隻腕の龍戦士修行編 4話 「港町フィジーで追いかけっこ」
「あっ町が見えましたよ!」シーナが遠くに見えた町を指差す。
幻夢の3人は一回海出て砂浜沿いに北上していた。
砂浜には障害物が少ないので「地走駆」のスピードが上げられるからだ、現在は時速80km程のハイスピードだとにかく早く到着する為に疲労は度外視している。
シーナがサンドワームにパックンチョされてからは特に問題なく進み、3日後に本当にようやく港町フィジーにたどり着いた夢幻の一行だった。
実に予定日から56日遅れの到着であった、この連中には期限付きの旅は無理だと判明した。
その後問題無くフィジーに到着した夢幻はさすがに罪悪感があったのか、とにかく急いで先ずは冒険者ギルドへ行った、受付で到着報告をすると受付の男性に呼ばれたギルドマスターが部屋から出て来た。
「おおっ!無事だったのか!良かったなあ、君達の捜索班を結成しようか?と話しをしてた所だったよ」と安心した様子のギルドマスター
「「「すみませんでしたぁ!!!」」」平謝りの夢幻だった。
本当に時間がないのかそれからすぐに依頼内容の話しが始まった。
「リーダーの夢幻殿が参戦出来ないのは残念だがCランクの君達3人が来てくれたのは心強いよろしく頼むよ」
Cランクと聞くとあまり高位に思えないが現場では違う、引くて数多だ建設現場に例えると腕が良い職人3人が来たと同じで監督的には大喜びだ。
「現在の状況は戦線がかなり南寄りに移動してる、反攻に出たゴルド軍をヴィグル軍が後退しながら受け流してる訳だな。
補給線が伸び切って攻勢限界点を待って反撃だ、海岸線はわが国の艦隊が抑えているから問題ない。
現在はヴィグル軍に余裕があるから冒険者への依頼は偵察と物資輸送に限られているな。
戦闘参加はこちらから参戦意向を示せば受理されるがどうする?」
話しを聞いてシーナは考える・・・
あの激昂事件がなければ迷わず参戦してたのだが自分の未熟さを思い知った後だ、先ず戦争の雰囲気を感じ事が先決だ。
そう考えたシーナは、
「とりあえず偵察任務につき様子を見ます!」と答える。
「了解だ、わが国の戦艦が冒険者を向こうに送ってくれる、次の出発は明後日の朝5時だ寝坊するなよ・・・でも安心したよ無謀な暴走しない君達が来て」
既に無謀な行動で数名の戦死者が出ている模様だ。
「はい!よろしくお願いします!」
と返事をしたシーナは戦死者多数の話しを聞いて再度反省して気を引き締めるのだった。
それからようやく港町フィジーを見て周る。
大陸の西にあるフィジーは西の大陸との交流の最大の拠点だ、今は海上封鎖をしてるので交易船も来ず閑散としてるが通常は多くの商人や観光客で賑わう美しい町だ。
現在は海軍の司令部が置かれて居て町を歩く人間も軍人や冒険者がほとんどだ。
一通り町の観光をしてそれから町の食堂へ向かう幻夢・・・え?君達が食堂?!
