始まり
神社とはなんのためにあるか知っているだろうか。
それは人々を苦しみや憎しみから解放させるためだ。
中学3年生の僕は毎日同じように生活をする自分に飽き飽きしていた。
北風の強いある日のことだった。
さとる「なんか面白いことねーかなー」
僕「わ!」
さとる「びっくりしたー」
僕「面白かったでしょ?」
さとる「まあな笑」
いつもこんなふうに他愛のない会話をしている。
話す話題がないのかもしれない。
さとるは勉強はできないがスポーツは万能でみんなに尊敬されていた
僕もさとるを尊敬していた。
さとる「何これ」
僕「え?なに、」
さとるから初めて聞く声にびっくりしてしまった。
さとる「この神社すごく不気味じゃない?」
僕「本当だ」
さとる「行ってみない?!」
僕「えー!怖いよー」
さとる「大丈夫だよー」
僕は怖くて腰を抜かしそうになっていた。
その神社入り口が南京錠で塞がれていて
中には赤い檻のようなものも見えた。
さとる「めっちゃおもろそうだから入ってみるわ」
僕はやめなよと言ったが聞く耳を持たなかった。
さとるは入り口の南京錠を壊した。
その瞬間周りの木々が一斉に音を立て出した
僕たちがどうなるかを知っているかのように
つづく




