表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死にかけ転移者、剣の才能あったので冒険者やってます〜成り上がり冒険譚〜  作者: 寒い
第1章 グレイヴァルド要塞都市

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

108/326

再戦②

「つれないねえ。ほら、さっさと始め」

「ふっ!」


男が話し終わるか否か、速攻で斬りつける!

が、男は完璧に防いでいた。


「はっ!中々いい腕してるじゃねえか!この俺に不意打ちとは、度胸があるな!」

「度胸?不意打ちなんて、チャンスがあれば誰でもするだろ。」


まだ会話を続けるつもりか。

早くガルド達の助けに入りたいんだが。


「ああ、強い人間はそうするだろうなあ。けどな、俺達の周りで戦って居るこの雑魚供も、国に居る殆どの雑魚も俺には不意打ちなんてして来ねえぜ?」


こいつは何を言ってるんだ?

仲間同士で不意打ちをしないなんて当たり前だろう。

というか、味方のことを雑魚とか言うなよ。


「味方に不意打ちする奴なんていねえだろ。」

「あまいな。考えが甘い。強くなるにはな、敵を殺し、味方も殺し、強い奴を殺し、全てを糧とし、成り上がる!最終的に勝った奴が正義だからな!!」

「イカれてるな。」


その考えも、その考えを許している国も、全てがイカれてる。

ブラッドヴァルドの人間とは仲良くなれそうにないな。


「ただよお、最近は雑魚ばかりと戦わされて、面白くなかったんだ。この俺、アヴァル・バルドに見合う奴が居なかった。だから、お前と会えて嬉しいよ。ガキ、名前はなんだ?」

「アレスだ。」

「アレス、アレスか。良い名だ。アレス!お前は俺の糧となってくれるか!?」


ドンッ!!


っと一気に踏み込んでくる!

早い!


キイイイン!!


「くっ!」

「おらおら!そんなもんじゃねえだろ!アレス!前はもっと打ち合えただろーが!!」


早い上に、重い!

受け流すので精一杯だ!

この男の、アヴァルの動きを観察しろ!

少しでも反撃の糸口を!


ダッ!


地面を思いっきり踏みつけ、前にでる!

受けるだけではダメだ!

クラウスとは違って、圧倒的な差があるわけじゃないんだ!

少しでも、こちらから攻めなければ!


「くくっ!いいねえ!楽しくなってきたなあ!!」

「どこがだよ!おらあ!!」


思いっきり斬りつけるも、簡単に受け流され、反撃される!


「くっ!痛えな。」


腕が軽く斬られた。

けど、まだ使える!

もっと攻めろ!


「うおおおおお!!!」

「その程度か!アレス!もっと俺を楽しませてくれよ!!」


ザシュッ!!ベチャッ!!!


よし!

アヴァルに傷を付けれた!

初めての俺の剣が届いた!


「おいおいやるなあ。俺に傷を付けるなんて、ブラッドヴァルドでもそうそう居ないぜ ? ガキ、少し本気を出してやるよ。おらあ!」


ドガアアアン!!


蹴りを入れられ、体勢を崩される!

不味いこのままじゃ捌ききれない!


シュシュシュン!!


「ぐうう!くっっそが!」

「避けてばかりだなあ!さっきみたいに反撃してこいよ!!」


ドオオン!


「ごふっ!!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