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情報共有②

「あ、アレス君。君は本当に、いつも僕を驚かしてくれるね。」

「あはは・・・褒めて貰ってると思って良いですよね?」

「もちろんだよ。君に会ってからは、楽しい事が更に増えた。グレン達とも仲良くやってくれているし。感謝してるよ。」

「アレス!ダスティン家の紋章貰えるとか、羨ましい奴だ!!」


おらおらー!とグレンに脇腹を突かれる。


「ありがとうございます。けど、俺にはこれの使い所はわからないんですよね。無闇に使うのも恐れ多いし、かと言って使わなかったら、勿体ない気がするんですよね。」

「アレスは気にし過ぎなんだよ。どんどん使え!」

「グレンの言ってる事も一律あるけどね。別に金を建て替えるとかでも無いなら、使っても良いと思うよ。けど、アレス君の気持ちも分かる。とはいえ、使わないのは勿体ないね。・・・提案が有るんだけど。」

「どんなでしょう?」

「ギルドを味方につけよう。」

「ギルドを?」

「そう。」


ギルドはこの国と関わりは合っても、深く繋がってるわけじゃ無い。そんな状況で、いくら公爵家の、ダスティン家の紋章だけで動いてくれるかな。

ギルドも面倒ごとには突っ込みたく無いはずだし。


「どうやって味方に付けるんですか?」

「それはお楽しみって事で!今日はもう遅いし、明日の朝ギルドに行こうか。」


まぁガルドなら悪いようにはしないだろうし、信じてみるか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おはようございます。今日はどのようなご用件でしょうか?」


ギルドの職員が朝から笑顔で受付に立っている。

職員の質問に、ガルドが答える。


「支部長と話したい事があるんですが。

「支部長、ですか?すいませんが、ある程度内容を伝えてくれませんと、対応出来ません。」

「すまない。あまり内容は公にしたく無いんだ。代わりに、これで通してくれないかな?アレス君。」

「すいません。手を出してくれませんか?」

「?」

「どうぞ。」


職員は訝しげながらも恐る恐る手を出す。

俺はその手に直接ダスティン家の紋章を手渡す。


「えっ、これって・・・!?」


職員は声を抑えているが、驚きを隠せないようだ。


「それで支部長に掛け合ってくれませんか?」

「は、はい!少々お待ちください!」


そう言って慌てて後ろの扉に入って行った。


「アレス君、僕が支部長に話し合うけど、もし不都合な事とか合ったら、途中で教えてね。」

「はい。分かりました。」


暫くすると、急いで戻ってきたのか、息が切れている職員が帰ってくる。


「支部長が話を聞きたいそうです。客間までご案内しますので、付いてきたください!」

「よし、行こうか。」

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