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08.来訪者の再来(7)

「まずは、乗客名簿を渡してもらう。

 そして、簡単なテストを実施する、こちらの条件に合うかの問だ、

 こちらの条件に合うものと全員と面談を行う。

 我々の星に来るものは一緒に帰還する。

 新天地に向かうものは此処で送り届ける

 どちらも望まないものは即刻離脱しろ」


百万人居るから結構大変だ。いや、めちゃくちゃ大変だ。

約2000隻の移民船、一隻約500人

移動も大変だな。

ちょっと準備をしている間に、説明に帰ってもらう事にした。


アイスは、離脱船の狙撃担当。

俺はテスト用紙の作成。実は呪効果が付与されている。『正直に書いちゃう呪』だ。簡単なものなので、スタンプ方式でぽんぽん押していくだけで効果が出る様になっている。

質問内容は、自然と精霊を守れる者という視点で書かれている。

例えば、『ここに新たな技術がある。画期的なエネルギー源だ、ただし公害が予想される、あなたはどうする。①公害はいけないので別の技術でアプローチする②公害が出ない技術を加えて影響が出ないようにしてから使用する③とにかく技術を使って資金を得て、その資金で公害の対策をしながら運用する』

③以外は合格。

という感じの質問を数個準備して、印刷した。ひたすら。

途中で自動機を開発した。やっていられない。百万枚だからね。


面接は、合格者のみ実施。従魔と従者全員で分担した。一人で出来る訳が無い。

でも彼らにとっては人生の岐路だ。頑張って対応しよう。

本当はしなくてもいい苦労なんだけどね。


まあ頑張っている理由は別にある。そう、有能で、しかも我々の理念に合う者を確保する目的がある。

残念ながら、我々の星で科学技術者と呼べそうな者は、帰化組の3名だけである。


筆記テストで、約10万人に絞られた。

1割程度しか残らないのは問題だ、意識の低い者が多いからこんな結果になったに違いない。

しかし、我々は助かる。あまり多いと面接が大変だからだ。


面接をしながら、船の乗り換えをしてもらう事にした。これが結構難しい。

アイテムボックスにある宇宙艦隊の輸送船を何台かをバッファとして使い振り分けを行った。

こんなことなら、宇宙コロニーとか難民船を作っておけば良かった。想定外の事は起きるものだな。

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