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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第1章 グレイヴァルド要塞都市

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商団護衛クエストーーー襲撃②

「ぐっ!!うおおおお!!」


ブウウウン!!


ブライドの大戦斧が勢い良く空を切る。


「避けてばかりだなあ!!舐めてか勝ってると痛い目を見るぞお!!!」

「なら見させてくれよお。お前じゃあ無理だと思うけどなあ。」

「ふんっ!!!」


ドゴオン!


ブライドが戦斧を振り下ろし、地面にヒビが入る!

当たればひとたまりもないだろう。


「君こそ、そんなのろまな戦い方で僕に勝てると思ってるのかな?」

「言ってろ!!!ふんっ!!」

「・・・・だから、そんなんじゃ当たらないよお。君よりもあの槍を持って暴れてる男の方がやりにくそうだ。」


そう言いながら、男はグレンを指さす。

確かにグレンの方が、ブライドよりも動きは速いが、それでもこの男は避けれるだろう。

そうでなければ、こんなに自信満々に苦手な相手を言う訳が無い。


ーーーーーーーー


「くそっ!キリがねえな。」


数が多い。

こちらの戦力の数倍はある。

まだ前線は保てているな・・・・1人1人がこちらの方が強いおかげで、まだ大丈夫。

だが、長引き過ぎたら不利になるな。

ブライドもあの気色わりぃ男と戦っている。


ドゴオオ!!!!ドゴオオオオン!!


「!?」


増援が無いと思ったら、ガルドの所とクラウスさんの所も攻めてきてるのかよ!!

・・・・・こいつら、盗賊団の癖にどんだけ数が居るんだ!

こんな量は初めてだっ。

というか、なんでこの規模の盗賊団が今まで知られて無かったん?

もしかしてこいつら・・・・


「ぐああああ!!」

「っ!?大丈夫か!!っち!邪魔だあ!!」


仲間が負傷した。

ただでさえ前線を保つのがきつい状況で、1人減るのはきついな。


「ぐ、グレン・・・・」

「お前はリーナ達の所まで下がって治療を受けろ!動けるようになったらすぐに戻ってきてくれ!!」

「うっぐっ!ああ・・・わかった・・・」


リーナ達にあいつは任せるか。

すぐに復帰して貰いたいが・・・・・


「おら!死ねええ!!」

「そんなもんで死ぬかよ!!」


正面から切り込んでくる盗賊団の1人の胸を長槍で貫き、すぐに他の相手をする。


「チッ!戦況を保つだけで精一杯だな!」


ーーーーーーーーー


「ひゃはっ!おめーらつええな!!楽しくなってきたぜ!!」

「ふっ!!」

「グハッ!やる・・・・な!」


ドサッとまた1人地に伏せさせる。

こっちは結構数が減った!

終わりが見えてきた!!

ここを早く終わらせて、ガルドとブライドさんの所に援護に行かないと!


「しゃがめアレス!!」


名前を呼ばれ反射手にしゃがむ。

俺が今いた所を、剣が空を切る。


シュッ!

「大丈夫か?アレス。」

「ああ、助かった。」


クラウスが声を掛けてくれたのか。

危ない所だったな。

目の前の敵に集中し過ぎて、背後にまで気を配れていなかった。

あの声に咄嗟に身を屈めていなければ、今頃下半身と上半身がさよならしていただろう。

・・・・ってか何でクラウスも戦いながらなのに、他のやつも見ながら戦えてるんだよ。

いやまあ、それのおかげで助かったんだけどね。


ザシュッ!ドサッ


「よし、こっちは片付いた。お前らはガルドを。俺とアレスでブライドの所に行く。」

「「「「「分かりました!」」」」」

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