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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第二章 オルディア城塞都市

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作戦会議①

「よく来てくれた。座ってくれ。」


会議室の真ん中、ではなく、その隣に座っていたラドヴァンが、アレス達に座るよう促す。


会議室に入った瞬間に感じた、違和感。

何故当主であるは筈のラドヴァン・ダスティンが、真ん中に座っていないのか。

可能性として考えられるのは、公爵家の当主である彼よりも、上の者がこの会議室にいるか、もしくは主役である誰かの為に空けているのか。


会議室の真ん中には、既に人が座っていた。


誰かが呟いた。


「アレクシオン・クロノス・ヴァルグレイ・・・国王陛下だ・・・」


今回の場合は、前者だった。

そしてその隣、ラドヴァンの正面に座っているのは、最近見しったばかりの顔だった。


「よう!アレス!元気か?」


ヴェイル・ラグナス。

紅焔騎士団(クリムゾン・フレイム)の団長だ。


「ヴェイルさん、昨日ぶりですね。元気ですよ。」

「おう!そうか!それは良かった!」

「お、おいアレス。あの人ってヴェイルラグナスか!?騎士団の!?」

「そうだよ。昨日森で会ったんだ。」

「うっわマジかよ・・・国王陛下も居るし、なんか場違い感が・・・」


ガンゾがそんな事をボソボソ呟く。

隣を見ると、ガンゾだけではなくガルドとゼルガも、驚きを隠せないようだ。

ラドヴァンと会議をするだけかと思っていたら、それ以上の出てきた。

それはビビるな。


「さて、皆集まったようだな。作戦会議を始めようか。」


ラドヴァンが口を開くと、会議が始まった。


「初めて会うものも多いだろう。軽く自己紹介から行こうか。最初は私から。ダスティン家当主、ラドヴァン・ダスティン。」

「ヴァルグレイ王国直属騎士団、紅焔騎士団(クリムゾン・フレイム)団長、ヴェイル・ラグナス。よろしく!」

「ヴァルグレイ王国国王、アレクシオン・クロノス・ヴァルグレイだ。」


最初に座っていた3人が自己紹介を済ます。

次は、こちらか。

どういう順番で言えばいいんだろうか。

そんな事を考えていると、


「ヴァルグレイ王国冒険者ギルド支部、支部長のゼルガです。」


ゼルガが口を開き、それにガルドやガンゾが続く。


「Bランク冒険者のガルドです。」

「お、同じくBランク冒険者のガンゾ、です!」


ダイアスは口を閉じている。

次は俺か。


「同じくBランク冒険者のアレスです。」

「Bランク冒険者のダイアスです。」

「これで全員終わりだな。まず、ここに居る全員は協力関係にあると思って大丈夫か?」


ラドヴァンが皆に問いかける。

それに応えるはゼルガ。


「私はまだ決めていません。この者達に会議には出て欲しいと言われた為、参じました。協力するかはこの会議で決めようと思っています。」

「ゼルガ殿、了解した。他にはいないか?」

「「「・・・」」」


それ以上答えるものは居なかった。


「それでは、本題に入ろうか。」





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