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世界を旅する異世界転移者  作者: 夏より冬だろ
第1章 グレイヴァルド要塞都市

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商団護衛クエストーーーブライド視点①

ーーーーーー


ん?あれは・・・・他の商団か....

この道を通っているという事は、アルツ村に行っていたのか。

珍しいな。

どこかのでかい商団か?

馬車も人も中々の数だ。


「ブライドさん、珍しいですね。アルツ村に商団なんて。・・・このまま進んみますか?どうしますか?」


グレン率いる先頭の冒険者から1人の男がブライドに指示を仰ぎに来た。

道幅は馬車がすれ違える位あるが、速度を出しすぎたら危ないか・・・・・


「そうだな!商団同士が絡むことは殆どないだろう!・・・・から少し速度を落とし、このまま進む!」

「了解です。」


一旦これで良いか。

ふう〜・・・・昨日は筋トレをする時間が無かったな。

晩飯を食べたあとのガルドやクラウスさん、商団からの数名を交えた会議で、時間を使い過ぎてしまったな。

今日は筋トレする時間があればいいんだが!!


「ん?・・・・・何を・・・!?止まれ!!!」

「っ!はい!!」

「っぶねえ!!」

「あいつらは何を考えて・・・・」


急に目の前に出てくるとは・・・・何がしたいんだ?

少しでも指示を出すのが遅れていたら、正面衝突するところだった。

危険な行為だ。


「俺が話を聞きに行く!・・・魔法の準備をしておけ。」

「・・・・・わかりました。」

「・・・・はい。」


先頭の馬車に乗っている後衛職たちに、すぐに攻撃出来るように準備をさせ、向こうの商団に近づく。


「おいてめえら!危ねえだろおが!!!何考えてんだ!!」


グレンが相手の商団に対して吠える。

そらブチギレるだろう。

急に自分達の進行方向に出てきたのだから。


「すまねえな。けど、あんたじゃ話が通じなそうだし、他の人間を連れてきてくれねえか?」

「んだとてめえ!!」


あれが相手のまとめ役か?

グレン相手に1歩も引かないとは・・・・中々の度胸。

いや、単にグレンの事を知らないだけか・・・・もしくはこの程度は脅威ではないと思っているのか・・・


「グレン、俺と代われ。」

「ブライド・・・・」

「お前らはいつでも殺れるよう戦闘準備を・・・・」

「・・・了解。」


声量を落とし、グレンにいつでも戦えるように促す。

グレンはブライドの様子を見て、普段とは違う雰囲気を感じて気を引き締める。


こんな無茶な方法で止めてきたんだ。

相手だってこちらが怒る事は分かっていたはずだ。

わざわざ俺たちを・・・・・いや、領主直属の商団を止めるとは・・・・

何か・・・・裏がありそうだ。


「いやだなあ。そんな警戒しないで下さいよ。私達は戦いたいわけでは無いんですよ?」


!?・・・聞こえていたのか....

あの距離、あの声量で聞こえるとは・・・・

厄介だな。


「警戒しない訳がないだろう。お前達はあまりに怪しすぎる。」



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