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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第二章 オルディア城塞都市

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疲れた①

「やぁ、アレス君。」

「!? ガルドさん、こんばんは。今日は1人なんですね。」


クエスト帰り、宿に向かっている途中でガルドが声を掛けてきた。


「うん。皆楽しんでるみたいだからね。」

「まぁ何でもありますもんね。この街。」

「ふふっ。そうだね・・・アレス君、今日は何だか元気ないね?何かあったかい?」

「ああ、そうですね。今日は少し疲れましたね。」

「そうなんだね。何があったか聞いてもいいかい?」


ダイアスとかの件って言って大丈夫なんだろうか?

・・・まぁガルドなら大丈夫だろう。

ガンゾ達の事情も知ってる人だし。


「実はですね、今日の朝ギルドで揉め事・・・?問題?が起きたんですよね。」

「どんな問題?」

「ガンゾ達がBランク昇格した冒険者に絡むやつあるじゃないですか。前教えてくれたやつです。」

「ああ、あったね。」

「それで今日もそれをやってたんですが、相手の名前はダイアスって言うんですが、いきなりガンゾがそのダイアスって奴に腕を斬られて、そのまま殺されそうになったんです。」

「なっ!?本当かい!?それで!?ガンゾは無事なのかい?」


ガルドが焦ったような驚いた顔をして机を叩き、体を乗り出す。


「無事ですよ。間一髪って所で上級冒険者の方々が助けてくれましたので。だから落ち着いて下さい。」

「そうかっそれは良かった!本当に・・・」


椅子に戻り、落ち着きを取り戻す。


「ですがその後、上級冒険者の方が押され始めて、少し危なそうになったから、俺が止めに入りました。」

「上級冒険者までも・・・?その相手は相当強いんだな。アレス君も、そんなやつをよく止めれたね。」

「まぁそうですね。多分勝てる相手だったし、それに、人が死ぬ所は出来るだけ見たくないので。」

「うん・・・そうだね。けど、アレス君も気をつけてね。殺し合いに絶対は無いから、格下相手でも、負ける可能性はある。君がもし負けて、大怪我をしたり、死んでしまったら、僕だけじゃなくてグレン達やクラウスさん、他にも多くの人が悲しむ。」

「・・・」

「君は自分が思っているよりも、もっと多くの、色んな人に好かれてるからね。」

「そう、ですね。これからは気をつけます。」

「うん。けど、君がガンゾを助けてくれたのにも本当に感謝してるよ。」

「はい。」


ガルドは結構俺の事を心配してくれてたんだな。

グリスヴァルド頃からの付き合いだし、この街で俺の事情、記憶を無くしてるっていう話を聞いてるのもガルドパーティーだけだし、そりゃ心配もするか。

俺も出来るだけ心配かけないように動かないとな。


「ごめんね。話が脱線しちゃったね。」

「いえ、気にかけてくれてありがとうございます。」

「うん。じゃあ続きを聞かせてくれるかな?」

「あー、どこまで話しましたっけ?」

「君が上級冒険者達を助けた所だね。」

「ああ、そうでしたね。その後は、何やかんやあってギルドの会議室を使わせてくれる事になって、そこで一応解決はしたんですが・・・」

「一応?」

「はい。その問題は解決したんですけど、もうそろそろ解散!って時に商人?が来たんですよね。そいつがダイアスを連れていって・・・それで終わりです。」

「なるほど・・・そんな事があったんだね。」

「はい。その商人がベルナールって人らしいです。」

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