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妖魔紀行  作者: 生田貴博
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4話

「あれ?私どうしたんですか?」


「ああ、俺もびっくりだ。まさか君が憑者つきものだったとはな。」


憑者とい言葉に首を傾げていると、赤ん坊の事を思い出す。


「あの子は!?」


「そこにいるぞ。」と指差した方を見ると自分の近くで寝ていた。


ふふっと笑い頭を撫でる。


「ええっとな?君とそのコインロッカーベイビーは俺と鎌鼬達みたいな関係になった。つまり相棒ってやつだ。」


「私この歳で子持ちですか?」


「いや?普段はこの子は見えないぞ?それに外に出さなきゃいい。」


「ここって一人でやってるんですか?」


「いや?俺以外にも後一人とサポートが一人だな。ああ!お前をここに紹介した照井いるだろ?あいつも憑者だぞ?」


「え!?そうなんですか。」


「ああ、確かあいつは‥なんだっけ?忘れた。」


「それとよ?お前の母さんの名前聞いていいか?」


「いいですけど、どうしてですか?」


「早見って名前聞いてな?一応だ、一応だ。」


「つかさです。」


そう言った瞬間、ソファーから飛び上がり後ずさる。


「つ、つかさだと‥嘘だろ‥?まさか姉貴の!?いやいや、そんな訳ねえ‥ハハッ!」


「そうか、つかさか。いい名だ。因みに旧姓は?」


「奥山です。」


そう答えた瞬間、桐山さんが分かりやすくorzっていう姿勢になった。


私‥初めて見た。


(終わった‥確実だ‥姉貴の娘さんだ。そりゃ姉貴の子だもの。憑者になるよ。やべえ、俺殺される‥)


「あ、あのー大丈夫ですか?」


「大丈夫だ。よし!早見!いや、遥!ここでバイトする気はないか?」


「え?私がですか?」


「あ、ああ。確かに君はコインロッカーベイビーという強い奴と同化した。だが制御の仕方が分からないと暴走するからな。それにバイトと言っても学校帰りに寄ってくれたら良い。どうだ?」


「はい、いいですよ。」


「そうか。良かった。これからはそうだな。翔太郎と呼んでくれ。俺が親しい奴にはそう呼ばせてる。」


「分かりました、翔太郎さん。」


「おう!」


「じゃあ私の事も遥でお願いします。」


「分かった。これからもよろしくな。遥。」と手を差し出した。


「はい!よろしくお願いします!」と手を握った。




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