナの顔を見ているとシーナの目がゆっくりと開いた!

シーナが眠りから覚めたのだ。


「おはようシーナ」とエレンが優しく話し掛ける、シーナな2、3回瞬きすると、

「ふあああああああああああああああ」

と大きな欠伸をした?!なんですか?!それは!淑女がはしたない!


欠伸が終わるとエレンを見て「おはようございますエレンさん」とフニャと笑う。


起きた直後で体が怠く頭もボケーとしてベッドから動けないシーナに

「体は大丈夫?」とエレンが聞くとシーナはベッドの中で体を細かく動かして見ると「ほええ?」と奇妙な声を上げた?!


「え?!どうしたのシーナ??!」エレンが慌て出す!

進化に不備でもあったか?と不安になると、

シーナが「体内の魔力量がヤバい事になってます!」と困惑してる。


「えっ?」とエレンが聞き返すと、

「体内の魔力量が知らない内に5倍近く多くなってますよ?!これなんで?!」

と騒ぎ出したシーナを見てホッとするエレン。


「大丈夫よシーナ、私なんて起きたら10倍以上魔力量が上がってて、

どうしたらいいか分からなくて泣いちゃったもの・・・普通の事よ」

とエレンは言うが元々魔力量の少ないエレンの10倍と元々馬鹿見たいな大きな魔力量があったシーナの5倍では母数が違うので文字通り桁違いの上昇率だ。


当然エレンも解っているのだが混乱してるシーナを落ち着かせる為にその事は言わない。


内心でシーナの現在の魔力量を計算して気が遠くなりかけ状態なのだが冷静を保っている、これはクライルスハイム様に報告案件ね、と思っている。


とりあえずはシーナの目が覚めたとガイエスブルクとブリックリンを呼びに行くエレン、2、3分でエレン、ガイエスブルク、ブリックリンが部屋に入って来た。


「おはようございますシーナ様、進化の眠りおつかれ様でした」とブリックリンが龍戦士の礼をして、シーナを労う。


「おはようシーナ、本人は疲れて無いだろうけどお疲れ様」とガイエスブルクもシーナを労う。


二人にはシーナの魔力量の事は報告済みだ、クライルスハイム様の指示待ちと言う事でブリックリンとガイエスブルクはその事については知らないフリをしている。


「おはようございますブリックリンさん、地龍君?おはよう?え?何で?」

ガイエスブルクに対してめちゃくちゃ混乱している?どしたん?


「何で???だらけなんだよ?」とガイエスブルクが笑う、

「だって!何でそんなに大きいのぉ?!」とシーナが叫ぶと、

「いや・・・もう成人だから、体は普通大きくなるだろ?」と答えるガイエスブルクの身長は180cm強の立派な青年になっている。


「えっ?じゃあ私も?!・・・・・・」と毛布の中の自分の身体を覗いたシーナの動きが止まった?


「どっどうしたシーナ」と心配そうなガイエスブルクに対して、

「おめでとう地龍君、私のお胸が大変大きくなりました、地龍君の物ですよ?優しく扱って下さいね」と答えたシーナ。


「えっ?本当?・・・あっ本当だねCカップはあるね、良かったねシーナ」

とエレンがシーナのシャツの中のお胸を覗き呟いた、それから揉んだ?!

「ひゃん!」と艶っぽい悲鳴を上げたシーナ、世話をしていたエレンはシーナの胸が成長している事など知っている、揶揄われたのだ。


「おおー、触り心地も良いわ、良かったわねガイエスブルク」とエレンが言うと、

「なっ!たな!何してんだよ?!エレンお姉さん!」とガイエスブルクが怒った。


「ん?最初に触るの私に決まってるでしょう?お姉さんなんだから、男に初めてを触らせる訳ないでしょう?」と意味不明な事を当然の様に言うエレン・・・それが当然なのか?


