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第二章 『激突、動き出す運命の歯車』その2



 見回りを始めてから二時間、街は活気づき始めていた。

 春の陽気に誘われるように人々が商店街を行き来し、時折、巡回馬車が通り過ぎる。

 帝都では蒸気自動車が開発されたらしいけど、イーストシティーで見られるようになるのは何年も先だろう。

 隣を見ると、ライカが何かに耐えるように顔を顰めていた。

 ヴェルナはそれとなくライカの肩を叩き、

「便所なら、さっきの公園にあっただろ?」

「い、いきなり何を!」

「恥ずかしいのは分かるけど、漏らしてからじゃ遅いぜ」

「漏らすか!」

 ライカは顔を真っ赤にして叫んだ。

「街の臭いが気になっていたのだ。ヴェルナは気にならないのか?」

「こんなの気にすることじゃないだろ」

 少し生臭いかな? と思うけれど、そんなことを気にしていたら街で暮らせない。

 商店街の見回りを一通り終え、ヴェルナは店先で野菜を洗うマリィおばさんを発見。

「おっす、マリィおばさん」

「おや、ヴェルナちゃんかい」

 マリィおばさんは億劫そうに立ち上がり、腹を突き出すように腰を伸ばした。

「今日も真面目だねえ」

「真面目に仕事しないと日給を減らされかねないし」

「その割りに油を売っているように見えるのだが?」

 ヴェルナはライカの頭を掴み、

「地域住民から情報収集してるんだよ。そう言えば、あたしが素手でリンゴを潰せるって教えたっけ?」

「う、うむ、情報収集は大事だな」

 素早く説得を終わらせると、マリィおばさんは呆れたような顔。

「ヴェルナちゃん、もう少し優しくしておやりよ」

「かなり優しくしてるつもりなんだけど?」

「ヴェルナちゃんの優しさはスパルタなんだねえ」

 マリィおばさんは何度も頷き、背後に控えていたイエルを見る。

「そっちの美人さんもヴェルナちゃんの後輩なのかい?」

「私はローランド家のメイドでイエルと申します」

「わざわざメイドまで連れて来ちまうんだから、貴族様はあたしら庶民と違うんだね」

 フォローをする間もなく、マリィおばさんは嫌味を口にした。

「貴族と申しましてもローランド伯爵家は辺境の一貴族に過ぎませんので」

「そいつは愉快な話だね」

 イエルの態度が勘に障ったらしく、マリィおばさんの声に不愉快そうな感情が混じる。

「マリィおばさん。あたし達は見回りの続きをするけど、精霊が出たら教えてくれよ」

 流石に大人げなかったと悟ってくれたのか、マリィおばさんは咳払いを一つ。

「旦那の遺してくれた店を壊されるのは嫌だからね。ちゃんと連絡するよ」

 軽く手を挙げ、ヴェルナはライカを伴って川沿いの道へ。

 河川敷では子どもが泥を浚っていた。

 屑鉄でも探しているんだろう。

 孤児院があった街では貧乏人の仕事だったが、この街では子どもの小遣い稼ぎだ。

「私はマリィおばさんとやらに嫌われているのだろうか?」

「お前を嫌ってんじゃなくて、貴族が嫌いなんだよ」

 ヴェルナは川を横目に見ながら答えた。

「何故だ?」

「貧乏だから」

「私は僻まれるほど贅沢をしておらんぞ」

「貧乏してると恵まれたヤツに嫉妬しちまうんだよ。貴族なんてのは分かり易いだろ」

「ヴェルナが私を嫌ってるのは貴族だからか?」

「アッシュ先生に舐めた口を聞いてたから嫌いなだけで貴族だからじゃねえよ」

「結局、嫌われているではないか!」

 ライカは顔を真っ赤にして地団駄を踏む。

「実際、どのようにヴェルナ様は考えられているのでしょうか?」

「別に嫌いじゃねえよ」

 ヴェルナはライカの肩を叩いた。

「ま、好きになって欲しいなら努力するんだな」

「何と言う上から目線!」

「じゃ、見回りを続けるぞ」

 歩き出しても、ライカは無言のままだ。

 ヴェルナが振り向くと、ライカは苦しそうに胸を押さえていた。

「おい、大丈夫かよ?」

「問題ない、いつものことだ」

