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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第1章 グレイヴァルド要塞都市

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ヘタレだな

「クラウスさんとアレスはどういう関係で知り合ったんですか?」

「俺とアレスの関係はな・・・あ、言わない方がいいか?」

クラウスは俺が記憶喪失したこと(実際はしてないが)を気にしてると思ってこっちを見てくる。

「クラウス、俺から言うよ。」

「ああ、その方がいい。」

ここからは、ガルド達に説明した感じと同じ事を言った。

記憶喪失してて森の向こうで目を覚まし・・・・


以下略。


「アレス、君は凄い人だね。」

「あ、アレス。お前、記憶喪失してたのか!?」

「アレス〜大丈夫?辛くない?」

「驚きました。アレスにそんな過去があったなんて・・・・・・」

皆それぞれの反応を示してくれる。

ガルド達でも経験したけど、この嘘ついた感覚はいつまで経っても、何回やっても慣れないな。


「アレスううう!!お前はこんな状況でも頑張ってるのかよ!!!良い奴過ぎるだろお!!!」

ライナーが号泣して、顔がぐちゃぐちゃだ。


・・・・こいつ多分酔ってるな。

なんでこいつもマナもこんなに酒癖悪いんだよ。

これが悪いかはあんまり知らないが。

周りの大人はあまり飲まないし。

俺の為に泣いてくれればくれるほど、心苦しくなってくるな。

「ああ、でも俺はあんまり気にしれないから。皆も気にしなくて・・・・」

「アレス、辛かったよね・・・・よしよししてあげる。」

「どさくさに紛れて頭撫でようとすんな。」

マナはいつでも油断ならないな。


・・・・ただ、心配してくれてるのは本当に伝わってくる。

「大丈夫だよ。ありがとうな。マナ。」

「そう?アレスに感謝されるってなんか不思議だね。いつもは私が感謝してばっかだし。・・・・撫でれなかったか。」

「なんか言ったか?」

「何でないよー」

後半は小声すぎて聞き取れなかったな。

まあ、マナの事だしどうせ良からぬ事だろう。


「全員腹いっぱい食えたか?」

「はい!ありがとうございました!」

「腹いっぱい食べれました!!ありがとうございました!!」

「アレスと少しでも長くいる事が出来て、とても感謝してます!!ご飯もありがとうございました!!」

「今日はありがとうございました。」

なんかマナだけ余計なことが混じっているが、まあ良いだろう。


「ああ、もう夜も遅いし気をつけて帰るんだぞ。」

「「「「はい。さよなら。」」」」

「じゃあな〜お前ら〜。」


俺達も帰路に着く。

ふう〜ようやく終わったか。

今日は疲れた。

普通に稽古するより、あいつら一緒にいた方が疲れる気がするな・・・・

「なあ、アレス。」

「ん、どうした・・・なんだその顔。」


クラウスがニヤニヤしながら俺に問いかけてくる。

「いや、マナと何か無いかな〜と思ってな。」

「何も無いよ。」

「は?嘘だろ?マナの方はお前にあんなに大好きオーラだしてる上に言葉でも伝えてるのに・・・・お前はヘタレだな。」

「うっせ。」

ちなみにこの世界での成人は基本的に15才なので、ライナー達は成人済みです。

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