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耳かきからなる考察

作者: ゼロ

ずいぶん久しぶりに母に耳かきをしてもらって考えたことです。

久しぶりに母に耳かきをしてもらった。


自分でするのとは違い、とても丁寧で優しかった。そういえば、小さい頃は耳かきをしてもらうのが大好きだったなぁと思い出す。母に甘えていた頃のイメージというと、ベージュに少しピンクとオレンジを足したような色合いだと俺は思う。

不思議なことに、母に甘えた出来事そのものを考えると時間がかかるのに甘えた時の自分の気持ちをイメージした色は?と言われると答えられる。


何故だか自分でもよくわからない。


別に血が繋がってないとか、仲が悪いとかそんなんじゃない。なんとなく甘えられなくなったのだ。ありがとうよりも、ごめんなさいが気持ちの上で先に出てしまう。ちょっと語弊があるか?ごめんなさいよりも申し訳ないという方が近い気がする。


まあ、そんな気持ちにはなるのに、親孝行はしていない。申し訳ないなどは思うけど、手伝いまでするのは面倒くさい。


我ながら矛盾している。


そのくせ、一丁前にプライドを持ち、

「仕方ないだろ、まだ子供なんだから」

こんなセリフは言いたくない。


大人にうるさく言われて煩わしく思うのは本当で時々反抗的になったりもするけど、きょうだい関係で怒られるのは割り切れる。まあ、そういうところは大人になってきていると感じたい。弟よりは家事ができるということも多少の支えになっているのかもしれない。



とかく思春期というのは面倒なものであると思う今日この頃である。



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