 途切れ途切れに紡がれる言葉は苦しげで、大丈夫そうに聞こえない。

「ひとまず。公園へ」

「分かった」

 ヴェルナはライカを抱き上げ、自然公園まで走り抜けた。

 広場のベンチにライカを寝かしつけ、ブラウスのボタンを二つ外す。

「こいつは厄介な病気でも抱えてんのか?」

「ライカ様は精霊の気配に敏感なのです」

「精霊士ってヤツか」

 イエルの言わんとしていることに気付き、ヴェルナは小さく舌打ちした。

 精霊士は精霊と交感する才能を持つ者の総称だ。

 彼らは精霊の気配を察知する能力に長けるが、狂精霊の影響を受けて体調を崩しやすい。

 ヴェルナはベンチの手すりに腰を下ろし、苦しそうに喘ぐライカを眺めた。

「分かってると思うけど、精霊士が精霊騎士になるのは難しいぜ」

「……存じております」

 イエルが顔を伏せる。

 返事をするまでに間があったのは本能と感情の狭間で揺れているからだろう。

「それでも、私は精霊騎士にならねばならんのだ」

 ヴェルナは苦しげに喘ぐライカを見下ろし、小さく溜息を吐いた。

 ライカを慰めるつもりはないし、精霊騎士を諦めるように説得するつもりもない。

 それでも、気を遣うくらいは許されるだろう。

「少し早いけど昼休憩にするぞ」

「私は……「あたしが疲れたんだよ」」

 ヴェルナは頭を掻きながら立ち上がり、広場の隅にある移動式の屋台を見た。

 値段は驚くほど安いが、下手な店で買うと腹を下す。

「おっさん、ハムとチーズのサンドイッチ二つ、それとリンゴジュースもな」

「俺は三十前だっての」

 二年前も同じことを言ってやがったな、とヴェルナは男の赤銅色の顔を見る。

 彼は慣れた動作でパンを切り、ハムとチーズを挟んだ。

 代金を渡してサンドイッチを手に戻ると、ライカは大人しくベンチに座っていた。

「体調が悪くても少しくらい食っておけよ」

 ヴェルナは荒々しくベンチに腰掛け、ライカにサンドイッチとジュースを渡した。

 ライカはサンドイッチを囓り、恐る恐ると言った風にジュースを口に含む。

「う、不味い」

「アッシュ先生が淹れた紅茶に比べたら百倍マシだって」

「時間があれば、昼食を用意してきたのですが」

「気にする必要はねえよ」

 ヴェルナはサンドイッチにかぶりついた。

 パンは乾燥してパサパサ、チーズは端がカリカリ、ハムも臭みがあって不味い。

 けれど、満腹になると集中力が途切れやすくなるから、これくらいで丁度良い。

 やたらと酸っぱいジュースを飲み干し、雲一つない空を仰ぐ。

「ヴェルナは武器を持っていないのだな」

「あたしは拳士だからな」

「武器を使った方が有利なのではないか?」

「あたしの競争相手はガキの頃から剣術や魔術を仕込まれてるヤツらなんだよ。まあ、学園でも武器の扱いは一通り教えてくれるけど、同じフィールドで戦ったら勝ち目が薄いだろ? だから、体術を磨いたんだよ。そっちは?」

「剣術は好きだが、得意なのは魔術だ。上級魔術も一つだけ使えるぞ」

「少しは適性を考えろよ」

 ヴェルナは呆れ半分で呟いた。

 魔術の等級は下級、中級、上級の三段階に分けられている。

 魔術の威力や精度は訓練次第で高められるが、習得そのものは才能に左右される。

 下級魔術は簡単に習得できたのに、火水土風の四大属性を扱う中上級魔術は全く習得できないことも多い。

 その点でライカは間違いなく天才と言える。

「適性など考えていたら精霊騎士を目指しておらぬ」

「ま、精霊士って時点で諦めるべき……」

 あ? とヴェルナは自分の台詞に目眩を覚えた。

 とんでもないことを見落としているような気がする。

「おい、お前の精霊士としての精度はどれくらいだ?」

「この街は薄い悪意のようなものが漂っているが、気分が悪くなるのは決まって狂精霊が近くにいる時だな」

「クソガキ! アッシュ先生を呼びに行け!」

 ヴェルナは魔力圏を形成、爆発的な加速で公園を駆け抜けた。

 脳裏を過ぎるのは屑鉄を拾っていた子どもの姿だ。

 あの時、狂精霊が近くにいたのだ。

 もっと、早く動け! 

