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061.悪魔の壁(11)22~26

たまに他の冒険者に会わないと変かと書いたらまるまるそれになりました。何故だ!

時々グルめるゼン君です。



 ※



 Dデュラハン以来、それ程強い敵は現れず、アリシアを軸とした陣形の攻撃も、大雑把さこそなくなったものの、弱くなった訳ではないので、一行の進むペースは全く衰える事無く、野営を決めたのは26階中盤の“休憩室”だった。


 “休憩室”とは、迷宮ダンジョンの魔物が出入りしない一区画を探索する冒険者達が勝手にそう呼ぶ様になり、自然とその呼称が定着した場所だが、そこには水場があった。


 奥の壁の中程に、竜の顔だけの石像があり、そこから水が惜しげもなく流れ出て、すぐ下に受け皿の様な場所があり、そこで一旦受け止められた水は、前方に水の逃げ道となる縁の低い場所があり、そこから下の水が溜まる場所として作られたらしい壁を半円として囲む低い遮蔽物で囲まれた水場。


 上の場所で飲み水の確保、下で洗い物が出来る。


 何カ月も迷宮ダンジョンに籠るパーティーならこういった場所で洗濯したり、身体を拭いたり出来る、かなり重宝する場所だった。


 下の水は、排出口の様な場所は見えないのだが、水はその場所から溢れる事なく常に一定の水位にとどまっているので、どこかに流れている事は確からしい。いかにも迷宮ダンジョンらしい、不思議施設だ。


 確保してそこを拠点として使えば、かなり楽が出来る場所だ。だからか、珍しく先客がいた。


 戦士系の男が3人に、魔術師らしき黒ローブの女性が一人、女スカウトが一人、後、珍しい男の術士。治癒なのか、何か専門の術士かなのかは見た目だけでは分からなかった。


 その場所に入った時から当然ジロジロ見られる。


 リュウは一応頭を下げて挨拶し、そのパーティーが水場の近くの隅にテントを張り野営している様だったので、反対側の対角線上の隅に行こうとしたのだが、


「向こうだと、水場使うのが遠くなるだろう。そっちの隅使えよ」


 戦士系の中で一番大柄な男がそのパーティーのリーダーだったのだろう。その男が顎をしゃくって、自分達とは向かいの隅を指し示す。


 せっかくの好意を無下にするのも何だったので、リュウ達は彼が示した隅へと礼を言って移動する。その途中でもジロジロ無遠慮な視線は止まらない。


 いっその事、次の“休憩室”まで移動した方がいいだろうか?それはそれであからさまな敵対行為、とまではいかなくても、感じの悪い印象を相手に与えるだろう。


 こちらはあくまで後輩的立場なのだし(旅団以外で新しくフェルズに来る冒険者は大抵年上でランクも上だったので、『西風旅団』はいつも万年新人という奇妙な立場にいた。既存の低ランク冒険者は、ランクが上でも前からフェルズにいる先輩に変わりはない)、変な行動は取れないな、とリュウは密かに溜息をつく。


 彼等は特に、一番背の低いゼンを見て、何かゴニョゴニョ話し合っている。ゼンが小人族等の、背の低い種族でない事は、観察力のある冒険者ならすぐに分かる事だ。


 にしても、余りゼンにそうした好奇と蔑みの混ざった様な視線を送る猛者は、フェルズの冒険者にはいない。


 そこでリュウは、彼等の少し薄汚れた様子から、もう1カ月位はここに籠った冒険者であるだろう事が分かり、彼等が『流水』の弟子がフェルズに来た事など何も知らない、今現在のフェルズの情報にうとい冒険者だと気づいた。


