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死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第二章 オルディア城塞都市

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期待のBランク新人冒険者①

「実はそいつがよ、もうクエストをクリアして、昨日帰ってきてたらしいんだよ。」


「はあ!?」


どういう事だ?

1週間かかるんじゃ無かったのか?

3日で帰ってきたの?

しかも失敗とか逃げ出したとかじゃなくてクリアして?


「本当か?クエスト内容は何なんだ?手違いでもあったんじゃないのか?」

「落ち着け。俺達も昨日お前と解散してから聞かされて今日ここに居るんだ。まず、クエストは討伐系だったらしい。単体でもCランク上位相当の魔物の群れだそうだ。しかも、移動だけで片道1日と少しかかる。それを3日で、ソロでだそうだ。」

「ソロ!?それは凄いな・・・。」


単体だとCランク相当とはいえ、群れとなれば危険度は一気に跳ね上がる。

基本はBランク、あまりに大きな群れや、強力な個体がいればAランク相当まで。

それをCランクの冒険者が、ソロで、しかも移動でどれだけ頑張ったとしても、せいぜい数時間で片付けたって事か?

・・・それがもし事実なら、相当な化け物だな。


「それをギルドは疑ったりしなかったのか?」

「疑うどころか、ほぼ確実だ。今回のクエストは危険度も高いから、試験官もついて行ったらしくて、だから、嘘は無いと思う。」

「証人も居る、と。それは本当に凄いな。ちなみにガンゾ達ならクリア出来るか?」

「そりゃあ出来るさ。ただ、俺達ならもっと慎重に行くな。相手の住処、数、強さ、環境とかを調べて、罠とかを使って出来るだけ数を減らしたりして、絶対に勝てるってなってから群れ本隊を叩きに行くな。」

「・・・意外だな。結構戦略立てたりするタイプなんだな。」


そんなしっかり下調べとかするタイプなんだな。

ガンゾ達はもっとこう、なんか、突っ込んでゴリ押していくタイプかと思ってた。


「そりゃそうだ!一応全員がBランクとはいえ、飛び抜けて強いわけじゃないからな、俺達は。失敗して大怪我とかでもしたら、金を稼げなくなる、そうなったら生きていけなくなるだろ?」

「まぁそうだな。無理はするもんじゃないし、ガンゾ達のそのやり方はとても良いと俺は思う。」

「ありがとよ・・・アレスはソロで勝てそうか?」

「勝てる。」

「速答かよ。お前も大概化け物だな。」

「最高な師が居たからな。負けるわけにはいかないさ。とはいえ、そんなに早く終わらせる事は難しいとは思うけど。」

「正直アレスはAランクくらいありそうだし、余裕そうだけどな。」

「まぁ俺の場合はどれだけ早く見つける事が出来るかとその魔物を知ってるかどうかだな。」


単体がCランク相当の群れなら、そこまで警戒しなくても恐らく簡単に壊滅させられる。

ただ、俺がそいつらと戦うなら、すぐに見つけられるかどうか。

後は俺の知っている魔物かどうか。

俺はこの世界に来てからグリスヴァルド周辺でしか狩をした事がないから、知っている魔物の種類はそこまでおおくない。

大国の端から端ってなると、結構生態系とかも変わってるかもしれないし、知らない魔物も可能性が高いだろう。

知らないならその魔物の事を調べてから行く事になるし、その分は遅くなる。


「それにしても、なんでここに居るんだ?昨日帰ってきたんなら、もうガンゾ達はやる事無いんじゃ?」

「ああ、それがよ。ギルド側が昨日帰らせたらしんだよ。んで、今日の午前に呼び出したから、俺達にも来てくれって。」

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