表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第三章 交易国家ラクスティア

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

239/326

交代の時間

そして現在に戻る。


「という感じで、アズルムさんのお姉さんに会ってみたいですね。あとフォルにももう一度会いたいです。出来るなら乗ってみたいですね」

「・・・へえ、まさかそんな事があったなんてね。驚きだよ・・・いいね、僕も竜に乗ってみたい」


ガルドでもそう思うんだな。

やはり、竜っていったら男の子の憧れですもんね!


「それにしても、魔大陸から正大陸まで飛んでくるなんて、その竜、フォルは体力が凄いね」

「ですよね。俺も思いました。魔大陸から正大陸って、物凄く遠いですよね?」

「そうだね。恐らく海を突っ切ってきてるんだろうけど、ちょっと信じ難いよね。休憩出来る所も無いだろうし。でも竜は規格外だし、それくらいなら出来ちゃうのかな?」

「出来ちゃうのかもしれませんね。それに、フォルはあの時の焔龍よりもデカくて翼も大きかったですし、焔龍よりかは飛ぶのは得意そうでした」

「なるほどね。もしかしたら飛ぶのが得意な竜なのかもね」

「やっぱり竜にも色んな種類が居るんですか?」

「居るみたいだよ。でも、正大陸にはあんまり野生の竜は生息してないからね。ダンジョンなら竜は出るけど、発見例があるのは未だに焔龍だけだね。魔大陸とかのダンジョンだとまた他の種類が居ると思うよ。魔大陸に行く前に調べて置いた方がいい」

「そうですね。そうしてみます」


いきなりエンカウントした場合、その相手の特性や習性を知ってるか知ってないかで、生き残れるかどうかの確率が格段に変わるだろう。

まぁそれは竜に限った話では無いんだけど。

でも竜はこの世界でトップクラスに強いらしいし、他よりもさらに気をつけないといけない。


「それじゃっ、そろそろ交代の時間だ。グレンとアリサを起こそうか」

「! わかりました」


もうそんな時間か。

ガルドと話しているとすぐの時間が過ぎるな。


ガルドがテントまで歩き、グレンとアリサの肩を揺すり、静かに声を掛け、起こす。


「グレン、アリサ、起きて。交代の時間だよ」

「おぉ、もうそんな時間か」

「・・・むにゃむにゃ」

「アリサ〜起きて〜」


グレンはガルドに肩を揺さぶられると、すぐに起きる。

こういうのを見ると、やっぱり慣れてるんだなと思う。

普段から旅も多いだろうし、ダンジョンを主に攻略してたから、こういう環境には慣れているんだろう。

それに比べてアリサはすぐには起きない。

今もガルドに起こされ続けている。

目は開いたが、寝ぼけているのか、体は起こさない。

恐らく旅は初めてだろうし、体力がついたとはいえ、最初の方はこんなものだろう。


「おはよう、アリサ。じゃあグレン、後は頼んだよ。ふぅ、これで僕達も寝れるね」


アリサを起こし、グレンに後の事を任せ、俺とガルドはテントの中で雑魚寝する。


「おやすみ、アレス君」

「おやすみなさい、ガルドさん」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