これからは普通の人間と同じ3食を食べないと龍種だと気づかれてしまうからだ。
実際にエレンとガイエスブルクはこの旅の間に寄った町や村ではちゃんと食べている、シーナは結構失念していたが・・・
食堂に入り何を注文するか考える3人、
「何食べる?」とガイエスブルク
「港町だから海鮮料理?」とエレン
「・・・納豆?」とシーナ
「なんで納豆?!」とエレンは驚くと「好きだから」とシーナ、「渋い趣味してんなあ」とガイエスブルク、そう言う意味じゃ・・・
いきなり納豆を注文するシーナに店員さんも微妙なら顔だ、それからシーナはわらびの煮付けとフキの煮付けを頼む、海関係無し。
エレンは刺身と熱燗とシチュー
ガイエスブルクはパンケーキとビール
なんだ?この組み合わせは?とばかりに店員も更に微妙な表情だ、普段からの食事癖は必要だった。
微妙な食事が終わると3人は武器屋へ向かう、冒険者のお約束だからだ、特に欲しい物は無い。
「へいらっしゃい」いかにも厳つい武器屋の親父風な店員がカウンターに座っている、ノイミュンスター事トムソン鍛冶屋の店長、トムソンは身体は大きいが赤い短髪で優しい感じのイケメンのおじ様と言った風貌で鍛冶屋より演劇団に居そうな雰囲気だ。
トムソン目当てで来店する若い女性も少なく無い。
シーナ達は商品を見るが全く良し悪しがわからない、そもそも武器は飾りの幻夢だシーナは戦斧を使うがエレンとガイエスブルクは魔法と肉弾戦が得意な地龍らしい戦い方をする。
防具は一応冒険者が付ける一般的な装備を装着しているがいざと言う時は龍化するエレンとガイエスブルクは余り防具にはこだわりを持っていない。
シーナは現在、義手にプレートアームを装備しているので鉄の胸当てのみの軽装備だ。
仕方ないので肩掛けの鞄をお揃いで買う、また微妙は表情の店員。
次は道具屋でポーションだこれもお約束だからだ、しかし大概の事は魔法で解決出来る地龍はポーションを使う機会はほぼ無いと言うか使った事が無い。
しかし案の定、何も分からず仕方ないので何故か胃薬を買う、またまた微妙な表情の店員。
いや、分からないなら無理すんなよ、宿屋で寝てろよお前ら。
「どうだったと思います?」難しい表情のシーナが訊ねる。
「店員の顔が全てを物語っていたと思う」苦笑いのガイエスブルク
「宿屋に帰ろうか?」余り気にしてないエレン
「そうですね」シーナも考えるのをやめた様だ。
何かに惨敗した夢幻だった、冒険者と言うより人間として何かに惨敗した夢幻の到着初日だった。
次の日の朝
シーナは朝食に納豆と切り干し大根を頼む、・・・もういいからお任せにしろよ。
朝食の後は人間らしい事をしようとの事で浜辺でバーベキューをやりに行き海龍に追いかけて回された→これは外伝の方で近い内に書きます・・・と言うより書きましたこれが公開される前にだけどね!ついでにこの話の後にも書くけどね!
その後食べ過ぎて腹痛を起こしたエレンが買った胃薬飲んで治って、おお!ポーション凄え!と感動したり中々有意義な時間だった?のか?
なんか余計な事で疲れた幻夢は宿屋に帰り爆睡した。
そうして翌日出発当日・・・こいつらが当然の如くやらかした、前日の夜遅くまで海龍の祭りに参加した幻夢は3人共に爆睡してしまい起きたら朝の8時だった、当然輸送してくれるはずの戦艦はとっくに出航した後だった、ギルマスに2時間説教を食らった。
結局夢幻が西の大陸に到着したのは予定から68日遅れた日だった。
もう帰れ!
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☆ここからは外伝で書いた話しです。
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「さて!皆さんこんにちは!シーナです♪
今日は本編の中で「全然この話しのせいで本編が頭に入って来ない」との理由で涙ながらに削除されてしまった、
「海だ!祭りだ!海龍だ!」を港町フィジーバージョンで時系列完全無視でやってしまいますよー」
「更になんと今回はアルファポリス特別版ですよ!張り切って参ります!」
解説者のユグドラシルです、アルファポリスの皆様よろしくお願い致します。
あまりナレーション向きではありませんが頑張らさせて頂きます。
それでは、エレンさんとガイエスブルク君にも登場して頂きましょう。
「「ガイエスブルク人化バージョンです・・・区別の為に「「」」を使います」」
「エレンちゃんです♪ハッキリ言ってヤケクソです!よろしくお願いしまーす!」
お二人共、大層やる気がお有りで。
「「「いや!ないから!!」」
本日はお船が出航するまでの間に浜辺でバーベキューをするとの事ですが?