「はいはい、シーナはお風呂に入って着替えますからね、2人は一回出て行ってね、ガイエスブルクは手伝ってもいいわよ?」とエレンがガイエスブルクを揶揄う。


「いや!いいよ!!」とガイエスブルクは顔を真っ赤にして逃げて行った。

それを見てブリックリンが「すみませんシーナ様、弟にはもっと女性に積極的になる様に叱っておきます」とブリックリンが少しズレた事を言いながら一礼して部屋から出て行った。


いや、それエレンと何かあった事を暴露したのと・・・


「流石に地龍君に体を洗ってもらうのは恥ずかしいよ」とシーナは仰向けのまま呟やくと何かに気が付き、

風呂の用意してるエレンに首を向けて「エレンさんはブリックリンさんと一緒にお風呂入りました?」とエレンに聞くと、


ドッバシャアアアン!!とエレンが湯船に落ちた?!


「入ったんだね」とシーナの顔が赤くなり「私にはまだ早いよねー」と呟く。


湯船に落ちたエレンはヤケクソでシーナと一緒にお風呂に入り妙な質問をした妹をお胸モミモミの刑に処した、シーナの艶っぽい悲鳴がまた部屋に響いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お風呂に入りスッキリしたシーナ、徐々に体の怠さも取れて頭も回る様になり次の日の昼には起き上がる事が出来た、エレンの介抱の賜物と言える、さすがはエレンお姉さん。


いつもの水色のワンピースに着替え姿見の鏡で自分の姿の確認をする。

「おおー、なんか大人っぽくなっている」

自分の姿を確認して感動しているシーナ、背は元々高かったので変化無しだが全体的に丸みを帯びて女性的な変化をしている。


顔も可愛い顔から少し綺麗な印象も増えた感じがする、もう完全に年齢通りに16歳の大人の女性だ。


下着もエレンが用意したフルコースの物なのであちこちが窮屈ですと言ったら、

「慣れろ」と一言エレンお姉さんに叱られた、全体的に成長したと思ったら体重は少し減っていたので不思議な物だ。


髪も大人っぽくストレート主体に整えて少し化粧をしてアクセサリーは白銀のイヤリングとネックレスのみ、のシンプルの中で品良くまとめたスタイルだ、準備が出来たのでガイエスブルクとブリックリンにもお披露目した。


「おおー!さすがは我らが姫様!大変お美しい限りです!」

とブリックリンは普通に賞賛してくれた。

次はガイエスブルクだが・・・もう言葉は要らないよね、火が吹きそうな赤い顔が全てを語っているね!自分の恋人が綺麗になって良かったねガイエスブルク!リア充爆発しろ!


ガイエスブルクは地龍王クライルスハイムに謁見するのでブリックリンに借りた龍戦士見習いの正装をしている、まだ兄より少し背が低いが兄の服を着れて内心めちゃくちゃ嬉しいガイエスブルクだった。


エレンは文官の正装でブリックリンは龍戦士の正装で二人の邪魔をしてない所はさすがだ。


全ての準備が整ったのでいよいよ眠りの部屋から出るべく鍵の封印を解く、エレンとブリックリンの専属護衛の二人が鍵を鍵穴に差し込んで魔力を込めて、

「1,2,3,」で同時に回すと「カチャリ」と音がして鍵が開いた。


「では開けます」とブリックリンが扉の取手を下げて扉を開いた。


約3年ぶりに外の世界へでる一行だった。


部屋から出ると地龍王クライルスハイムの足が目の前にあって驚いた一行、そう言えば眠りの部屋は王座の下にありましたね。


シーナが「お父様ー?」と静かに足の隙間から出て見上げるとクライルスハイムは寝ていた、と言う事は多分今は夜中だろう、ちょっと困った一行は小声で相談をし始める。


「一回戻りましょうか?」とエレン、「そうだね」とブリックリン、「一回出て戻れるの?」とガイエスブルク、「いっそお父様の足を枕に二度寝します?」と久しぶりのクライルスハイムに甘えたいシーナ。


さすがにそれは、とシーナ案は却下、

シーナはともかく他の人間は不敬過ぎるからだ、とりあえず一回戻りましょうと話しがまとまった時にクライルスハイムが目を覚ました。


「「ぬ?おお、お主達出て来たのか、良くぞ戻ったな」」と少し寝ぼけているのか声のトーンが優しい地龍王クライルスハイム、寝ている王を起こす者など近侍くらいなので中々レアである。


