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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第1章 グレイヴァルド要塞都市

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アルツ村④

「実はのお、わしの孫の面倒をみてやって欲しいんじゃが・・・・・」

「孫・・・・」


孫の面倒・・・・・つまり、子守りをしてくれって事か?


「子守り、って事ですかね?この事でブライドさんと話していたんですか?」

「そうじゃ。3日程この村を離れるから、ブライド君に頼みに来てたんじゃ。」

「ブライドさんは無理なんですか?」

「俺はアルツ村に滞在しているパーティーと、合同でクエストに行く予定が入ってるから、今断ってた所なんだが・・・・・・アレス、子守りを受けてやってくれないか?」


子守り・・・・・子守りか。

正直面倒臭いな。

小さい子は扱いが難しいだろうし、俺なんかでは無理なんじゃ?

そもそも小さい子の世話とか、やり方分からんぞ・・・・・・話す事も出来ないだろうし、どうやって意思疎通すればいいんだ?



「無理かのお?・・・・・アレス君はクエストに行きたいんじゃろう?なら、この子守りをクエストとして受ければやってくれるか?」

「・・・・僕が受けたいクエストは討伐系です。・・・・・」

「金のためかの?それなら沢山出すからどうか受けてくれんか?」

「金の為ってのも有りますけど・・・・」


どうして俺ばかりに頼んでくるだ?・・・・・

何故俺ばっかりに頼んでくるんだ?

他に冒険者は沢山居るだろうに。


「何故そこまでして俺に頼んでくるんでしょうか?他の冒険者には・・・・・・」


ガシャアアン!!!


「おい!!ふざけんじゃねえぞてめえ!!!!」

「それはこっちのセリフだ!!!ぶっ殺してやる!!!!」


離れたところで冒険者同士が取っ組み合い、近くにテーブルやら椅子やらが散乱している。

周りの冒険者達もやいのやいのと盛り上がっていて、どっちが勝つか、賭けまでしてる連中もいる。


「あれに子守りなんて無理じゃろう?」


取っ組みあっている冒険者達を指さしながらそんな事を言ってくる。


「・・・・確かにそうですね・・・・・」


あんなのに子守りなんて無理だろうな。

多分子供が泣いたら、うるせえ!って言ってどっか行くだろう(勝手な妄想)。


「そうじゃっ!!孫を連れて討伐クエストに行っても良いぞ!あの子達も冒険者になりたいと言っていたからの。これならどうじゃ?」


子守り中にクエストに行っても良いんだ・・・・・

ん?てか待てよ?

クエストに連れて行ける歳って事は、話は通じる歳だよな?

なら、良いか?

ただ、今の話的に複数人居そうだが・・・・・・


「・・・・・子供たちの年齢と人数次第ですかね。・・・・」

「2人じゃ。13歳の女の子と12歳の男の子じゃ。」


思っていたよりも歳近いな・・・・・・

多分、中学生位の歳だよな?

それなら、別にいいか?

子守りだけで金も貰えるし、その上クエストまで行ける。

その子達を守らないといけないが、簡単なクエストなら十分出来る。

大分好条件だとは思うが・・・・・

ただ、具体的な内容を知らないと受ける訳には行かないな。


「・・・・・・・もう少し具体的な事を教えてくれませんか?」

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