 ゼンは、旅団に対して変な事を言って絡んで来たり、自分の実力を軽んじて迂闊に手を出して来た者に、微塵の容赦もしない。


 まずい事が起きる前に、説明した方がいいか?自分の方から?それはそれで微妙だ。自慢なんだか牽制なんだか分からんよな、とリュウは思う。


 向こうは、何かよく分からないが、ひとかたまりになって話をして、結論が出たのかさっきのリーダーらしき男が、こちらの方に歩き出した時、後ろで女スカウトが、これ見よがしに、こちらに聞こえる様な声で「子供と遊び気分で迷宮探索なんかしてる奴等に頼み事なんて…」と言いかけて、すぐに間近まで接近したゼンに腹を殴られ吹き飛んだ。


 余りにも見事な吹き飛び具合で、誰もが唖然として動きが固まっていた。


 女スカウトが、吹き飛んで途中で失速し、床に落ちて擦られながらもまだ止まらずに、結局は向こう側の壁に当たってようやく止まった。


 あれ、大丈夫なのだろうか?ゼンの事だから、手加減したと思うが、女相手でも容赦しないのか……、とリュウは半ば感心する。


 ゼンの近く、女スカウトの側に元々いた連中がやっと正気付いて、武器を抜こうとするが、すでにその眼前に、ゼンが抜いた剣の刃がちらつく。


「……遊び気分の子供に、全滅させられたいんですか?」


 ゼンの容赦ない殺気、覇気を至近距離から浴びせられ、誰も武器にかけた手を動かせなくなった。動けば死ぬ、と本気で感じたのだ。


 相手側のリーダーは、こちら側に落ち度があったとは言え、どう対応していいか迷っている様だったので、リュウとラルクは助け船を出す事にする。



「―――『流水』の弟子?“あの”ラザンの弟子?本物なのか?」


 フェルズの冒険者で、『流水』のラザンの事を知らない者は皆無だ。新しく来た者でも絶対は聞かされる、『三強』の一角。フェルズから旅立ち、各地で強大な魔獣を狩り回っている脅威の剣士。


「まあ、今の一連の動きで、本物かどうかは判定して下さい。フェルズに戻れば、そこら辺はハッキリしますから」


 リュウとラルクとで、1週間ちょっと前に帰還した『流水』の弟子、ゼンの事を説明した。


「そう、なのか……。弟子がいる話は、俺も聞いた事があるが、それが、その、あんなに子供とは……」


「ゼンは背が低いですが、あれで13歳ぐらいなんですよ」


「ふむ。内のスカウト、ギリもまるで反応出来てなかったからな。ただ者じゃない事だけはすぐに分かったが、迷宮ダンジョンに籠っている間にそんな事が。そうか……」


 ギリというスカウトの女性は、アリシアの治癒術で傷一つなく回復しているが、顔色は青ざめ、自分がとんでもない相手に喧嘩を売った状態になってしまった事を、激しく後悔している様であった。


 ゼンはまるでどうでもいいと、気にした素振りすらない所が恐ろしい。彼にとってああいう事は、肩にホコリが落ちたのを振り払りする様な、何でもない日常的な一幕なのだ。


「で、何かこちらに話がある様でしたけど、用件は?」


 ラルクも年上の先輩冒険者相手なので言葉が丁寧だ。


「おー、そうだった。今のが衝撃的で忘れるところだった。あー、実はな、恥ずかしい話なんだが、こちらの補給係が、『転移符』を買い忘れていてな、大体の成果を得て探索も終わり、いざ帰ろうとした瞬間にそれが分かったという……」


 気まずそうに、あちらのC級冒険者パーティー『爆炎隊』のリーダー、ダルケンは言う。


「なるほど、それはまずい状況ですね」


「食料とかは?」


「備蓄はまだ多少は。ここを拠点にしてたから、飲み水に不自由しなくて助かったが、さすがにここから普通に出口まで降りて行く踏ん切りがつかなくてな。いざとなったら行くしかないんだが、この迷宮なら時々別のパーティーに会う事もあるからと、一縷の望みをかけて、待っていた訳なんだよ」


