ダンジョン7階層①
「よし、今日はここで野営をしよう!!!準備に取り掛かれ!!」
「「「おう!!!」」」
現在ダンジョン7階層。
あの後、ブライドさん率いる冒険者の人達がモンスターを一掃してくれて、そのまま上の階まで上がってきていた。
ブライドさんが、彼のパーティーメンバー達に指示を出す。
すると、各々が慣れた手つきで作業を進めていく。
俺達の時はテント2つだったが、こっちはすごい量だな。
「ブライドさん、俺も手伝います。何すればおいですか?」
「大丈夫だ!!お前はあいつら一緒に寝とけ!!回復魔法も回復ポーションも使ったのにグレンなんてまだ完治もしてないだろう!!飯が出来たら呼んでやる!!」
「いや、でも・・・助けて貰ったのに、何もしないってのは・・・・」
「気にするな!それにガルド達には、俺達も普段から世話になっている。だから誰からも文句を言われたりなんてしない!ほら寝とけ寝とけ!ガッハッハッ!!!」
相変わらず豪快に笑う人だな。
・・・・まあ今回はお言葉に甘えて休憩させてもらうか。
ドサッ!
ベットに寝転び、思考に耽る。
ふぅー・・・・それにしても本当に大人数だな。
これだけの数を上層の狭い道を通ってきたのか?
ダンジョンは下に行けば行くほど広くデカくなっていくらしい。
だから上層の方は結構狭いんだ。
道幅は精々4〜5mしかない。
あれ?そんなに狭いか?と思ったそこのあなた!
4〜5mは結構狭いぞ。
普通に歩くだけならそこまで狭く感じないかもしれないが、装備を着て、剣を持って大きな荷物背負いながらその幅で戦わなければならないと考えて見てくれ。
結構狭いだろう?
その上、狭い分周りの味方にも攻撃が当たってしまうかもしれないしな。
とはいえ、全てが道ではなく幾つかの部屋がある。
アリの巣みたいな感じだ。
部屋にも大きさには結構バラツキがある。
因みに俺達が焔龍と戦っていた所は俺が見た中では1番大きな部屋だった。
部屋の大きさも層を下れば下るほど大きなっていってる。
とはいえ、これも全てこのダンジョンしか行った事のない俺の考察だがな。
「アレス。飯が出来たってよ。行くぞ。」
「クラウス!分かった!もう体は大丈夫なのか?」
「ああ、もう大丈夫だ。それよお前は・・・・」
ーーーーー
「じゃあ飯も終わったことだし、これからの方針決める!クラウスさん達も聞いておいてくれ!」
飯が終わり、片付けに入ろうとしたらブライドが皆に向かって話ている。
・・・・俺も聞いておいた方がいいか?
クラウスかガルド辺りがなんとかしてくれそうだが、・・・・まあ一応聞いておくか。
端の方の座っておこう。
「まず彼らを助けることについて反対をせず!しっかりと戦ってくれてありがとう!!」
「ありがとうございます!みんなさんのお陰で死ぬことなく全員で生きて、ここまで戻ってこれました!」
ブライドがガルドに指をさし、彼に注目を集めさせ、ガルドが深くお辞儀をし感謝を述べる。
「気にすんなよガルドー!!お互い様だろー!」
「ガルド!助けたんだからお前のパーティーも俺らのところに入れよ!」
「「「「そうだそうだー!!!」」」」
「お前らなら大歓迎だぜ!」
「「「「そうだそうだー!!!!!」」」」
「あっはは。やっぱり君たちは何時でも元気だね!ありがとう。考えとくよ!」
「いっつも考えてんじゃねーか!!!」
「入ってくれよー!」
助けられた時も思ったがガルドさん達もブライドさん達と関係があるんだな。
しかも結構仲良さそうだし。
「あまりいじめてやるな!!!ガルドが困ってるぞ!」
「ごめんよガルドー!」
「「「ごめんねー!!」」」
「でもちゃんと考えといてねー!!!」
「「「ねー!!!ww」」」
「あはは、分かったよ。」
「では、次に移るぞ!!!次はこれからどうするかを決める!!!」
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