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最愛の人
「あお?」
「葵!?」
「?」
(なんて笑った顔が可愛い(のです)んだ)
2人が同じ事を思って居た事は葵は知らない
私はそろそろ帰ると言えば土方が送ると良い
宗次郎が手を振った
またねと私も手を振ったのが試衛館での最後になった
土方と私は歩きながら色々な話をした
その時間が楽しかった
ん?血の匂い?
「土方!」
土方を見上げると土方も血の匂いに気付いていた
「ああ」
土方は刀に手をかけた
私と土方は急いで血の匂いのする所に足を進めた
家に着くと・・・
「は、」
家に辿り着くと母上は血だらけになっていた
私は血だらけの母上を抱きしめた
息して
ない・・・・・・っ
「母上えええぇー!!!」
土方が二階を見上げた
「おい、あお!」
「、、、、、」
「上に誰かいる」
私はボロボロと涙を流し土方に言った
「っっ私と母上しかこの家に、、いないんだけど・・・・・っ」
土方は刀を抜いた
「上に、、、」
土方が言う前にある人物が土方の目の前に来た
「あんたが葵か」
知らない人が私を見て言ったのだ
「そ、で?」
母上を抱きしめた手を離して言った
「お前を連れて行く」
「ちょーっ」
「俺の名は鷹」