「時期がずれて・・・ってか戦時中に浜辺に遊びに来るの私達くらいだよ?!」
「「すまん、そもそもバーベキューって何だ?」」
わたくしも知りませんねぇ・・・
「ごめん私も知らない、調理法だってくらいしか」
・・・・・・一応シーナは?
「え?私だって知らないですよ?」
・・・・・・誰も知りませんねぇ、どう致しましょうか?
完
「っていい加減そのネタ怒られるって少しは考えようよ!」
「「いやーエレンお姉さんいると分散されて助かるわー」」
「なんの分散?!」
あっ!漁師の御老人の方が歩いてますね、お聞きしては?
「本当ですね!すみませーん」
「ん?どしたー?」
あの、できればバーベキューなる物を御教授願う事できませんでしょうか?
「ん?鉄網使って物焼くだけだで?」
「それだけですか?」
「それだけだで?」
ご丁寧にありがとうございます。
「いんや良いだでよ、ああ、なんらこれやるで、小さくて売り物になんねくなぁ、儂は食いあきたで食ってくんろ」
まあ?貝が沢山ですね何から何までありがとうございました。
「ありがとうございました!」
さて、貝を鉄網で焼くとの事ですが鉄網が無いですね
「「シーナ作ってくれ」」
「はい、良いですよー」
シーナが砂鉄を集めて鉄網に錬成して行きます、5m×5mほどの立派な鉄網ですね
それを砂浜に置き貝を並べます。
「「エレンお姉さん頼む」」
「OK、龍炎!」ゴオオオオオオオオオ!!
エレンさんの炎で貝が焼けましたね、食べて見ましょうか?
モグモグモグ、モグモグモグ
「「んー?上手いんだけどコレじゃ無い感するんだが」」
「分かりましたよ、コレ調味料が足りないんですよ」
「塩かけて見る?」サッサッ
「「俺らなんか間違えてる気がするんだよな」」
「そもそもこれ鉄網が必要かしら?」
「貝を岩の上に置けばいいんですもんね」
んー多分下から火で炙るのでは?
「「それだ」」
ドオオンンドオオンンドオオンンドオオンンガシャ!
シーナが砂鉄で直径30cm長さ5mの鉄の円柱を作り四隅に作った円柱を3mほど砂浜に突き刺して、その上に鉄網を置きました。
これで下から火で炙れますね♪
「こんな物かな?」
「炙れる様になったけど貝を取りに行けないわ、鉄網の位置が高すぎるわよ?」
「「んー?じゃあ」」
ガイエスブルク君が砂を使い鉄網の周囲に壁を作り鉄網の高さに合わせて犬走りを作成して階段も作り後はコンクリート並みにカチンコチンに固めて終了です。
これで貝を取りに行けますね。
「こうなると雨避けの屋根も欲しいわね」
今度はエレンさんが砂で柱と梁と屋根を作りまたカチンコチンに固めました。
これで雨の日も安心です・・・この先10日ほど晴れの予報ですけど。
「じゃあ!バーベキュー開始ですよ」
火力操作が1番上手いエレンさんが焼き手でシーナとガイエスブルク君が貝の並べ役です。
あら?手が届かないから貝が全て端に寄って真ん中は空いてますね、何となく分かってたのですが鉄網が大き過ぎた様です。
「エレンさん!良いですよー」
「OK、退いててね」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオバチバチバチ!!
エレンさんが下から貝を火で炙りバーベキューが完成です。
バーベキューとはもの凄く手間が掛かるのですね、作った建造物は普通に家になっています
建設が得意な地龍だから2時間ほどで終わりましたが、普通なら1か月は掛かりそうですね。
モグモグモグ、モグモグモグ、モグモグモグ
皆さんお味はどうですか?
