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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第二章 オルディア城塞都市

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会議

「分かりました。話しましょう。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なるほど。ダスティン家と王族、そして冒険者が協力して、ベルナールを捕まえるって事か。」

「まぁ、そんなところです。」

「中々でかい事になってるなあ。ベルナールか。あいつのやってる事は俺もムカついてたし、潰れてくれるなら嬉しい限りだな!」

「なら、協力してくれませんか?」

「ん?俺も戦闘に参加しろって事か?」

「まぁ端的に言えば。」

「う〜ん。正直難しいかもなあ。俺は王城を守らないと行けないからな。白銀剣騎士団(シルバー・ブレイド)か俺の所か、どっちかが絶対に王城待機しておかないと行けないから、今の時点では判断出来ないな。」

「と言う事は、今日は白銀剣騎士団(シルバー・ブレイド)が城に居るって事ですか?」

「そう言う事だ!」

「・・・」


まぁ向こうの事情や予定によっては、決行日に来れるかはまだ分からないか。

そもそもいつ決行するのかも決まってないし。


「分かりました。ありがとうございました。俺はもう行きますね。」

「・・・ああ、また今度な!」

「はい、また。」


またって言ってもこの先会う事は無いかも知れないな。

こんな立場の人に、ただの冒険者が一対一で会う機会なんて、殆どないだろうし。


「ゴブリン探しに行くか。」


ヴェイルが全て燃やし尽くしたせいで、討伐の証明となる物も灰となってしまったから。


ーーーーーーーーーーーーーーー


翌日。


「・・・ダスティン家行くか。」


いつも通りの冒険用の服装に、前回着ていったフードを上から着る。

今日はギルドでガルド、ガンゾ、ダイアス、ゼルガと一緒にダスティン家に赴く事になった。






「おはようございます。皆さん。」


今日もまた最後か。

なんかいつも俺が最後に来てるような。


「おはよう。アレス君。」

「あ、ああアレス!何で俺もダスティン家に行かないと行けないんだよ!」

「おはようアレス、これで大丈夫か?」

「ガンゾは主要メンバーなんだから、そりゃ連れて行くよ。覚悟を決めて。ダイアス、それで大丈夫だよ。」

「ああ、クッソ!緊張するなあ!」

「良かった。」


「じゃあ、全員集まったようだし行くぞ。」


ゼルガが声を掛けると、皆が席を立ち、ダスティン家へと向かい始める。

ちなみにゼルガさんは正装で、ガンゾとガルドは俺と似たような感じで、ダイアスはダスティン家に向かっている事が、ベルナールの手の内の者にバレないように、全身を覆い、スカーフも着けて、身バレしないようにしている。



ーーーーーーーーーーーーーーー


「アレスです。ラドヴァン様に会いに来ました。」


そう言いながら、門番にギルドカードを渡すと、それに続いてゼルガ達も身分証になる物を渡して行く。

暫くすると返され、門を通る。

その時、何とくなく違和感を感じる。


「?」


なんか、いつもより人が多いな。

騒がしい気がする。

前回来た時と違ってゴツい装備を着た人が見える。

多分、ダスティン家の私兵じゃないな。

いつもより警備が頑丈だ。



「どうぞこちらへ。」


そう言って連れられた所は、前回とは違って客間ではなく、大きな会議室だった。

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