表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第1章 異世界転生と神様
3/107

てんやわんやな説明回2

 自分の前で泣きじゃくる老人。

 …説明によれば神様だそうですが、その神様によるとこんな状況になった理由は…




 自分と会う1日前。


 神様ツアーなる異世界旅行にて地球に来たらしい。


 というのも、神様達の間では地球はかなり有名らしい。


 神様の手がほとんど掛からない稀有な成功例だと言うのだ。


 現状の地球には神様がほとんど居らずオートメーション化されているらしい。


 …神様の世界も世知がないな。


  そういった理由で地球に来たのだそうが、この神様そこで迷子になってしまったらしい。


 東京駅にてツアーと逸れてしまったのだ。

 でも自分が住んでいた所は四国…


 神様?方向音痴とかいうレベルではないですよ?


  一応一般知識はあるそうなのだか困った事に神様の力は地球では使えないらしい。

 地球に来る前に指定封印とやらを受けないと入れないそうのだ。

 結局の所地球に来た神様は人間と変わらないと言う事だ。


  なら迷子になったらどうするんですかと尋ねると、携帯と財布にGPSの様な仕掛けがされているらしい。


 …って神様その2つはどうしたの?!


「駅で混み合った中を歩いている内に両方共いつの間にか無くしてしもうたんじゃ…」


 人混みは苦手なんじゃとばつが悪そうに答えてくれる神様。


 自分もそうなので強くは言えないがどうやら擦られた模様。


 神様の持ち物を盗んだスリの人。

 死後はどうなるんだろう?ちょっと遠い目で現実逃避してしまった。


  それから四国に来ちゃった神様ですが、とりあえず暖かい所にという事であのショッピングモールに避難して来たらしい。


 閉店後はどうしたのかと尋ねると、人の居ない軒先で寒さを凌いだそうだ。


 …ちょっと聞いてて涙出そうになった。


 神様は地球では犯罪が出来ないらしい。

 指定封印恐ろしいな…


  で人混み苦手な神様はふらふら彷徨う内に駐車場にて空腹で倒れたらしい。




「あの時貰ったハンバーガーは今までで一番うまかったのぉ」


  思い出し泣きだす神様。


 ごめんなさい神様、あの時浮浪者かと思っていました。


  「良い。良い。御主があそこに居たからこそ儂は助かったのじゃからな」


  と、当然の様に此方の脳内思考に返事をしてくれる神様。


 お願いですからそれ以上読まないで下さい。


 ただでさえ顔に出やすいのに、心まで読まれているとなると辛いですから。


  「おぉ、すまなんだこれ以降は読まぬと約束しよう」


  因みに神様の言葉遣いが変わったのは、こちらが地らしい。


 地球だとすべて丁寧な言い回しに変換されるのだとか。


 周りとの軋轢防止かな?




「神様と会う以前の事は大体分かりましたが、その後どうなってこんな状態になってしまったのでしょうか?そこをお聞かせ願いたい」


  ちょっと語尾が震えてしまう。


 なぜから先程から自分の手を見ているのだが


 …向こう側が透けて見える。


 やっぱり死んじゃったのかな。


  少しの怒りと多目の戸惑いの中、神様にこんな言い方だと不敬だよなぁ…

 と、不器用な自分の性格に嫌気がさしてしまう。




「そうじゃな。まずは御主の状態から説明しよう」


 自分の姿が映る神様の真剣な瞳を見ながらその後の言葉を待つ。




「御主の肉体は消滅した」




 音が何もしない空間で自分の心が割れる音が聞こえる気がした。














 





すいません。説明回がまだ続きます。

…要領悪くて申し訳ない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 「 なら迷子になったらどうするんですかと尋ねると、携帯と財布にGPSの様な仕掛けがされているらしい。」 ならそれ追跡して拾うか犯人捕まえろやw 少なくとも、信号ロストした場所まではす…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