28.アルファ・フォー(2) 宇宙・航空機産業
アキラと航空機産業への取り組みに関して相談した。
今課題になっている事柄は
・地下世界と地上世界の行き来をしている、黒龍便の大容量化
黒龍便では少量の運搬しか出来ないので、これは観光用として残す。
物資の輸送などは別の方法を取りたい。
・帝国の衛星都市間の輸送の高速大容量化
現在は少人数の移動は実現しているが、これも物資の輸送には適していない。電車でも可能であるが、空路も開発したい。
・宇宙産業
宇宙船を作れる技術があるのだ、技術を失うのはもったいない。当面は宇宙ステーションの建設とシャトル便の開設、更には月便も。
それに宇宙人や宇宙怪獣が侵略してくるかもしれない。スペースオクトパスは星を食べるので危険だ。
以前ベータ5を食べようとしていたのは記憶に新しい。撃退は出来るかもしれないが早期発見は必須となる。
飛行機の機体はシャトル機をベースに開発した。エンジンは疑似精霊石を使った浮遊魔法で浮き、推進をジェットエンジンで行う、この場合揚力は必要ないので翼は飛行安定性を保つ程度の大きさで、風圧がかからないように、同じく疑似精霊石を利用した風魔法によって空気の流れを制御するため、流線型ではなく少しずんぐりむっくりした形だ。いわば『空飛ぶバス』『空飛ぶコンテナ』みたいな乗り物だ。
貨物用には適しているのでこれを地下世界と地上世界を行き来する黒龍便に採用する事にした。
ク◯ネコヤマトの様な黒龍が子供を咥えたマークにしたら怒られた、子供は首根っこではなく尻尾の付け根で咥えるらしい。しるか。
試作で猫型にしてみたら、可愛いけどふざけるなと言われた。悔しかったのでドラコン型の飛行機にしてドラゴンランドで空を飛び回るアトラクションを行ったら大好評だった。入場者数が1.5倍程になった。
デフォルメしてぽっちゃりドラゴンにしたらドラファとバジルに『失礼な!』とめちゃくちゃ怒られた。
仕方ないので、大人用のかっこいいドラゴンにして少人数用機体を作った。かっこよくすると搭乗出来る人数が減って、4人程度しか乗れないのだ。
これは、搭乗料金は高くしても、大人数用のぽっちゃりタイプが20人乗りなので元を取ることは出来ないが人気は高かった。これは飛行距離と時間を3タイプ準備した、一番安いのはぽっちゃりタイプと同じドラゴンランドの上空のみ、次はセントラルチャイまでの往復、一番高いのはアルファ・フォーからセントラルチャイまで回遊するルートだ。アルファ・フォーは点中心で同心円状に広がっており、計画的に建設された美しい街並みが見どころだ。
宇宙ステーションは、低軌道高度200km、ドラゴンサットは高度36000kmなのでかなり低い。地上とシャトルを運行させる。もちろん非常時用にマイワールドのゲートが設定されているので、宇宙ステーション相対位置での移動は可能だ。
宇宙戦艦は宇宙ステーション併設の宇宙ドックに格納予定だ。宇宙ステーション内は宇宙戦艦と同様に擬似精霊石を用いた重力魔法によって人工重力が機能していて地上と同じ生活が出来る。大きさ直径約300mのドーム形状で天井がアルファ3ビューとなっている。そしてドームの裏側が宇宙ドック&シャトルポートになっている。やろうと思えばそのまま外宇宙に旅立てる仕様になっている。収容人数は2000名だが、クルーと研究員で1200〜1500名なので観光客はとしては最大500名程度としている。
宇宙ステーションの次は本格的な月面基地を考えている、宇宙ステーションのドーム側と同じ仕様で月の表側の真ん中に設置する。
ここではムーンストーンの採掘予定であるが、月の1%までしか月の女神様に許されていないので採掘権は独占予定だ。ここではムーンストーンの加工まで行おうと思っている
そして月の裏には当然秘密基地を造る。宇宙怪獣が来た時の前哨基地だ。月側から襲ってくるかはわからないけど。よく宇宙人来襲で月の裏からゆっくり近づくって無理だよね、月動いてるし。
まだ構想段階だけど。妄想仲間が増えて嬉しい。