 河川敷に飛び降り、ヴェルナは川に引き摺り込まれそうになっている子どもを見つけた。

 子どもの足に絡み付いた触手に指先を向け、

「アサルト!」

 ヴェルナは真紅の魔力弾を放った。

 三十発近い魔力弾を撃ち尽くすのに五秒と掛からない。

 数発が子どもの足に絡み付いた触手を半ばから吹き飛ばす。

「さっさと逃げろ!」

 腰を抜かしていた子どもの尻を思いっきり蹴り上げる。

 子どもは限界を超えた尿意に耐えているような形相で走り出した。

 小便くらいは漏らしていそうだが、もう子ども心配する余裕はない。

 金切り声を上げ、狂精霊が水底から浮上したのだ。

 形は透明な球体、大きさは直径一メートルほど。

 中心部分では赤黒い血管のようなものが脈打つように震えていた。

 このレベルならヴェルナにも勝算はある。

 最悪なのは狂精霊が逃がすことだ。

 ここで逃がせば、確実に被害が拡大する。

 誰かが死ぬかも知れない。

 そう考えた途端、鼓動が跳ね上がった。

 今にも破裂してしまいそうなくらい心臓が痛い。

 緊張のあまり呼吸が乱れる。

 対峙しているだけで体力と精神を削られるようなプレッシャー。

 応援が来るまで時間を稼げば良いんだ。

 簡単だろ、足止めすれば良いんだからさ。

 アッシュ先生に教わったことを思い出せ。

 定期テストなら忘れたで済むけど、命が掛かってるんだぜ。

 ずるりと断面から新しい触手が伸びる。

 不意に狂精霊の触手が消え、風が真下に吹き抜けた。

 微かな痛みに視線を落とすと制服の胸元が裂け、血が滲んでいた。

 触手が足下で元気に跳ね回り、あまりのグロテスクさに吐き気が込み上げる。

 不意に触手が動きを止めた。

 まるで獲物に飛び掛かろうとする猫みたい……みたいじゃない! 

