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人間ランク

作者: 泉川豊

この世には二つの人種に存在する。

それは「できる人間」か「できない人間」かである。

そして、大抵できる人間はできない人間を下に見ているだろう。

人間界のランクは地位や学力で決まる訳で、ただ誰かが公式に決めている訳ではなく暗黙の了解のようになんとなく人々の頭の中にインプットされているのである。もし、その頭の中に思考をいたずらする悪魔のような物が存在していたら…

今日はそんなお話。

ある高校に通うAさんはバスケ部のB君の事が好きだ。しかし、B君はCさんと付き合っている。Aさんは常にCさんを恨み妬んでいた。

とある午後、CさんとAさんは廊下でぶつかってしまった。

「あっ。すいません。」

Aさんがそう言うとCさんは舌打ちして通り過ぎようとした。それにAさんがついに痺れを切らしたか…

Cさんに向かって一目散に走る…手にはカッターが…

Aさんまであと一歩…カッターを振りかざした瞬間‼︎

Aさんは自分の腹部を見ると…

「な…なんで。」

腹部にはカッターの刃がざっくりと入っていた。

意識が朦朧とするなか微かに

「ごめんね。これが現実なの。私の方が可憐でしょ?あなたにはBはもったいないわ。

これがランクの違いでしょ。そう悪魔が教えてくれたの。」

そしてAが死んだあとの二人はどうなったかわからない。しかし、人間界のランクで二人のランクが上昇した事は言うまでもないだろう。

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