「分かりました。転移符ですね。うちの優秀な子が、複数確保してますから、譲るのは大丈夫ですよ。ゼン!」


 近くで待機していたゼンは、話の内容も聞こえていたのだろう。すぐにポーチから転移符を出す。


「一枚でいいんですよね?はい、どうぞ」


 ダルケンにその転移符を、すぐに差し出す。まるで迷いなく出されたそこそこ高価な品に、ダルケンの方が戸惑ってしまう。


「あ……いや、本当にありがたい。揉め事のあった相手だってのに、悪いな」


 ダルケンはその転移符をしっかりと受け取り、代金分の大銀貨を渡す。


「いえ、こちらこそすいません。悪意とか悪口とかに、条件反射的に動いてしまって……」


 ゼンにもうなんのこだわりもない事は態度やその言葉で分かる。


「そうか。心が広いな。ありがとう。早速これは使わせて……」


「え、俺達これから野営だから、今外に出ても、フェルズに着くのは夜中とかになりませんか?」


「あー、そうだな。明日の朝のがいいか。水と固いパンにやっとおさらば出来る。フェルズに帰るのが楽しみだよ」


 ゼンは、多少やつれた様子の、ダルケンや『爆炎隊』のメンバーを見てから、意外な事を言いだした。


「俺、そっちの分もまとめて食事、作りましょうか?」


「ええ?『流水』の弟子が食事って?料理するのか?いや、それ以前に、迷宮で普通、そんな凝った事しないんじゃ?」


 ダルケンが驚くのも無理はない。迷宮ダンジョンの食事と言えば、保存の効く干し肉や固いパン、戦利品に肉があれば、焚火で焼いたりもするが、塩で味付けがせいぜいだ。料理等のんびりやるパーティーはほとんどいない。


「ここ水場があるから、油使って色々出来ますよ。後で洗えますから。単純に、何か肉のステーキでも焼いて……」


 そこでゼンの視線が、水場で水を出す竜の顔の石像を見る。


「そういえば、あの肉まだあるから、あれ使おうかな……。じゃあ、準備しますから」


 と返事も聞かず走って行ってしまった。


「あ~、あいつ、ラザンの身の回りの世話全般してて、料理もそれがきっかけで趣味みたいになったって言ってたんで、楽しみにしてていいと思いますよ」


 リュウも少し苦笑しながらダルケンに話す。


「そ、そうなのか。いや、俺等はまともな食事が出来るのは嬉しいんだが、いいのかな?」


「多分、隣で俺等がいい匂いの食事してる横で、質素な食事とか、逆に気まずくなるからじゃないっすかね」


 ラルクが指摘するのが恐らくは正解なのだろう。確かに並んで食事する一方だけが豪華なら、それは気まずくならない筈がない。


「なら、ご相伴に預かるとしようか」


 ダルケンもラルクの理屈はよく分かったので、ありがたく好意を受け取る事にした。


 ゼンはまず、ポーチから長方形の簡素な長テーブルを二つ、ある程度の距離をあけて並べて出した。


 そして、背もたれの無い簡易的な椅子を5脚と、もう一方に4脚。


「椅子が足りないんで、箱で我慢して下さい」


 『爆炎隊』の方にしっかりした作りの木箱を2個出す。


 それからまた鉄網を使った“焼き場”を用意し、マキに火をつけまずはお茶の準備。木のカップはかなり色々買い込んであるので余裕で数が足りる。


 『爆炎隊』の面々は、リーダーがすぐ椅子に座ったので、どうやらこちらが自分達に用意された席と分かり、そこに座ってダルケンから説明を聞く。


 ギリを吹っ飛ばした少年が『流水』の弟子で、自分達が迷宮ダンジョンに籠っている間にフェルズに帰還していた事、元々所属していた『西風旅団』に今は合流して迷宮ダンジョン探索をしていた事。彼等から予備の転移符を売ってもらった事等。


