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おまけ 『勇者の剣』の伝説
『勇者の剣』は二振り存在する。
一つは『支配』
一太刀でもあびせた魔物を支配し、己が僕として使役可能なさしめる権能を持つ陰の剣。
一つは『加護』
刺し貫いた魔物を殺めるのではなく強化し、累ねた数と練度によって、勇者の僕を加護する権能を持つ陽の剣。
『勇者』を太極となし、二振りの『勇者の剣』は両儀を生ず。
両儀は四象を生じ八卦へ至り六十四卦辞、三百八十四の爻辞を成す。
『勇者』はその二振りの『勇者の剣』持ちて、あらゆる神話、あらゆる伝説に記されし魔物たちを従え、強化して『 』に挑む。
何度も。
何度でも。
魔物――魔なる者を、その呪いから救い出すまで。