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てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第3章 マルガス公国
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てんやわんやなお風呂回

貴族の皆さんがこちらを見ている今日この頃、目の前で茫然としている料理人さんを何とかしないとまるで私がいじめたみたいだ。


「あの…料理人さん?大丈夫ですか?私何か失礼な事をしてしまったでしょうか?田舎者なので物知らずの所があると思いますので宜しければ何が悪かったのか教えて頂きたいのですが。」


料理人さんの前まで行き話をする。私としては大した事を言ってなくとも他人にはひどい事を言ってしまうという事例などいくらでもある。ましてやここは異世界。何が駄目なのか見当もつかない。穏便に済めば良いのだが………


「い、いえ、違うのです!私は感動してしまったのですよ。お客様!作った料理をこれほどまでに説明していただけるなど

…通常は美味しかったとか、口に合わないと言った言葉ばかりなのです。あなたの様に、どの様に美味しくどの様な味わいがあるのか詳しく表現できる方など初めてなのですよ。

しかも料理の方法や改善案まで出してくれる…貴方は何処の国の料理人なのですか?是非私にもご教授を!」


どうやら別の意味でこの料理人さんを傷つけたようだ…すまんな。

しかし、この世界では食レポとか無いのかな?いろんな国に行く人が少ないから色んな料理を食べれないと言うこともあるのかも。


「申し訳ございません。私はただの流浪の民。色々な国を彷徨った時に食べたものが多いだけですよ。色々なものを頂けばそれに合わせて表現も多くなるのではないかと私は思いますよ?」


何かを知れば何かを得る。私はそう感じている。インターネットなどが普及された地球では当たり前の事だが識るという事は成長するという事だ。

まぁ知りたくない事を知ってしまいダメージを受ける事も多かったが…


「成る程!色々経験が役に立つという事ですか。我々料理人はその地域の美味しい物は確かによく知っていますが他国の物となると中々手を出しにくいですからな。勉強になります!」


何かえらく前向きな料理人だな。公爵家で働くぐらいの人はこのぐらいでないと仕事が出来ないのかも知れない。


「総料理長。その辺にしてはどうかな。この家に招いた客なので余り無理を言ってはいかん。確かに素晴らしい料理の品評だと私も思うがね。」


総料理長だったのかよ⁈確かにこっちが恥をかいちゃったよ⁈


総料理長に頭を下げ席に戻る。総料理長も我にかえったのかのか。こちらに謝ってくれるがどう見ても私の方が恥ずかしいのだが。…後シルティさん席を近づけて私に触らないで下さい。マナー違反です。


「それにしても、ベル殿は色々多彩だな。食事のマナーや礼節、料理に戦闘力もある。…これは良い縁を持ちましたな。ギルツ殿。」


ギルツに話を振っているが最初に私達を否定した事を撤回する気なのかな?まぁ、もう会う事も無いだろうし。ギルツも無難に話をしているようだ。

婚約者とか言う言葉が聞こえたけど関係ない。関係ないったら関係ない。


「貴方、もう夜も更けてしまったわ。このまま泊まってもらってはどうかしら?」


それはマズイ!精神的にマズイ!主に私の。


「私は父が待っていますので。それにクリステラ様が帰られてまだ初日ですから体調の事を考えますと今回は帰らせていただいます。」


さり気なく父親を出し、心配している事を強調!そしてクリステラの体調を公爵に再認識させる!これで完璧だな!


「戻られるならその服装では大変でしょう。お風呂があるので化粧や服を取り替えるのにお入りなさい。」


あれー?更にやばい事になってるぞ?シルティさん絶対勘付いてないか?これはピンチ‼︎







どうにかお供の人はクリステラのお付きの人にしてもらう事にしてお風呂に入る事になった。シルティさんが一緒に入りたがっていたが私とクリステラの猛反撃で止め、ギルツも泣きながら参加…ひどい状況だったな。

お付きの人はクリステラのメイドで私の服を選ぶのを手伝ってくれた人だ。要するに全てを知っているって事だね。可愛そうだけど人身御供になって貰おう。服を脱ぎ下着も取って着替え場を出る。

…そんなにマジマジとこちらを見ないでくださいメイドさん。私はそちらを見ないようにしているのに。髪を洗うため座るとメイドさんがゆっくりとお湯をかけてくれる。自分でしようと思ったのだか、メイドさんの矜持がそれを許さないらしい。髪にシャンプーのようなものを付けてゆっくりと洗ってくれる。


…胸が当たってます!もうちょっと離れて!


…何で余計に近寄ってくるんですか⁈


メイドの矜持というより野次馬感覚だったようだ。諦めて洗うのを任せる。洗い終わるとトリートメントかな?髪にオイルをつけて馴染ませる。メイドさんは喜びながらしてくれるが何が楽しのやら…それが終わると濯ぎに入る。綺麗に濯ぎ終わると水分を落とし髪をまとめタオルで巻く。そこそこ長いから面倒なんだよね。短く切ろうかな。


…って油断してたらメイドさんが手に泡を立てこちらに来てる!そう言えば昔は手で体を洗うのが普通だった!ってかメイドさんの目がヤバイ、あれは肉食系の目だ。完全にロックオンされている⁈


「お母様。お願いですからこれ以上はいけません!」


「大丈夫だって。女の子同士、お風呂に入って肌を見せ合うのも大事なのよ?女は見られて美しくなるのよ。」


何かおかしい声も聞こえてきたー⁈


ギルツ。君は何をやっているんだ?男色家になってしまうぞ⁈












お風呂回は会話多めの為話が進みにくくなっています。御了承下さい。

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