「「うん!さっきと変わらんね」」
「貝を焼いただけだものね」
「やっぱり調味料が足りないと思います」
なるほどバーベキューとは苦労して行う達成感を味わう物なのですね。
充分に達成感を得た所でバーベキューは終了です。
「バーベキューって何が良いのかしら?」
「「コレって普通に仕事だよな」」
「コレどうしますか?」
シーナが指差した先にはバーベキュー装置の建物が残っています。
かなり頑丈な作りなので解体が大変そうですね。
「置いとけば誰か使うんじゃないかしら?」
「「そうだなバーベキューやる度にこれ作るの大変だモンな」」
バーベキュー装置は地元の人達に寄付する事になりました。
ワイワイワイワイワイ
「いやーこれなんだべか?」
「家なんだろうが、なして2階の床が鉄網なんじゃろか?」
「これアレじゃろ?2階で魚さ洗えば下に水が落ちるから便利じゃ」
「おおーなるほど、考えたモンじゃ」
「これ儂ら使って良いんじゃろか?」
「他に使い道無さそうだけ良いんじゃろ」
「おおーなんら有り難く使わせてもらうべ」
哀しいかな地元の漁師さん達はこれがバーベキュー装置だと夢にも思わないのであった・・・
って当たり前だろ!
しかしこの謎の建造物は漁師さんの間で好評になり様々なバージョンが国内各地に建設されるのであった。
「そう言えば地龍君!私の今日の水着セクシーだと思いません?可愛いって褒めて下さい!」
「「おまっ!俺が全力で見なかった事にしてたのに・・・」
「うん・・・かわいい・・・のかな?」
シーナの今日の水着は俗に言う「しまうま水着」です。
大正時代にハイカラと評判になって日本国内で爆発的に広がった日本独自のガラパゴス水着です。
作者さんのお婆様の自宅に実物があったのですが子供の頃だったので価値が分からず回収しなかったとの事です。
現在ネットオークションで10万円ほどで取り引きされているのでビックリです。
昭和の時代には「ドリフターズ」が好んで使用した事でも有名ですね。
「ユグドラシル?!なんでそんな事知ってるの?!」
「「いや・・・俺には白と黒のシマシマの囚人服にしか・・・」
「なんでですか?!可愛いじゃないですか?!これを着て恋人と「砂浜を走る」素敵じゃないですかぁ?!」
あら?あらあらあら?
シーナ?今わたくしには「フラグ」なる物が見えた気がしましたよ?
ドオオオオオン!!
あらあらあら?突如海面に水飛沫が上がりました。
その水飛沫の中からとても大きな海龍さんが現れましたよ。
「「海龍?!デカ?!」」
「ふわー大きいですねーお父様より大きいです」
「私も初めて見たよ!」
現れた海龍さんの目的とは?
シーナ達の運命は?
次回に続きます、失礼致しました。
と言ってもすぐに後編ですね。
あら?あらあら?
突然体長70mほどのとても大きな海龍さんが海から現れました。
海龍さんは黙ってシーナ達、地龍さんを見つめてます。
じーーーーーー
「え?あの?どうしたんですか?」
エレンさんが少し困惑していますね。
じーーーーーー
「「いやっ俺らちゃんと許可申請してますよ?」」
ガイエスブルク君がフリーパスのブローチを見せます。
じーーーーーー
「この海龍さん、凄い美人さんですねー」
シーナは凄いマイペースです、わたくしにはよく分かりませんが凄い美人さんらしいです。
じーーーーーー
なんでしょうか?この海龍さんから「気合い」を感じます。
殺気ではありませんね、「気合い」です。
ポチャン
あら?今度は別の海龍さんの女性が海面から頭だけ出しましたよ。
「「さて♪皆様準備はよろしいでしょうか?始めますよー」」
「え?何の準備?何を?」
「位置についてー」
「「えっ?せめて説明を?」
「「よーい」」
「ほへー?」
「「ドン!!」」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
まあ?!海龍さんが走り出してシーナ達に向かってきました。
シーナ達は慌てて逃げ出します。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
まあ?!海龍さんって足がとてもお早いのですね、わたくし知りませんでしたわ。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
「ふええええ?!なんですか?これー」
「知らない!私も知らないわ!」
「「だから!せめて説明を!してくれぇ!」」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ジグザグとしながら逃げるシーナ達です。
余りにも突然過ぎて「地走駆」も使う余裕もない様ですね。
海龍さんはただ追いかけて来ます・・・あら?これってもしや・・・
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
「ふええええ?!なんか怖いですー」
「だんだんと追いつかれてるよ!急いでー」
「「すっげえおっかない!」」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
あら?あらあら?
