ಡ ͜ ʖ ಡ 、めっちゃやる!! ④ 完成! +α『テンプレート作りは難しいの巻その④』
あるところに、路地裏にひっそりと佇む小さなお店がありました。
お店の前には色取りの絵の具が入った沢山のバケツが置かれ、何かの拍子に飛び散ってしまった窓ガラスからはちっとも中が見えません。
古びた木の戸には蔦が好き勝手に道を作り、足元には誰のためなのか小さな小さな扉もありました。気味の悪さに引き返そうとしたとき、ふと戸の上に掲げられた看板が目に入ります。
声に出して呟くと、軋んだ音を立てながら戸が開き、ひょっこり顔を出した者がいました。
「ようこそいらっしゃいませ。中へどうぞ」
§
雇われ店主アラクネーが営む『アイテム屋 蜘蛛の脚』では、一点物の摩訶不思議なアイテムがぽつりぽつりとテーブルの上に置かれてありました。
「まだまだ修行中でね」
品揃えの悪さにアラクネーは恥ずかしそうにしますが、奥の部屋に飾れた糸と壁一面を占領したくすんだ金色の輪っかを目にした途端、今度は誇らしげに語り出しました。
「自分の一族に伝わる魔法具なんだよ。この"黄金の紡ぎ輪"使って丁寧に丁寧に織っていくんだ」
アラクネーは、"黄金ので紡ぎ輪"で織られた物を見せてくれましたが、真っ白で何かわからぬ物、ただの布切れにしか見えません。
しかめっ面で布を眺めていると、「これで完成じゃないんだ」と自分の手のひらに乗せた生き物を目の前に差し出してきました。
それは緑色のトカゲでした。
「友達のソロモンだよ。彼は私の布に絵を描いてくれるんだ。それはそれは不思議な絵をね」
アラクネーの言葉を聞いて、ソロモンは真っ白な布の上に飛び降り、絵を描き始めました。
一段下の土台の色を変え、どの模様を明るくするか暗くするのか想像を膨らませながら塗っていき、
一段上の模様にも手をつけていきます。
出来たら一度全体を眺め、更に描き込み、塗り込みます。
テレビで見て影響を受けたシダ植物っぽいもの、葉っぱにて葉脈を足し、
お次は八つ宝石を作っていきます。
良い感じ(θ‿θ)
しかし、これだけを背景にするには寂しいので、先に描いて迷子中だった葉っぱ達を使い、出来た"黄金の紡ぎ輪"を増やしまして、色の調整をするのであります。
ソロモンは長い尾っぽを左に右に、鋭い爪を器用にも布には引っ掛けず、時折真ん丸の目玉をぱちくりさせて、一生懸命描きました。
ついに完成した絵を満足気に見渡すと、どこから取り出したのか小さな花でポンっと絵を叩きます。
すると絵は叩いた一瞬のうちに、一つのアイテムへと変わっていました。
『アラクネーと魅惑の世界』
無地だった布は小さなアラクネーと"黄金の紡ぎ輪"の人形となり、ソロモンが胸を張って隣で立ち上がります。
「どう? この店にある物は私たちでこうして作った物なんだけど……まだ全然足りないの」
胸元でぎゅっと自分の手を握ったアラクネーが真っ直ぐに見つめて、こうも言うのでありました。
「もっと作りたいの。もっと描きたいの。出来ればアナタの力を貸してくれない?」
◎テンプレート◎
●作品名
●作品URL
(※R15作品の場合は作者さまのマイページかシリーズ一覧のURLでお願いします)
●アイテム名
●アイテムの形
(※〇〇なものに似てるでも可)
●アイテムの見た目・細かな点について
●アイテムについての備考欄
(※効能、効果など)
●アイテム参考絵URL
(※作者さまがご自身で描かれたイラストがあり、参考にしても良いよ!という方はお願いします。わかりやすくラフを描いてみましたでもありがたいです)
◎注意事項◎
❶お絵描きの腕がまだまだ、まだなので、作者さまが思った通りに想像した通りには描けないこと100%だと思います。頑張りますが、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
❷描かせていただいたアイテム、買いていただいたテンプレートは拙作『アイテム屋 蜘蛛の脚』に載せ、私のツイッターにもアップしますので、その際、作者さまのお名前や作品名など載せることを御了承ください。
❸描かせていただいた作者さまは評価やブクマはしないでください。ツイッターのフォローなども気にしないでください。
もし、アイテムの出来が良かった場合はいいねで教えてくださると嬉しいです!
❹強制ではありませんが、今後のお互いの作品のために一度でいいので作者さまの活動報告にて、アラクネーのお店の紹介でも……(;´∀`) してもらえたらいいな〜なんて思ったりしております。
❺メリットがあるかは正直わかりません。
◎募集事項◎
雇われ店主アラクネーのオーナー"ひとつまみ"の活動報告のみのコメント欄のみで受け付けております。
連絡は、なろうのメッセージのみとなりますので、よろしくお願いします。
◆随時募集中◆
(※メッセージで連絡が取れない場合は描くのは保留か中止になります)
以上、アラクネーと秘密の友達トカゲのソロモンいかがでしたか?
『アラクネーと魅惑の世界』はこれにて完成であります。+αの「テンプレート作りは難しいの巻その④」については後書きにも載せておきますので、興味のある方は見てみてください。
ここまでお付き合いありがとうございました。
【アイテム屋 蜘蛛の脚について】
新しいことがやりたくて、「人様の作品に登場するアイテムを描かせてください」をやろうと準備中であります。看板が少々いかがわしい雰囲気を放っているかもしれないのですが……バナーを作るセンスがちょっと私には足りないんだなと気づけましたし、新しいことと言っても毎度のお絵描きさせてと変わらないのですが(;´∀`)
以前、アイテムを描かせてくださいをやり、自分の下手さにやる気をなくして辞めていました。
でも、やりたい気持ちを思い出して再挑戦であります!!
――がしかし、うまくいくかわからない…。至らぬことばかりでお客さん、作者さんを混乱させたり、まず来てくださるかもわからんのですが、面白そうだなーと思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひ活動報告までお越しください。
活動報告のコメ欄でのみ募集しております。たぶんこれを投稿したときにはまだ活動報告はアップしていないかもしれませんが、気が向いたときにでも覗いてくださると嬉しく思います。
以上です(_ _)





