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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第1章 グレイヴァルド要塞都市

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アルツ村⑤

「もう少し具体的な事を教えてくれませんか?何をすればいいのか、とか。」


面倒を見ること自体はあの条件なら悪くは無い。

ただ、どの位の時間付き合っていれば良いのか。

それが重要だ。

リダさんが居ない3日間、朝から晩までなのか、それとも村長の家で1日中なのか・・・・・・


「時間は昼から夜でどうじゃ?子供たちが寝るまでじゃ。あの子達も飯位は自分達で食べられるじゃろう。っていうかそれくらいはやってもらわねば困るからの。」

「・・・・・それだけなのか?」

「それだけでいいかのお。彼らもそろそろ成人するからの。とはいえ、心配だからアレス君について欲しんじゃ。・・・・・あの子達は何をしでかすかわからんからの。」


なんか最後の方に不穏な事言ったな。

少し心配ではあるが、・・・・・・近くにいて、守るだけで良いなら別にいいか。


「・・・・・・・分かりました。そのクエスト、受けましょう。」

「アレス君ならそう言ってくれると信じていたぞ。」

「流石だアレス!!!!お前の筋肉も喜んでいるだろう!!!!もちろん、俺の筋肉もだ!!!!」


まあ、この筋肉だるまは置いておくとして、


「で、俺はこれからどうすればいいんですか?」

「そうじゃな・・・・わしがギルドにクエスト申請してくるから、アレス君はそれを受けてくれんか?子守りは明日からじゃ。」

「あ、明日からなんですね。分かりました。じゃあ今日はリダさんのクエストを受けた後は自由に行動しても良いですかね?」

「勿論じゃ。引き受けてくれて本当に助かるよ、ありがとう。アレス君」


リダさんが頭を下げて礼をしながら感謝の言葉を述べる。


「いえいえ、俺も暇でしたのでお気になさらず。」


まあ、これくらいなら良いか。

子守りは明日からだし、今日はまだまだ結構時間あるけど、この後は何するかな〜。


ーーーーーーーー


ギャアア!!


シュッと剣を一振し、ゴブリンを殺す。


「ふう。この辺はあらかた倒し終わったな。後もうちょいで目標数に届く・・・・・・にしても子守りかあ。」


リダのクエストを受けた後、すぐに終わりそうな討伐系の依頼も受けておいた。

元々はそのつもりだったしね。

今は殆ど討伐し終わり、後始末中に明日のことについて少し思考に耽る。


・・・・・明日から子守りか。

ちゃんと出来るかは心配だけど、思っていたより歳は近そうだし、会話は出来るし、守るだけなら大丈夫だろう。

明日もクエストに行きたいし、今日のうちにこの辺の地形をしっかりと把握しておかないといけない。

いざって時に守れませんでしたじゃ、話にならないからな。


どんな子達なんだろうか。

上手くやれれば良いんだがな。

・・・・・・・っていうリダさんは俺の強さとか知らないよな?

何で俺に任せてくれて、クエストに連れて行っても良いって言ってくれたんだ?

ブライドと話していたし、その時に聞いた感じかな?・・・・・まあこんな事考えても意味無いか。


「・・・・・・よし、とっとと狩って早く帰りますか。」


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