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呪い屋本舗4 (もはや題名は無意味だ)  作者: ぽしょなれ


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23/52

22.追跡

というわけで、逃亡したと予測される『星の破壊者(仮)』を探すことにした。

こんな大惨事の責任なんか取らせられるはず無いので、星の崩壊の原因調査のためである。

レッカに脱走ルートを計算してもらった結果まだアルファ5には着いていないみたいだ。先回りしよう。

アルファ5にはドラゴンサットがあるので、そこの近くにマイワールドのゲートを開く。

あっという間の移動だ。

レッカさんは呆然としている。

「あのー、ここは?」

「気にするな、アルファ5だ、以前観光に来たんだ、綺麗だろ?」

「はい、とても美しいです、望遠鏡で見たときは小さくてよく分からなかったのですが細かい縞模様があるのですね。それよりどうやって移動したんですか?」

「だから気にするな、一言で言えば亜空間をすり抜けてきたって事だ。こまかな説明は知らないから出来ない。わからないときはまず現実だけを受け入れろ」

「は、はいわかりました」


「とりあえず、奴らが来るまで観測するといい、スペースシャークとか居るぞ」

「なんですか?そのスペースシャークって?」

「ドラゴンビジョンで表面を見てみろ」

ドラゴンビジョンの使い方を説明して、スペースシャークを視界に入れてあげる。

「なにか動いていますね、えっ!この見え方からすると、とんでもないサイズですね。

 体長数百kmはありますね。捕獲して食料...には出来ませんね」

2〜3日はアルファ5の観測を堪能した。

さて、予想ではあと1日か2日で観測可能域に入るはずだ、軌道計算結果から向かってくるだろう方角の観測を開始した。

逃亡船には熱反応がある事から、観測には赤外線探知フィルターを介してコンピュータによる自動探査を行っている。一定時間間隔で画像を比較して周りの星々に対しての差分を取り移動物体を発見する方法だ。

これを4日続けてなにも見つからなければ、賭けは俺の負け、レッカさんをアルファ3に招待してあげなければならない。


そして2日経った、俺の予想は外れたか、人間不信に陥ってたんだと思っていたが、3日目の終わりごろに反応があった。

「拡大表示! メインスクリーンへ」

アイスぅ、俺が言いたかったのにぃっ

「巡洋艦とみられます。以前拿捕したものと同型です

 全チャンネルオープン、呼びかけます」

それも言いたかったのにぃっ

俺の夢を全て奪われた気分だ。まあアイスも楽しそうだから良いか

「高エネルギー反応あり、シールドアップ」

シールドは常に張っているだろぉがぁ

「敵フェ..、じゃなかった敵ミサイル発射確認、直撃まで一分?

 のろい、

 回避行動パターンデルタ9 します?」

「撃ち落とせ、どうせ当っても影響ないだろ」

 ぱぁひゅん

 (宇宙空間なのでどーんという音は聞こえない)

 ぽっと光って消えた

「敵ミサイル破壊を確認

 通信が入りました」

『追手か、捕まらんぞ』

「追手だし、捕まえるし」

『こちらは最新鋭艦だ』

「普通の巡洋艦みたいだけど」

『装備が違う見てろ、全弾装填打てー』

先程のミサイルが6六本向かって来た

「全部撃ち落とせ」

「ラジャー」

ぱひゅん

(ぽっ、ぽっ、ぽっと閃光が走る、誘爆したんだ)

同時に撃ったら誘爆すだろ、バカだな

まあお遊びはもういいだろう

「動力破壊」

ぱひゅん

爆破はしない動力源を壊しただけだ、爆発させずに壊すのは難しいだろうに、優秀だな

「敵艦沈黙」

「敵艦航行及び通信不能の様です」

そうか、動力源落としたからね。通信機能だけ予備電源無いのかな?

『ザザザー こ う ふ く す る ザザー た す け て ザザザー ぷつっ ーーー』

なんとか最後の通信できたみたい。

生命維持装置も機能していないだろうから急がないとな

「拿捕! 搭乗者のみ連行」


船はマイワールド『拿捕船ドック』へ


こうして難なく捕らえる事が出来ました。賭けは俺の勝ちだ。


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