 ヴェルナは背骨が軋むのも構わずに上体を逸らした。

 跳ね上がった触手がヴェルナの鼻先を掠め、安堵する間もなく触手が振り下ろされる。

「死んで、たまるかよ!」

 全力で飛び退り、触手を回避。

 別の触手がバランスを崩したヴェルナに襲い掛かる。

 相変わらず、頭の中は真っ白だ。

 何百と繰り返した組み手の手順すら思い出せない。

 触手が眼球を抉ろうと迫っていても声も上げられなかった。

「あ?」

 だから、声を上げたのは地面でのたうつ触手を見てからだ。

 腕には心地良い痺れ、慣れ親しんだ感覚だ。

 その感覚に戸惑い、狂精霊の絶叫で我に返った。

 狂精霊が自分の体を分離させ、弾丸のように撃ち出す。

 だが、ヴェルナは高速で飛来する狂精霊の一部を叩き落としていた。

 二度、三度と攻撃を捌き、ようやくヴェルナは冷静さを取り戻した。

「ったく、すごいバカ」

 混乱していたのはヴェルナだけで、この体はしっかりと戦い方を覚えていたのだ。

「覚えてる、思い出せる。あたしの八年は無駄じゃない」

 嘘のように緊張が解け、髪の毛の先端にまで魔力が染み渡る。

 ヴェルナは左半身を狂精霊に向け、拳を心臓より高い位置に固定。

 攻撃を仕掛けられても即座に対応できるようにステップを踏む。

 狂精霊が触手を伸ばす。

 ヴェルナは飛び退りながら手甲で触手を弾き、アサルトを狂精霊に叩き込んだ。

 直弾の衝撃で狂精霊の体が大きく歪むが、決定的なダメージを与えられない。

 破壊力が足りないのだ。

 甲高い声を上げ、狂精霊がヴェルナに突進する。

「アサルト!」

 真紅の魔力弾は狂精霊に弾かれ、足止めにもならない。

 狂精霊の体が崩れ、覆い被さるようにヴェルナに迫る。

 そこへ、

「氷槍ぅ、一矢っ!」

 飛来した氷槍が狂精霊を貫き、瞬く間に凍り付かせた。

「……痛っ」

 ヴェルナは脇腹の焼けるような痛みに呻いた。

 どうやら、氷槍が脇腹を掠ったらしい。

 魔力圏を形成していたのに信じられない威力だ。

「危ない所だったな、ヴェルナ」

「このガキ! あたしの脇腹に魔術を当てやがって、首をもぎ取るぞ!」

 自信満々で近づいてくるライカをヴェルナは思いっきり怒鳴りつけた。

 声に反応した訳ではないだろうが、氷の彫像と化していた狂精霊が砕けた。

 ライカはライカの襟首を掴み、全力で横に跳んだ。

 次の瞬間、無数の触手が横殴りの雨のように押し寄せ、堤防を粉砕した。

「走れ、ヴェルナ!」

「命令するな!」

 ライカを担ぎ、ヴェルナは必死に走った。

 魔力圏があるとは言え、石畳を粉砕する触手をまともに食らったらどうなるか。

 多分、死ぬ。

 かなり楽観的に見積もっても、重傷は確実だ。

「先生は、アッシュ先生はどうした!」

「そ、それならばイエルを遣いに出した!」

「お前の頭には腐葉土でも詰まってんのか! 精霊器を手放して、どうやって精霊と戦うんだよ! お前が呼びに行って、あたしがイエルと連携を取るのがベストだろうが!」

「イエルがいた所で戦える訳がなかろう! イエルは私が頼んでも鞘から抜けてくれんのだぞ!」

「先に言え!」

 ヴェルナは堤防直前で反転。

 避け損ねた触手が太股を浅く切り裂いたが、痛みを噛み殺して足を動かす。

 目的は狂精霊の打倒だ。

 援軍を待っていたら魔力も、体力も、気力も尽きる。

「ぎょ、玉砕覚悟で突っ込むつもりか!」

「死ぬつもりはねえ! 飛び越えて、ぶん殴る!」

「それを玉砕と言うのだ!」

 叫び返し、ヴェルナは跳躍した。

 だが、高さも、飛距離も全く足りない。

 無数の触手がヴェルナを迎え撃つように視界を埋め、

「スラッグ!」

 ヴェルナは触手の群れを跳び越え、狂精霊の背後に着地した。

 空中でスラッグを炸裂させ、その衝撃で高さと飛距離を稼いだのだ。

「もう一発、スラッグ!」

 スラッグが狂精霊の体を吹き飛ばす。

 拳を振り上げたが、狂精霊が触手を引き戻す方が早い。

「炎弾乱舞!」

 握り拳大の炎がヴェルナをフォローするように狂精霊を押し包んだ。

 狂精霊は炎から逃れようと足掻くが、今は悪足掻きに過ぎない。

 ヴェルナは狂精霊から大きく距離を取り、安堵の息を吐いた。

 がくがくと膝が震えているのは恐怖からだ。

「で、どうするのだ?」

「動きが止まってる間に滅ぼすしかないだろ」

 ヴェルナは人差し指を狂精霊に向けた。

「……アサルト」

「牽制にしかならないぞ」

 ライカの言葉は正しい。

 狂精霊から見れば、アサルトなんて思いっきり石をぶつけられた程度の威力だろう。

「アサルト、アサルト、アサルト……アサルト」

 呆れるライカを無視し、ヴェルナはアサルトの起動を繰り返す。

 五つを超えた辺りから呆れたような気配が収まる。

「魔術の多重起動?」

 最終的に起動したアサルトの数は二十を越え、ヴェルナは強烈な頭痛に耐える。

 頭痛は魔術の多重起動によるものだ。

 魔術は思考……脳によって制御されている。

 反復練習することで起動プロセスをルーチン化しているのだが、その場合も意識していないだけで脳に負荷が掛かっているのだ。

 周囲には真紅の魔力弾……正確には魔力弾の元になる魔力の塊が乱舞している。

「知ってるか、水滴で石に穴を空けることもできるんだぜ? アサルト、一斉射!」

 真紅の魔力弾が狂精霊に突き刺さる。

 ライカの炎が吹き飛び、自由になったはずの狂精霊は圧倒的な物量に屈して空間に縫い止められた。

 六百発近い魔力弾は狂精霊を削り、削り続けて、跡形もなく消滅させた。

「凄いではないか! 狂精霊を滅ぼしてしまったぞ!

「そうでもねえよ」

 興奮するライカを横目に、ヴェルナはひどく醒めた気分で座り込んだ。

 もう少し興奮しても良さそうなものだが、こんなものかと思う。

 強いて言えば、犠牲を出さなかったことが少しだけ誇らしい。

「ああ、クソ……痛いな」

 ぐるぐると視界が、いや、世界が回り、猛烈な吐き気が押し寄せる。

 ぶつんと何かが切れるような音がして……ヴェルナは意識を失った。

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