「はい、只今戻りましたお父様」と思い切り抱きつきたいシーナだったが寝ぼけ眼の父に突撃は少し可哀想なので静かに挨拶をする。


すると地龍王は頷き、

「「うむ、立派になって良くぞ戻ったなシーナとガイエスブルクよエレンとブリックリンもご苦労であったな」」と各人を労う地龍王クライルスハイムだった。


聞けばまだ夜中との事で詳しい話しは昼頃にと言う事にして、

まだ眠そうな父の足に一回抱きついてから王の間を辞した4人は王宮内にあるブリックリンの部屋に向かう。


王の間を出る時警護の地龍の龍戦士の2人から小声で、

「「おかえりなさいませシーナ様、お疲れ様、ブリックリン、エレン、ガイエスブルク」」と声を掛けて貰い笑顔で頭を下げた、まだみんな寝てるので無言だ。


ブリックリンの部屋に着くとようやく声のトーンを戻す。


「もう寝れないよな」と苦笑するブリックリン、「そうだね」とガイエスブルクが答える、「夜中だからゲームして騒ぐのも不味いしどうしようかしら?」首を傾げるエレン、

妙にシーナが静かで見て見ると椅子に座って寝てた。


「さすがに起きて2日めだもんな」とガイエスブルクがシーナをベッドまでお姫様抱っこで運ぶ、通常は3日ほどは動けないのでシーナの回復は早かったのだ。

シーナにつられて他の3人も結局は朝まで眠れた。


正午になり正式に地龍王クライルスハイムとの謁見に赴くシーナ、シーナの周囲には龍戦士が6名護衛につき、エレン達は既に王の間にいると言う「ん?なんで先に?」いつもとは違う謁見の流れに違和感を覚えるシーナ。


王の間に入ると雰囲気がいつもの緩い感じと違いシーナに緊張感が走る・・・


正に地龍の王女の入場と言った感じだ、正面には地龍王クライルスハイムがいて、そこに至る500mの通路の両脇には龍戦士が整列している、入り口のすぐ傍に龍化しているエレンとブリックリンとガイエスブルクがいて笑顔のみで「「頑張って」」とエールを送られた。


そのまま王の前まで進み、地龍王クライルスハイムに対して目を閉じて手を前に組み斜め45度に頭を下げて帰還の口上を述べる、

「地龍王クライルスハイムの子がシーナ、本日進化の眠りより帰還致しました」


「「うむ!我が娘のシーナよ大義であった」」と今日のクライルスハイムは地龍王としての威厳に満ちている、目を閉じていても圧倒的な存在感を感じるシーナ。


「もったいないお言葉にございます」シーナの礼儀作法は全てユグドラシル流だ、

進化の眠りの中の授業でユグドラシルにしっかりと教え込まれている、シンプルかつ静かに、相手を不快にしない作法で余計な口上は言わないで相手の言葉があるまで静かに佇むのだ。


このシーナの姿を見て娘の成長に感動してるクライルスハイムだが表には出さない、

「「うむ!シーナが成人したと言う事でお主を王太女に立てるとする、シーナはそれで良いか?」」と地龍王クライルスハイムは宣言した。


「ふええ?!聞いてませんよぉ!」とシーナは思ったが全く表情は変わらない、ユグドラシル先生はマナー教育を超絶頑張っちゃいました!お疲れ様でした!


「異論ございません」と深く頭を下げるシーナ、内心では「異論有りまくりですよぉ!お父様!後で緊急会議ですよ!」と思ってるがそれも顔には出さない。


「「この様に決まったが天龍側として異論はありますかな?天龍王太女リール殿」」とシーナの左前方にいた、天舞龍リールに確認する地龍王クライルスハイム。


リールはたまたまノイミュンスターと会議しにスカンディッチに滞在していたら龍都に拉致されたのだ。


ノイミュンスターはリールの代わりに公務を行っているので今回は欠席だ。


「「いいえ、天龍側の代表としてこの決定を支持致します、地龍王太女シーナ様おめでとうございます」」

とリールも今は王太女仕様だいつものガチャガチャ感は皆無だ。


「天龍王太女リール様、感謝致します」

と今度はリールへ向かい深く頭を下げるシーナ、これで天龍公認の王太女だ。


人間ならここから叙任の意思表明やら重臣の挨拶やらお祝いの夜会やら何やらあるが龍種にはそんな物はない、これで解散だ、シンプルに事実のみを報告して終わりである。


謁見が終わり王の間を辞したシーナは正面通路を曲がったところで回れ右をしてコッソリと裏口から王の間へ再侵入する、何故がつられて護衛の龍戦士達も再侵入してしまいクライルスハイムに笑いながら注意されて解散して行った。


