34.ベータ5経過観察(5) 孤児たち
孤児たちに将来について聞いてみた。
話を聞いてみると、森の外には出たくないらしい。出来ればここで建国したいらしい。
そして建国する力を得るために眷属化して欲しいそうだ、
この星を彼らに託してみるか..
眷属化は3人に限定した。主に俺の名付けの能力の都合である。ごめん
水魔法、土魔法、錬金魔法
彼らが欲した能力だ、
リーダー各の女子には
ティム、名前『ファースト・ベータ』結界魔法と錬金魔法を与える
サブリーダーの男子には
ティム、名前『セカンド・ベータ』水魔法と火魔法を与える
実行力の有りそうな男子には
ティム、名前『サード・ベータ』土魔法と植物魔法を与える
それぞれ協力して国造り出来る事を考えて他の能力も付け加えた。
眷属化がティムというのは少し違和感があるが間違いじゃないよね。
結界魔法は彼らが成人後に精霊の森への出入り制限をコントロールする能力を与えることとした。
国造りには人手がいるからね。
そして彼らにはこの星の真実を語った。
ーーーーー
「ロイ様の前ではかならず、ロイ院長先生と呼ぶんだぞ、機嫌を損ねるなよ。
私達はここで建国する。もう街には戻らない
ここにいる50人全員
これで問題ないな」
「「「異議なし!!」」」
「わかった、みんなでロイ様の眷属にしてもらおう。今の私達の能力じゃいくら頑張っても無理だ」
「そうだな、街を作ったり家を作ったり、畑を増やしたり、人を増やしたり大変だな」
「変な人を増やしたくないな、ロイ様が街でやっているレストランの金の妖精ランクには精霊の森の市民権を要求する権利を与えよう。認めるかどうかは面接で決めれば良い」
「国の名前はどうする?」
「『ロイ精霊国』ってのはどうだ?」
「いいなあ、でもロイ様には言うなよ」
「そうだな、絶対に嫌がるからな」
「国王はどうする」
「そりゃリーダーだろ」
「「「異議なし!!」」」
・・・・
「眷属化は3人だけって言ってたな、全員は駄目だって」
「どんな能力望もう」
「水は大切だな、家を作ったり、畑を作ったり、金属加工も出来ないと」
「よし、水と土と金属ね」
・・・・
「眷属化されて、色々と事情を聞かされてちょっとあせったね」
「そうだな、この国はこんな事になっていたのか。主には感謝だな」
「主の意思に沿うように頑張らないとね」
「主が次に来るまでに建国の準備を進めておこう」
「そうね、やることは沢山あるわ
魔法に関しては、ロイ様は使えないらしいので、入門書を貰ったわ
ロイ様の配下で使える人が居るのでここにいる間に教えてもらおう
それ以降は独学になるけど頑張りましょう」
「我々のように特に強い力を与えられなくても魔法適正者はある程度居るらしいし調べてもらおう」
「面倒を見てくれている精霊や妖精に頼んでみるといいらしい」




