試衛館
私の母上が近くの試衛館に勝太と言う知り合いがいると聞いたから見て来てくれないかと私に頼んで来たのだ
勝太と言う人に会い
私は母上の事を話すと喜んでいた
母上と何があるのだ?
「きみは11歳かー宗次郎と同じだ」
「宗次郎?」
「道場で稽古中だ一緒に行こう」
勝太と言う人に言われて私は道場まで来たのだった
道場に辿り着くまでに声が聞こえた
「宗次郎の声だ」
はははっと大きな口で笑った勝太と言う人
とっても良い印象だった
道場に着くと小さい男の子が道場で汗かきながら小さいながら
木刀をふるっていた「ハーっ」「ヤーーーーーっ」と
はっきりと聞こえて来た凄い熱気だった。
「宗次郎!」
勝太と言う人はその男の子に呼び掛けた
「はーい」
宗次郎は汗を袖で拭って手を振っている
「宗次郎、俺の知り合いの娘さんだ」
「初めまして葵です」
私は宗次郎と言う人に挨拶をした
宗次郎は恥ずかしそうに
「ぼ、僕は宗次郎」
よろしくと言って私と宗次郎の
出会いとなった。
家に帰り母上に勇さんの話をすれば喜んでいた
試衛館の宗次郎の事も話すと
「そう言えば葵と同じ年だったわね。若先生元気かしら?あら?
もう一人の歳三さんは?話題に出てないわね、、、」
「もう一人!?」
母上が言ったもう一人とは?
「明日も行っても良い?」と聞く
「良いわよー」と母上から承諾を得た。