「むー!酷いですお父様、私なにも聞いてませんでしたよ?」成人しても不貞腐れ方は変わらないシーナだった。


「「ははは、すまぬな、実は前から決まっておった事でな、我が言い忘れておったわい」」と笑うクライルスハイムを「うー」とジト目で見るシーナ。


「まぁ嫌ではないですけど・・・」実はシーナは地龍の姫君として正式に認められて嬉しかったのだ、半龍半人の自分が地龍社会の一員になれたのだ嬉しい以外には無い事だった。


「「これでシーナも私と一緒だからね、ノイミュンスターとの極秘の会議にも参加出来るよ!」」とリールはシーナが地龍の王太女になった事を喜んでいる。


「あっ!そう言えばリール様!お久しぶり?です!全然実感が有りませんけど」とヘラリと笑うシーナ。


「「そうだろうねー、私も全然実感が無かったよ、なんでみんな喜んでるの?って感じで、私の場合は進化の眠りは5年かかったから大変だっただろうと思うよ今ならね」」


シーナ的には2ヶ月前にリールと休暇旅行した感覚で3年ぶりだと思えないのだ。


リールにノイミュンスターと会議を再開するから一緒に戻る?と聞かれたので「お願いします」と答えてガイエスブルクと一緒にスカンディッチに戻る事にした。

エレンとブリックリンは報告とかの公務があるので5日ほど龍都に滞在するらしい。


姫君が簡単に王宮からいなくなるのも人間にしたら考えられない事だが龍種的には普通の感覚だ、己れ道は己れの足で進め!だ。


アッサリとスカンディッチに帰還したシーナだが町のみんなから喜ばれて思わず泣いてしまったシーナ、寂しい実感が無いけどやはり嬉しかったのだ。


ルンルンと鍛冶屋へ向かうシーナ達だが何か忘れている気がするのだが思い出せない、「まっ良いか」と鍛冶屋のドアを開けて「ただいまー!」と元気良く店に入るとマッテオとオーバンがいた!久しぶりの幻夢のメンバーの顔を見てシーナはまた泣いてしまった。


「じさじぶりー、マッデオー、オーバンー」それでも挨拶だけはするシーナ。


「本当にお久しぶりになってしまいましたねシーナ様、王太女就任おめでとうございます」

オーバンは変わらずトムソン鍛冶屋で働いていた様だ進化の眠りの時は天龍レンヌと共に出張中で再会出来なかったのだ約4年ぶりの再開になってしまった。


「お久しぶりですシーナ殿、王太女就任を心からお祝い申し上げます」

とマッテオは相変わらずの愚直ぶりだ、マッテオはアスティ公爵家再興の為にずっとピアツェンツェア王都に滞在していてタイミング良く一週間前に帰って来たばかりらしい。


「なんじゃ?シーナよ成人したのにまた泣いておるのか?」と店奥からノイミュンスターが出てきた。

「ノイミュンスター!!」とノイミュンスターに思い切り飛びつくシーナ、ノイミュンスターも笑いながらシーナを抱き止める。

やはりシーナがこう言う行動を取るのはノイミュンスターに対してだけだ。


シーナがノイミュンスターに甘えてる間にガイエスブルクがマッテオとオーバンに帰還の挨拶をして今迄の事を説明する、ジャコブの話しの時だけは本当に嫌そうな表情だった、誠実、真面目な君達には異次元の生物にしか思えないもんね!


リールはその間も真剣に書類仕事に没頭していた、君も見習いなさいシーナ!


公務で不在のエレン以外、久しぶりの幻夢の再集合だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