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世界を渡る  作者: 呪樹 滅/ルイン・カーストウッド
1章 ダリス王国 冒険編
9/23

7話 厄介事と恋の始まり?

アズリナ・ラウルバーク、絶賛面倒事に巻き込まれております!

全部伝えると長いからかいつまんで説明するね。


まずこの女、狩人のセスロ・タニアナだってさ。

面倒だからタニアナって呼ぶな?。

んで、タニアナは他の狩人達3人と魔鼠の報告を受けて討伐しに来たんだってさ。報告によると15匹の群れだったんだけどいざ向かってみるとそこには20匹を越える数がいてな、あわてて撤退してきたんだそう。

と言ってもただ単に逃げるだけでなく撤退しながらも魔鼠を少しづつ討伐していたそう。

だけど途中で仲間が腕やられちまって怪我した仲間を庇いながらは戦えないと撤退戦をやめ、戦線を離脱。もう一人の仲間が怪我をしたそいつを連れて先に村に戻ったらしい。

それで1人になったタニアナは臨時で助けてくれる人材を探すためにこの狩人達の休憩所に来たそうだが仲間を傷つけられた怒りで今すぐ倒さないといけないって冷静さ失ってるみたいだわ。


あれ?俺、叩き起こされる必要なくね?

あれ?それ明日でもよくね?

あれ?なんで君は人の眠りを妨害してるのかなぁ?


みたいな感じで怒ってみた。


そしたらタニアナ泣いちゃった。


なんか、ほんますまん。

俺、寝起きだったから思考回って無かったわ。

めっちゃムキになってたわ。

つか呼び捨てよくないな。タニアナさんだな。

タニアナさんが初対面のカルーラ以外の狩人なのにこんな出会い方は最悪だよ。

あーあ。俺が嫌になっちまう。


ん?グレイヴはさん付けしないのかって?

バカ言え。あいつ男だぞ。そんな...なぁ?

え?タニアナに照れてんのかって?

おまっ..タニアナさんだろ?タニアナさん。

いや、さすがに目の前で泣かれたらなぁ。

いやぁ、調子狂っちまうよ。

はぁ.....もう寝るに寝れねぇや。


とりまタニアナさんは寝て落ち着いてろ。




..........


とりあえずタニアナさんは寝ました。

俺、ラウルバークは寝れそうにありません。

つーかなんで俺起こしたんだ?

なんでグレイグ起こさなかった、というかグレイグは駄目だったんだ?


はっ!

これってもしかして一目惚れ?


恋?


いやいや、まだ俺15だぞ?



これ喜んでいいのかな?



いや?勘違いだよな?









ーーアズリナ・ラウルバークは一睡もできなかった。

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