いけませんよシーナ?そちらは入り江になってますよ。
そのまま走って行くと落ちてしまいますよー。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
「このままだと入り江にドボンだそうですよ!
方向転換!スタンボードイージーです!」
「急に言われても無理ぃ!」
「「おっかねー!!」」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
「ふええ?!入り江が見えて来ましたよ!もうダメですよ?!」
「いやーん!!」
「「お母さーん」」
「「はい♪捕まえましたよ♪」」
ヒューーーーーーーーーーン
あらあらあら?シーナ達が海龍さんに抱っこされながら入り江に落ちて行きます。
ドッボーーーーーンンン!!!
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「うふふふふ♪とても楽しかったですわ♪私、久しぶりに張り切ってしまいましたわ」
「ちゃんと最初に説明して下さいよー、分かっていたらもっとちゃんと逃げたのに」
膨れ顔でシーナは青く長い髪に青い瞳のとても美しい女性とお話ししています、なんと、海龍王アメリア様です、これは驚きましたね。
「クライルスハイムのお姫様だと聞いてお迎えに行かないと、と思いまして」
今回の事を解説致しますと、今日は海龍さん達のお祭りで、
「大海原追いかけっこ大会」と言う世界の海を渡り追いかけっこをする、とても壮大なお祭りなんだそうです。
会場は世界の海全域、鬼役の海龍さんからひたすら逃げるだけの単純ですがとても楽しいお祭りだそうです。
お祭りの最中に港町フィジーに地龍王様のお姫様が来てると知った海龍王様が直々にお祭りへのお誘いに来て下さったとの事です、大変名誉な事ですね。
お祭りは1か月かけて世界各地で行われて日没終了後に浜辺でバーベキューなどをして楽しむのだそうです。
「ささ、沢山食べて下さいね♪」
「ふわー凄いですねー」
シーナの前には彩り取り様々な野菜に海鮮、肉類が並び、人化した海龍の男性が炭で炙った鉄網で焼いてくれています・・・あら?それって?
「さあ!ドンドン食べてくれ!まだまだあるぜ」
「あっはい!ありがとうございます」
エレンさんは海龍の男性から沢山の焼かれたお野菜や肉を貰ってますね、その横でガイエスブルク君が黙々と海鮮焼きを食べています。
「「エレンお姉さん」」
「なにかな?ガイエスブルク君」
「「これがバーベキューじゃないかな?」」
「多分そうだね」
「「俺達がやったのって何?」」
「最初に大き過ぎる鉄網を作ったシーナが悪いと言う事で」
そうですね、シーナが作った鉄板、あれから話しが大きくなりましたものね。
「でも海龍さん達って食事は海の上でするんですねー」
「うふふふ、海の中で調理しますと全部お刺身になってしまうでしょう?毎日毎日お刺身だけだと飽きてしまって、焼き物や煮物も食べたいですので」
「そうだったんですねぇ、地龍は食事をする文化が疎くて」
「長く生きるからこそ楽しみは増やして行かないとダメですわ、クライルスハイムは昔から横着者なのです」
「あっやっぱりそう思います?お父様って面倒がり屋なのです」
「うふふふ」
港町フィジーの海に夕日が落ちて海を赤く染めておりますね、美しいです。
今日はとても楽しい1日だったとわたくしは思います。
全てが赤く染まる中お祭りは続きます。




