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詩: 才能があるかどうかなんて

作者: 水谷れい
掲載日:2026/05/11

子どものころから続いているのは

本を読むこと

音楽を聴くこと

そして 詩を書くこと


本を読むのも

音楽を聴くのも 受け取る側だけど

(本当は一緒に完成させているのだと思うけど)

詩を書くことは 差し出すこと


こんなに長く続けているのだから

好きなのに間違いはないのだけれど

わたしが差し出す意味があるのかしら

わたしに詩の才能があるのかしら


そんなわたしに起こった小さな奇跡

帰り道のカフェで

隣の席の女子高生が

わたしの投稿を読んでいたのです


「なんか…わかる、これ」

その一言が

胸の奥の固い結び目を

そっとほどいてくれました


才能があるかどうかなんて

誰が決めるのでしょう

少なくとも わたしではありません


カフェを出ると

わたしは空に手を伸ばし

大きく深呼吸しました






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