´︶`*)╯思い出からまったり創作 その2
どうもです。
まったりのんびり楽しく創作(`・ω・´)ゞ
思い出と絡めて想像していくとちょっと寂しく、でもあの日を思い出してふわふわとした幸福を感じることができるもんだとしみじみしております。
ちなみに人物像は、
私のばーちゃんです。盛りに盛ったばーちゃんを目指します。それと、後書きにどういう思い出から想像していっているのか載せておきます。その方がやはりわかりやすいかなーと思い、お時間がありましたら読んでみてください。
では、続きです!
❶気になるところは気になるその日に。
前回にて顔の輪郭をどうにかしたいと思っていたので、眺めるだけ眺めてどこをどう削るか想像しまします。デジタルなのでやって駄目だったら戻ればいいだけの話ですが、一応、「もしも…そう描いたらば――」を考えてからやるようにしております。
……そうなってなかったですね。偉そうに語っておきながら何も変わっていない感を出しまくっております(笑)
なので、改善策を考えます。何が気になるのか、その日のうちに舐めるように眺め回して、ときに放置し、ちょうどそこにいた家族の顔の角度の観察をする。
◎ピンク・デコの角度がおかしい。
◎オレンジ・目元の角度がおかしい。
◎グリーン?・顎の肉付きの角度がおかしい。
ということで、この三箇所を削りました。
続いて顔のパーツを描き込んでいきます。
まず耳を不思議な感じに(•‿•) とんがり耳は最強ですよね。好きです。よく聞こえそうな感じにでさ、ばーちゃんも目が悪かったせいか地獄耳でした(笑) 悪いことしていると直ぐバレる。
次に唇です。上唇が薄かったので薄めに。そして小さめ……かわいい口して怒ると恐い。でもいつもニコニコしておりました。今回は妖しげに薄っすら口を開いて歯をちら見せです。ただただ歯が描きたかった。
最後に瞼!
先に赤で縁取っていた上瞼の部分に付け足すように描きます。キツイ目を目指したいので……目尻が下がらないように気をつけて塗り足します。孫の自分がいうのもなんですが、若い頃のばーちゃんはキツめの美人さんでした。
なろうでいうなら悪役令嬢っぽい雰囲気を醸している。これで中身が心配性で面倒見が良くて優しくて料理が上手くて怒るとヤバイ――最高です。ええ、ばーちゃん大好きです。私には一切その遺伝子がこなかったようですが( ;∀;)
➋魅惑のカンカン。
唐突ですが、みなさんは"缶"のことを何と呼んでますか? 私――我が家では"カンカン"であります。「ちょっとカンカン捨ててきてー」とかね。中身が入っている奴はそう呼ばないんですが、中身がなくなった途端にカンカンヘ変わります。
さて、そのカンカンですが、土台は銀色でしょうか。円筒形で大きめを目指します。サイズはあとからでも変えられるのでまー小さめになっても大丈夫ですかね。
ただ、円筒形が難しい…。どういう向きでばーちゃんもとい人外さんに持たせようか悩みます。
人外さんの腕や手は後程考えるとして先にカンカンを描きます。下側は凹んでいて縁を持てるような形にしようと思います。想像力をフル回転させながら人外さんの手がどうなっているかも一緒に頭の中で捏ねくり回しておきます。
土台が何となくできたらば、柄を貼っていきます。…貼っていくといっても描いていくんですが、「貼っている風にする」を目指す。あとで変えるかもしれませんが、缶の銘柄、それに合った装飾が印刷? パッケージっていえばいいんですかね、その絵だけが浮いているようにならないように土台の缶に"貼る"。
アップルティーなので林檎。でもそのまま描いても面白くなかったので半分コ。前に林檎を描いたこともありますし。
林檎に葉っぱや茎というか蔦というか……パッケージの下描きをしていきます。
で、ここらで全体の雰囲気を確認しつつ、想像したく、寝かせます。
次回、脳内でごちゃごちゃしているので、まとまったら描いていこうと思います。
続く...
※
『ばーちゃんのアップルティー』
戸棚に隠されたばーちゃんのアップルティー。
子供の時分では抱えなければ持てないアップルティーの粉末が入った缶は、魅惑の"カンカン"だった。
ばーちゃんが出かけてから私はいつも缶に指を突っ込んでは舐め、突っ込んでは舐めを繰り返し、そしてアップルティーを一杯だけ作って飲んだ。
これが幸せか――と思うほどにとても美味かった。
ある日、そんな幸せも底をついた。
そりゃあ、毎日繰り返せばなくなるものである。缶を持ち上げ、プラスチックの半透明な蓋に目を凝らさなくともわかる。それでもまだあるはずだと思って、またあるはずだと思って、明日もう一度見てみようと戸棚ヘ戻した。
いつ、ばーちゃんが気付いたのか、アップルティーの缶は戸棚から消えていた。ばーちゃんからのお咎めはなし。何もかも全てゆるされたようでゆるされていないような気分で私は戸棚を見つめた。
私からも怒られるかもしれないと怖くて言えず、戸棚には二度とアップルティーの缶は現れなかった。
ばーちゃんに聞けば良かった。
あれはばーちゃんにとってどんなアップルティーだったのか。密かな楽しみの一つだったのか、聞けば一緒に楽しい時間を過ごせたのか。
ばーちゃんのアップルティーは消えてなくなり、ばーちゃんの気持ちも知らないまま、ずっと私の記憶に飾られている。
もし私が言っていたら、ばーちゃんの笑顔も一緒に思い出になっていたかもしれない。
もっと美味かったかもしれない。





