↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第2章 コルカ王国
42/107

てんやわんやな幽霊船2

今度このてんやわんで異世界転移と同じ世界観で作った作品「(有)者っていったい何なのさ?」という短編をあげたいと思います。こちらはプロットのみを考えた作品なので1本きりですがよろしくお願いします。

上位冒険者のリーダーとスケルトンの死闘が終わり、片付けの幽霊船の確認が必要となった。どうもこれほど強力なスケルトンなどは滅多にいないらしい。試しに滅びたスケルトンの欠片を鑑定して見ると(凶王の骨)と名前が出た。…怖すぎる。


「このまま捨てていってもいいんだか復活されると面倒だし、場合によっては国同士の問題になりかねない。一応確認だけでもしないといけないだろう。」


リデルが正論を言うが自分としてはこれ以上腐肉とダンスなどしたくはない。


「もし、リーダーが倒したレベルのアンデットが出たらどうするんです?リーダーも流石にすぐには動けませんし、対応出来る人がいませんよ?」


自分がそう言うとリデルも表情が強張る。自分をあてにされるのは勘弁してほしい。守る為の戦いなら手を貸すが、危険すぎる虎穴には近寄りたくない。


「私も同意だ。リーダーがいない状態での探索は危険すぎる。」


ギルツさんも自分に同意してくれる。流石熟練者。引き際を見切るのが早い。


「この後私達はマルガス公国に向かうわけでして、このような脅威を放置したとかの国に知られれば我が国との国交も危ぶまれるのですよ。」


いつの間にか来ていたカーターさんが政治的な問題として捜索を求めてくる。リデルめ、さてはこいつから要請を受けていたな?


「戦力が足りませんよ。今生きているのですら上位冒険者のおかげですから。」


マドックが牽制するように発言する。勇者として数々の戦いを知っている彼の言葉だ。自分も同意したい。


「ベル殿がいらっしゃるじゃありませんか。中位魔獣を1人で倒せる英雄がいれば問題ないのでは?」


こいつ……詳しい話を口外されてないことまでぶちまけやがった。さてどうしようか?


「カーター殿。王命をお忘れか?これ以上の王命無視とあらば我々もそれなりの処置を取らせてもらうが。」


リデルが普段は見せない表情でカーターに告げる。13隊のフィナとギルベルトがリデルの側に付く。


「ふむ。王命に逆らったつもりはないのですが。私は現状の打開の為の案としてかの英雄の力をお借りしたいと言っているだけなのですが。」


自分は国の為にそう言っているのだと言わんばかりにアピールしているが結局の所、自分の手柄を増やしたいだけだろう。現場の人間の言葉を聞かない時点でお察しだ。


「カーターさんよ。人の息子を勝手に英雄扱いして使わないでくれるかな?航海中の判断するのは船長の俺であってあんたじゃないはずなんだが?」


マドックが腕を組んでカーターに問い掛ける。いいぞ、父ちゃんもっと言ってやれ。カーターは苦虫を噛み潰したような顔をしてマドックに非礼を謝る。


「確かにそのとおりですな。失礼しました。ではこの事は公国にも報告させていただきますので覚えておいて頂きたい。」


そう言ってカーターが船室に戻ろうとした時、船員から悲鳴が聞こえる!


「船長!幽霊船から火が出始めました。凄い勢いで広まっています。このままじゃこちらにも燃え移っちまう。」


「すぐさま風魔法を使えるものを集めろ!繋留してる縄は切っても構わん。早くしろ!」


マドックはそう命令すると繋留している場所に向かっていった。自分も其方に向かう。何で平穏に終わらないかなぁ…と考えながら走っていると、どよめきと悲鳴が聞こえる。


「なんだこりゃ…」


マドックがそうぼやくのも無理はない。幽霊船から黒い縄状の物がこちらの船を包み込むように出ているからだ。周りの船員も唖然とした表情でそれを見ている。


「死ぬなら自分だけで死ね!人を巻き込むんじゃねぇ!」


怒りのあまり雄叫びを上げながら黒い縄に鉈で斬りかかる。鉄のような硬さがあり刃こぼれをするのを感じながら勢いのまま叩っ斬る!


「切れないわけじゃ無いがかなり硬い。斧か何か無いか?」


周りの船員に聞いてみるが言葉が出ないのか口が空いたままだ。マドックも1本切り落としたようだがまだまだ数があり過ぎる。


「親父!何か長くて切るものはないか?鉈じゃラチがあかない。」


マドックは腰の袋をゴソゴソした後、2mを超える大剣を取り出した。それをその場に落とす。


「昔、巨人族が使ってたものだ。重いから俺でも満足に振れやしない。これでもいいのか?」


マドックの問いに両手で持つことで答える。完全制御により限界まで体を使う。下段に構えた大剣を下からの袈裟斬りで振るい黒い縄を斬り裂きながら左肩まで運ぶ。大剣を肩に乗せまま跳躍し、1番密度の高い所に向かう。黒い縄がこちらに向かってくるがそれごと叩き斬る。大剣術剣技(一文字)

縦に切り裂いた縄を一文字から大剣術剣技(旋風独楽)に完全制御で繋ぎ、横回転でバラバラにする。流石に負荷をかけすぎたので一度甲板に落ちて戻る。


「無理をし過ぎだ。一旦引け!」


マドックとリデルが嵐の様に暴れまくり自分の周りの黒い縄を吹き飛ばし開けた空間が作られる。


「(氷龍牙)……これで終わりだ」


天空から冷気が降り注ぎその数秒後氷の龍が天から墜ちて来る。


龍が砕け散りダイヤモンドダストが舞い散った跡には何も残ってはいなかった。












ようやく幽霊船が終了しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。