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行宮燃ゆる
幼子の帝は御座船に、
お移りに成られ屋島に遷りに成られました。
夏四月十六日、元暦と改元する。
冬十月、権中納言平知盛、
安芸、周防を辛うじて守る。
十二月七日、平行盛、佐々木盛綱と、
備前の児島に奮戦しつも敗れたり。
四年春、二月十八日、源義経、尼子浦に寄せる。
守將櫻間良連を虜にするや勝浦を攻撃した。
守將櫻間良連は堪らず城を捨て退去した。
十九日、源義経は屋島へと突進した。
帝はご幼少なれば
御座船にて海上にお遷りに
成られた。
二十日
義経は
家々に火を放つと
火はやがて行宮に移った。
二十一日帝は
志渡に渡られる。
義経は迫るが
帝をお連れの人々は
帝を抱えて
引島に御幸。
田口成直、
義経に降る。
人々は
戦い
また右往左往
混乱の巷と化した。




