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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第1章 グレイヴァルド要塞都市

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またな

ーーーーーーー


陰牙熊グルームファング・ベアの群れと戦ってから4日が経った。

明日の朝にはグリスヴァルドに戻る予定だ。

あの日以降はクエストに行っても特に問題もなく、順調に今日まで日々を過ごしていた。

中々に楽しい時間だった。


初めてアリサ達と会った時は、結構は嫌われてたのに、今では大分認められたようだ。

懐かれた分、別れが寂しくなるな。

明日の早朝にここを発つし、今日はあいつらに挨拶して、休もう。


「クラウス、準備出来たぞ。」

「じゃあ行こうか。」


今からクラウスと共にリダさんに挨拶に行く。


ーーーーーーーー


「もう帰っちゃうの!?」

「兄貴、たまにはここにも来てね・・・」

「ああ、また来るよ。だからアリサもアルトも、そんな泣きそうな顔するな。」

「本当に!絶対に会いに来るのよ!わ、私からそっち行ってあげてもいいけどね!」

「兄貴!俺も立派な冒険者になって、グリスヴァルドに行けるよう頑張るよ!!」

「ああ、ありがとな。頑張れよ。」


またこの子達と一緒に冒険に行こう。

グリスヴァルドからアルツ村は、3日あれば辿り着ける距離だし、永遠の別れってわけじゃない。

また絶対に会いに行こう。


「アレス君、この子達の面倒を見てくれて、本当にありがとうね。」

「いえいえ。最初は苦戦しましたが、とても良い子達でしたよ。仲良く出来ましたしね。」

「そうじゃの、あの子達があんなに懐く人は珍しいからのお。本当にありがとうね。」

「はい。」


「クラウスさんも、お弟子さんを貸してくれて助かりました。」

「お気になさらないで下さい。どうせアレスは1人でもクエスト行ってただけでしょうし、こいつが楽しそうにしてるのは見てるこっちも安心しました。」

「そう言ってくれると助かるのお。明日には出るんじゃろう?」

「はい。早朝にここを発つので、そろそろ戻りますね。」

「そうか。気をつけて帰るんじゃよ。」

「ありがとうございます。では。」


「じゃあな〜。」

「アレス!絶対にまた会おうね!」

「兄貴!また一緒にクエストに行きましょうね!!」


この村では中々良い経験が出来たな。

やはり人と関わるってのは良いものだ。

嫌なことも多いだろうが、嬉しい事や楽しい事もあるからな。


「アレス、先に戻ってろ。俺は他にも挨拶に行かねえと。」

「分かった。」


とはいえ、知り合いが多すぎるのも考えものだな。


ーーーーーーーー


「準備は良いな!?出発するぞおおお!!!」


帰りは俺も馬車に乗って移動する事を許可してくれた(もちろんクラウスが)。

帰りも勿論2泊3日だが、特に何もなくグリスヴァルドに着いた。


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