服1/2
登場人物 俺・恂・芽衣
服1
「お前ってさぁ、いつもいつも私服モノクロ調だよな。なんで??」
「へ?そうですね。自分が好きな色だということもありますけど、色を考えなくて済むでしょ?」
いや、まぁ確かにそうだけどさぁ…………
「………じゃあなんでここに来るときだけはウエイターみたいな服なわけ?」
「別に、ここに来るから、というわけではありませんよ?大抵ウエイターに行くからです。」
ちなみに現在時刻は午後十一時過ぎ
「つかれねぇの?」
「店先で寝ていますから、あと移動時間中と」
「それでもなぁ〜。」
結構心配だったりする俺。
「心配しないでください、正直毛が逆立ってしまいそうです。」
……心配しているのにその言い草か?
しかも『毛』ってなんだよ、『毛』ってせめて『髪』といってくれ『髪』と
服2
「お兄ちゃん〜〜何かおもしろい漫画持ってない??」
なにやら機嫌のよさそうな芽衣が部屋に入ってきた。
「んぁ〜?お前がまだ読んでない奴やったらハンマーセ○ションなんてどうや?恂も面白いって言ってたし」
「ん〜〜?少し読んでみてから面白かったら借りるね?」
しばらく俺のベッドで試読中
「なぁ?」
「ん〜??」
「俺、今お前が着てるその服になんか見覚えあるンやけど気のせいか?」
白いワンピースを見てなんかデ・ジャブな俺
「えへへ〜〜わかった?これね、元々は恂にぃのワイシャツをアレンジしたの。」
道理でなんか見たことある気がする訳だ
「それにしてもお前ら身長差そんなにあったんだな〜〜」
恂は170センチ後半で肩幅が広いので余計大きく見えるし、芽衣は芽衣で150センチ前半しかなく華奢なので……
「いいもん♪恂にぃは小さいほうが嗜虐心くすぐるって言ってたもん。でも嗜虐心ってなに?」
「知るか!!辞書で調べとけ!絶対に友達とかからに聞くなよ!!!!」
アイツは芽衣をどうしたいっちゅうねんな、ほんまに…