ネコ1/2
登場人物 俺・恂・芽衣・ネコ
デートから帰ってきて自分の部屋に入った
恂「あぁ、生きて帰ってきてしまったんですね。とても残念です。」
俺「本当に残念そうな顔せんといてくれるかい?まぁそれはええわ。」
首をかしげて読書に耽りなおす
俺「この、ネコどもはどっから湧いてきたんだ!」
部屋を見渡すとネコネコネコネコネコネコネコネコネコネコネコ!!!
恂「君も確かネコがお好きだったはずですが?」
俺「あぁ好きさ。でも、それでもいくらなんでもこの数は異常すぎるだろうが!!」
恂「うるさいですねぇ。たかが猫の十や二十部屋に居たからって大したことないでしょ?」
いやいやいやいや!一部屋に十二匹はいくらなんでも多すぎるだろ!!
なぜか見たこともないようなネコまでノンビリとしていた。
俺「普通こういうときはちゃんと部屋の持ち主に確認取ってからするだろうが!」
恂「失礼な人ですね。きちんとお母様から許可をいただいてからしていますから。」
俺「母さんからよりも俺から許可を取れよ、俺から!!」
恂「うるさいですね。次に話しかけてきたのなら卸しますよ?」
それからは黙っていましたよ、えぇ。
だって身体が三つに分かれるなんていやですもん。
ネコ2
前回から約三時間後
芽衣「恂にぃ、ちょっと聴きたいことがあるんだけどいい?…あぁお兄ちゃん帰ってきてたんだ。」
おぃ、妹よ?それはいくらなんでも酷過ぎませんか?
恂「えぇかまいませんよ。そんなところに立っていないでこちらに来てはいかがですか?」
芽衣「分かった。お兄ちゃん邪魔だからどこかに行っておいて。」
酷いと思いつつも言われた通りに出て行った。
しばらくの間不貞腐れていると入場許可が出たので入った。
「いくらネコナベがあるからってこの状況はおかしすぎないかえ?」
なんか一つのなべに付き三、四匹ほど詰め込まれていた。
「可愛らしいからいいじゃありませんか。……グダグダほざいていると和歌浦に沈めますよ?」
「さぁーせんでしたぁ!!」
↑とりあえず土下座。
だってまだ死にたくありませんから。