 そして、今は明日の朝、迷宮を出る自分達の夕食も一緒に用意してくれている事。


「『流水』の弟子って、とんでもない事になったな、ギリ」


 仲間の戦士が、運が悪い、と苦笑している。


「ううぅ……。そんなの、いきなり分かる訳ないじゃん……。どうしよう……」


「そう心配するな。向こうはそんなに気にしてない。あの外見だからな、結構いつもある事なんだろう。だから、こだわりなくこちらの食事まで用意してくれてるんだ」


 ダルケンは大らかに笑う。


 そこに、ゼンがお茶を入れた木のカップを6つ、お盆にポットも載せて持って来る。


「お茶です。このポットも中身がお茶なので、適当に飲んじゃって下さい。後、作り置きなんですが、クッキーとかありますから、これつまんで食事出来るまで間に合わせに……」


 ゼンはお茶を入れたお盆を中央に、後から出した深皿に盛られてた山盛りクッキーを置いて行った。


 自分達の方のテーブルにも同じ物を置きに行く。まるで慣れた動作で、普段からやり込んでいる事が分かる。


 『爆炎隊』のメンバーは、各々、お茶のカップを取り、そしてクッキーにも恐る恐る手を出す。まさか何か妙な物が入って、と警戒した訳ではなく、成り行きが意外過ぎて戸惑っているのだ。


「うお、これ美味い。お茶もフェルズのとは少し変わった風味だが、美味いな……」


 物おじせずにすぐにクッキーを頬張るリーダーに習って、全員が食べ始めるが、そうしたら皆がすぐに我を忘れ、どんどんと食べてしまう。


「なにこれ、美味しい!フェルズでこんなに美味しいの売ってた?」


「つ、作り置きって言ってたて事は、これも自分で作ったのじゃないか?」


「やだ、本気で美味しい!手が止まらない!」


 ゼンはそれらを背中に少し考える。パンがまだ充分あるけど、お米も使っておきたいし、こっちって普通にご飯食べられるかな?ライナーさんなんかは食べた事ある風だったけど、あれはエルフだし……。


 おじやとか普通に食べてたし、無理な人はパンにしてもらえばいいか、と手早く米を研ぎ大き目の、水につけ、術で圧縮、つけ時間を短縮する。そして釜で炊く。


 炊いている間に肉を焼こう。後、付け合わせの野菜も、バターで味付けて……


 えーと、この牛乳とかまだ大丈夫だし、食べれる生野菜がそんなにないから、シチューにしておこう。


 それで後は、“この”を厚切りにして、味付けして、肉汁とワインでソース作って……。



 二組の食卓に並んだ料理は、厚切りのステーキに添えつけのバターで焼かれた人参等の野菜が少々、ライス、パンはお好みで、後大鍋にいい匂いをさせたホワイトシチューがある。他にも、味付けされた肉の串焼きまである。


「サラダないのが物足りないかもしれませんが、これで。ご飯が無理なら、パン追加で出しますから、適当に召し上がって下さい」


 白いご飯に戸惑っている者もいたが、これだけ冒険者がいると食べた事のある者もいたらしく、こう食べるんだ、と見本を見せればすぐにそれを真似し、拒否反応の様な物はなかった。


 それどころか、久しぶりのまともな、しかも物凄い美味しい食事に『爆炎隊』はまるで餓狼の群れの様になって出された料理をむさぼり食った。


 美味い美味い、と何かのツボに入ったのか、涙する者までいた。


 旅団の方は、流石にゼンの料理にはもう慣れているので、普通に……普通に食いまくっていた。ご飯を食べた事がない者も、結構好評な様で何よりだった。


 ラザンの故郷では主食だった、という事で、ポーチの中には結構な量の米があるのだ。


 ラザンの従魔で、ゼンに変わって身の回りの面倒や料理をする事になった、ゾートの妹のアヤメの収納具に半分以上移したのだが、それでもまだかなりある。


(味付けて炒めたり、とか色々調理法あるみたいだし、後々試していこうかな……)


