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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第1章 グレイヴァルド要塞都市

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感動の再開?

「俺は大丈夫だよ。2人も無事そうで良かった。」

「ぶ、無事だったのね!安心したわ!!」

「アレス、いや兄貴!本当にありがとう!おかげで命拾いした!!」

「あ、兄貴て・・・」


急に懐いたな。

危ない状況から助けたからか?

あそこまで連れて行って、危ない目に合わせてしまったのは俺のせいだし、ここまで感謝されるとは思わなかったな。


「本当に心配だったのよ!私達を逃がすために・・・1人で戦うなんて!」

「姉様なんて、俺が手を引いて連れて行かなかったら絶対にあそこで留まってたでしょ。」

「当たり前でしょ!確かにアレスは強いけど、あの数を1人で対処するには無理でしょ!?」


あの「逃げろ!」と言った時渋ってたのは残ろうとしてたのか。

残られても邪魔になってしまうから、アルトが連れて行ってくれて本当に良かった。

人質のような物だしな。

あれがもし群れじゃなかったら、わざわざこの子達だけを先に逃がすことも無かったし。


「まあまあ、全員無事だったんだし、そんなに気にしなくても良いんじゃないか?」

「いや、でもアレスは危なかったんだし・・・」

「ん?俺は別に何ともないぞ?」

「え?本当に?どこも怪我とかしてないの?」

「ああ、問題ない。」


結構まじで心配してくれてたんだな。

なんか嬉しいな。


「あ!助けに行ってくれたの冒険者様達とは会った?」

「ああ、会ったぞ。良い人達だったな。」

「そうよね!私達がギルドに行って助けを求めたら、すぐに動いてくれたのよ!」

「兄貴!あの冒険者様達は強かった!?どうだった!?」


アルトが期待した目で俺の次の言葉を待つ。

アリサも似たような感じだ。

けど、俺はあの人達の戦闘を見てないから強いのかとか分からないな。

嘘ついても意味ないし、後々面倒臭くなったら嫌だから、申し訳ないが事実を教えるしかない。


「応援に来てくれた冒険者達の戦闘は見てないから、強いか分からないな。」

「え!?見てないの?」

「ああ、彼らが来てくれた時には終わってたしな。」

「「?・・・え!?」」


今更そんなに驚いてどうしたんだ?


「え、アレスだけで倒したの?あの群れを?」

「あ、兄貴?本当ですか?」

「そうだぞ。」

「「・・・す」」

「す?」

「凄いわね!アレス、貴方そんなに強かったのね!じい様は凄い冒険者を連れてきてくれたのね!」

「すっげー!兄貴はめっちゃ強いんだな!!」

「おお、ありがとな。」


こんなにほめちぎってくれるのはエリック達以来だな。

クラウスは普段褒めてくれる事は無いしな。

こういうのも、たまにはいいもんだな。


「ありがとう。けど、そろそろ飯行かね?腹減ったろ?」

「それもそうね!お腹空いたわ!」

「俺も!」

「よし、満場一致だな。おすすめの場所とかあるか?」

「あるわよ!付いてきて!」

「兄貴!早く早く!」

「落ち着けってお前ら。ご飯は逃げないぞ。」


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