 ゼンはやたらおかわりを所望するアリシアのお皿にご飯を盛りながらそう考える。


 隣の『爆炎隊』を見ると、ちゃんと釜からおかわりをよそっている様なので、世話は焼かなくても良さそうだ。


 その日は、予想外に賑やかな夕食風景となったのであった。


 

 ……ようやく食事が一段落した後、お茶を飲んで人心地ついたダルケンから質問が出る。


「あの、やたら美味いステーキの肉、何だったんだ?正直、今まで食った事のない、豊かな力強い味で、かなり驚いたんだが……」


 『爆炎隊』の面々もコクコク頷いている。


「そうだな。俺等も食った事ない物だと思うんだが……」


 リュウも、今まで作ってもらった物にない美味さだと思ったのだ。


「あれは、“それ”見て、まだ肉残ってるなぁ、と思いついて使ったんです」


 ゼンが指さすのは、ここの水場の水を出す石像だ。


「え………まさか、“あれ”の肉?」


 リュウが驚きを通り越して茫然としてしまう。


「師匠と潜った迷宮ダンジョンに、“竜迷宮”って呼ばれてた迷宮ダンジョンがあって、そこはやたら竜ばかりが出る迷宮なんですよ。で、お肉もたくさん落ちるんです。


 ステーキは赤竜の、シチューには白竜のを使いました。串焼きのは、雑魚で出てた亜竜の肉です。竜尽くし、とか面白いかな、と思って……」


 ドラゴン・ステーキにドラゴン・シチュー、亜竜の串焼き。


 ゼンには面白いで済むのが恐ろしい。


 普通、竜の肉は、王侯貴族の晩餐に出される様な高級食材だ。美味くて当然、と言うか、普通に値段をつけたらいくらになるか想像もつかない。ゼンにとっては狩った魔物の肉は、基本売らずに、全部自分達で消費する物なので、値段がいくらとか関係ないのだ。


 思わぬ高級食材での夕食をご馳走になり、感謝、低頭の『爆炎隊』だったが、ゼンは、美味しいご飯は大勢で楽しく食べる方が美味しい、と、夕食代を少しでも出そうとするダルケンの申し出を断るのだった。


 そして食べ終わった食器や調理器具も、手早く集めて水場で洗い、布で水気を取ってから収納する。

 

 早過ぎて手伝いを申し出る暇もなく、全部綺麗に一人で片づけてしまった。


「強い剣士でこんな有能さまであるなんて、勧誘してぇなぁ……」


 思わず呟くダルケン。


 リュウも真剣に、


「何処にもやれないうちの大事なメンバーですよ」


 としみじみ呟くのでした。


 

ミ「ズルいですの!あたしだって、主様の料理食べたいですの!」

リ「中にいる事自体に不満はないのですが、確かに主様の料理は皆絶品なので……」

ル「るーも食べたいお!そだちざかりのるーにひどいお!」

ガ「……ほぼ同意…」

セ「ですね。ボ、ボクも主様の料理は好きです……」、

ゾ「余り困らせたくないが、美味いもんは美味いからな」

ボ「ゼン様、料理上手。とってもとっても。蜂蜜より美味しい……」

ゼ「えーと。この迷宮終わったら、秘密じゃなくなってると思うし、食事会とかして、皆に紹介するから」

ミ「紹介とかいらないですの。お食事だけで……」

リ「私も、主様以外とは別に……」

ル「しょーかいとか、わかんないお」

セ「乙女のみなら……」

ガ「困惑」

ゾ「いんじゃないの」

ボ「お任せ、します…」

ゼ「あれえ?余り乗り気じゃないのが多いのか。なるべく、好きな人同士は仲良くなって欲しいんだけどな……」

ミ「好きは独占したいですの」

リ「……独占」(ポ)

ル「お?」

ゼ「独占言われてもなぁ……」(困)





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